新年あけましておめでとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
新型コロナウィルスが猛威をふるった2020年1月に立ち上げた「京都はんなりずむ」、あっという間に1年が経ちました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて今日は元旦の京都初詣が激変している?その様子についてシェアしたいと思います。
コロナ禍で迎えた新年、京都初詣の人出はどうなった?
2020年はどんな年でしたか?と聞かれると誰もが「コロナに始まり、コロナに終わった一年でした」と答えるのではないか?というくらいコロナが猛威を振るった一年。
思えば、この2020年は誰もが厳しく辛い一年だったと振り返る災難の一年。
京都の観光地も春先から観光客の姿は見られなくなり、信じがたい光景が夏くらいまで続きました。
当ブログでも紹介させて頂いた「GoToトラベルキャンペーン」も8月から11月まで旅行需要回復に大きく貢献するかの動向を示しましたが、年末には再び感染拡大の第三波襲来。
12月28日から1月11日まで全国一律で「GoToトラベルキャンペーン」の一時停止措置が取られましたね。
観光業でいえば行楽の秋に次いで年間で最も旅行単価が高い時期でもあり、全国の宿泊施設や観光地は大きな打撃を受けています。
もちろん京都もその例外ではありません。
激変した京都の初詣
2021年元旦、京都市内の社寺には例年通り初詣客が訪れていました。
しかしながら今年は新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、年末年始の移動自粛や初詣の分散型参拝が全国的に呼びかけられました。
全国的な自粛モード、「GoToトラベルキャンペーン」の一時停止の影響からか今までと異なる光景が見られたのが京都の初詣です。
例年、参拝客で京都の社寺は人混みでごった返すことが多く、まさに“3密状態”での参拝となるのですが、2021年は様子が異なるようです。
毎年三が日は人で埋め尽くされる伏見稲荷や平安神宮のような有名な社寺ですら、明らかに境内をスムーズに移動できる状況になっていたのです。
伏見稲荷への人出は前年比で何%?
京都でも屈指の人気を誇る初詣スポットといえば「伏見稲荷」です。
1300年にわたって、人々の信仰を集め続ける全国の「お稲荷さん」総本宮として正月三が日は例年約250万人が訪れるといいます。
そんな「伏見稲荷」への2021年元旦の人出は例年の2割程度?との声も聞かれたくらい人出が少なかったようです。
伏見稲荷といえば京阪、もしくはJRの駅から参道沿いに参拝客で大渋滞、境内も身動きがとれないくらい大混雑(これ大袈裟ではありません)する稲荷社です。
特に世の中の不景気が続くと参拝者が増える“商売繁盛”のご利益があるだけにとにかく人が半端ないスポットです。
参拝者数で言えば人口の多い東京の明治神宮や成田山新勝寺などとならびベスト5にランクインするほどです。
京都のコロナ感染者数は増加傾向?
全国的にコロナ感染者が増え続け、緊急事態宣言解除後、夏場の第二波に続く第三波が襲来したのが11月下旬。
札幌や大阪でも感染者が拡大し、札幌や大阪を目的とした「GoToトラベル」の一時停止や大阪市民を対象とした独自の移動自粛要請が発出されるなど対策がとられ始めました。
結果的に大都市圏での感染拡大は止まらず、大阪府に隣接する京都府でも12月に入り、一日当たりの感染者数が連日のように過去最多を更新するニュースが伝えられました。
いろんな憶測が飛び交い、結局はトラベルやイートなど「GoToキャンペーン」が感染拡大の主要因とされ、ついに全国的な「GoToトラベルキャンペーン」の一時停止に繋がったのはまだ記憶に新しいところ。
でも京都の観光地を訪れればわかりますが、全国から訪問されるお客様のために基本的な感染予防ガイドラインは当たり前、各観光地では独自の感染予防対策が講じられています。
例えば「伏見稲荷」では参拝者が自宅で境内の混雑具合を確認できる「ユーチューブ」でのライブ配信を行っています。
また「伏見稲荷」といえば露店が連なる事でも知られますが、12月31日~1月5日までは露店を中止、さらにおみくじには抗ウィルスコーティングを施すなど独自の措置が取られています。
異例の元旦?全国各地で初詣客が半減?
新型コロナウィルスの感染拡大が日本政府言うところの“勝負の3週間”後も続く東京都では、明治神宮で異例の元旦となったそうです。
明治神宮の初詣客が半減
明治神宮といえば三が日で例年約300万人もの初詣客が訪れる、と言われる日本でも有数の神社です。
例年は年越しの参拝が行われる明治神宮ですが、こちらも独自の感染拡大防止対策で元旦は6時から開門に変更をしました。
その結果なのでしょうか?例年元旦の混雑がピークに達する午前10時前後になっても2021年は本殿に向かう参拝客の姿は少なく、異例の元旦となっていたそうです。
明治神宮の広報からの発表では「参拝客は例年の半分以下でここまで人が少ないのは初めて」との事でした。
明治神宮ではソーシャルディスタンスを参拝客が保てるよう、1メートル間隔で境内の地面に目印を付けたり、お守りやおみくじを購入する場所を本殿から離れた場所に今年は設けるなどの対策が講じられていました。
分散型の初詣の先に見える京都の桜
先述の明治神宮と同様にソーシャルディスタンスを取るための独自の感染拡大防止の措置を取っていたのが京都の「平安神宮」です。
「平安神宮」でも境内で参拝者が密にならないよう、対策がとられており、例年より参拝客が少ないし、おみくじやお守りを購入した後、足早に境内から出て行く参拝者も多かったです。
このように今回紹介した神社では感染予防対策が講じられ、かつ参拝者も半減していたため“3密状態”が回避されていたようです。
引き続き、2021年は分散型の初詣を心がけて感染拡大を抑え込み、春には皆が旅行に出かけられ、京都の桜を見に来て頂けるようになることを願うばかりです。
伏見稲荷大社と平安神宮へのアクセスと駐車場について
■伏見稲荷大社
TEL:075-641-7331
〒612-0882 京都市伏見区深草藪之内町68
拝観時間 終日自由参拝
拝観料金 境内自由
アクセス
・JR奈良線/「稲荷駅」から徒歩3分
・京阪電鉄/「伏見稲荷駅」から徒歩5分
・市バス/伏見稲荷大社前バス停から徒歩7分
■平安神宮
TEL075-761-0221
〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町
拝観時間 8:30~18:00※季節により異なる
拝観料金 神苑大人600円 小人300円
アクセス 市バス/JR「京都駅」又は阪急「京都河原町駅」より5系統「岡崎公園美術館・平安神宮前」下車、徒歩すぐ。
地下鉄東西線/「東山駅」下車徒歩10分
駐車場 市営岡崎駐車場500台/1時間500円
まとめ
コロナ禍によって激変した2021年元旦、京都初詣の人出についてシェアさせて頂きました。
今年の初詣はKyotaroは分散型の初詣にしようと思っています。
昨年後半はネットニュースなどへの書き込みで「GoToトラベルキャンペーン」へのバッシング、そして「観光業ばかりが優遇されている」というものがたくさん見られました。
旅行業者の先には運輸機関、宿泊業者、観光施設、食事施設があります。
そして運輸機関、特に空港や駅の売店、そして宿泊業者や観光施設、食実施設は各施設へ納入している様々な業種、いわゆる二次産業、三次産業の業者があって成り立っています。
観光業だけが優遇されているのではなく、観光業が復活することで農家や漁業組合、食品加工メーカーなど多くの産業に関わる業者が救われるのです。
本当に表面的なことしか捉えないで心無い発信ができる世の中になりましたが、世の中がストレスの塊のようになっている2020年が本当に辛かったとKyotaroは感じていました。
一日も早い新型コロナの終息、一日も早いワクチンの普及を願っています。
そして春には皆が笑顔で満開の桜を観賞できることを信じ、あなたのため、そして一人でも多くの人に京都の魅力に触れて貰えるよう今年も京都の情報を発信していきます。
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