證安院は御朱印が可愛いと評判、朱印の時間、行き方と駐車場について

京のご朱印巡り
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は御朱印がとっても可愛いらしいとSNSで拡散中、京都嵯峨野にある「證安院(しょうあんいん)」の紹介です。

京都嵐山より竹林の小径を抜けた先に広がる奥嵯峨に位置する、とっても小さな寺院でたいていの人は気づかずに通り過ぎるほどのお寺。

目立たない外観から想像できない御朱印の数々に圧倒される事、間違いない寺院「證安院」の紹介です。

気になる情報を詳しく見ていきましょう。


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證安院で実際に御朱印と御朱印帖を授かってきました

近年、SNSで御朱印が話題の寺院「證安院(しょうあんいん)」へ行ってきました。

目的は勿論、御朱印を授かるためですが、「證安院」の御朱印はとても“可愛いらしい”と評判で御朱印だけでなく御朱印帖も可愛いお地蔵さんが描かれたデザインが魅力的。

そんな御朱印と御朱印帖を求めて阪急電鉄「嵐山駅」より残暑厳しい中、Kyotaroは健康のため歩いて行ってきました。

詳しく見ていきましょう。

證安院で御朱印帖を授かる、気になる値段は?

「證安院」の御朱印帖の種類、お値段についてここでは紹介しましょう。

結構、悩んでしまうほどの種類があります。

御朱印帖の種類

御朱印帳には通常サイズのものと、大きな見開きサイズの御朱印帖があります。

通常サイズの御朱印は4色あり、薄いピンク、緑、黄色の御朱印には桜の刺繍が施されており、ゴールド(黄土色)の御朱印帖のみ桜の刺繍ではなく、霞の刺繍となっています。

見開きサイズの御朱印も見たところ4種類ある感じでしたね。

注目ポイントは表紙の“御朱印帖”の下に描かれた絵には“お地蔵さん”と“ふくろう”のバージョンがあります。

遊び心満載なのであなたも注目してみましょう。

なぜ見開きサイズの御朱印帳がある?

なぜ、大きな見開きサイズの御朱印帳があるのか?というとそれは「證安院」の御朱印に通常サイズを見開きで描く御朱印が多いからとのことです。

参拝、御朱印に来られる方々からのご要望にお応えして作られたそうですが、手作りのため数にまだ限りがあるとの事です。

後ほど紹介しますが、證安院の御朱印が人気なのは文字だけでなく、様々な四季折々の季節感満載の御朱印が多く、お地蔵さまや舞妓さんの絵が描かれているからなんですね。

「證安院」は御朱印の種類が多いので御朱印帳も證安院専用にしようと思い、授かりました。

御朱印帳のお値段は?

「證安院」通常サイズの御朱印帳の値段を紹介しておきます。

現在、證安院ではコロナ対策のため、基本的に書置き御朱印のみとなっており、御朱印帳にも予め御朱印が書き込まれたものも授かることができます。

御朱印についても三頁付き、五頁付き、七頁付きがそれぞれあり、お値段も異なります。

以下にまとめましたので参考にして下さい。

●御朱印帳のお値段
・無地   2,200円
・一頁付き 2,500円(縁)
・三頁付き 3,300円(縁+地蔵)
・五頁付き 4,000円(縁+地蔵+舞妓)
・七頁付き 4,800円(縁+地蔵+御詠歌+舞妓)

證安院の御朱印は個性豊か

続いて「證安院」の御朱印について見ていきましょう。

通年の御朱印や季節限定御朱印もあり、その種類、数は100を超えるとも言われています。

ここでは代表的なものを紹介させて頂きます。

縁~よきごえんを

“縁~よきごえんを”は1頁サイズの御朱印で頁付き御朱印帖のはじめの頁に書かれている御朱印です。

文字のほかに三重塔、證安院のスタンプ、そして書置きだったので全体に桜があしらわれています。

無上尊

“無上尊”とは「證安院」の御本尊である阿弥陀様のことを指します。

“この上なく尊い”という意味が込められています。

可愛らしいお地蔵さまの絵が微笑ましいのが特徴で、春夏秋冬、季節ごとに御朱印が変わります。※写真は春バージョン

御詠歌

お寺には仏教の教えを和歌にして一般の人々に伝えるために歌った“御詠歌”があります。

證安院にも御詠歌が存在し、山号「紫雲山」の由来と仏様の教えを歌った御詠歌が書かれた御朱印がありますので授かって来ました。

のおりいる里に 心の月や へだてなるらん”

この奥嵯峨の山里に月は平等に照らしているけど、それを見ようとする心が無ければ仏縁は結ばれませんよ という意味が歌われています。

確かにお経は漢文続きで普通の人には分かり辛いので、それを敢えて和歌にして伝えようとする日本人ならではのおもてなしの心ですね。

證安院の御朱印のなかでは無上尊と同じく必ず授かりたい御朱印のひとつです。

舞妓さん(春・秋)

“舞妓さん”は季節感満載の御朱印で春バージョンと秋バージョンがあり、いかにも京都らしさを感じさせる御朱印のひとつです。

手書きのため“舞妓さん”の書置き御朱印はすべて表情が微妙に違うそうで、選んでると「適当に選ぶのではなく、あなたが美人と思う好みのもの娘を選んでね」と言われ写真のものを選びました。

“舞妓さん”御朱印は女性にも人気がある御朱印のひとつとなっています。

五山のなつ(五山送り火)

“五山のなつ”は八月限定の御朱印で毎年、京都の“五山送り火”に合わせて授かることができる限定御朱印です。

暗闇に浮かび上がる送り火をイメージした紺地に白文字で書かれた個性的な御朱印もあります。

お地蔵さま(春いっぱい・ホタル)

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「證安院」の御朱印や御朱印帖でよく描かれてるのが“お地蔵さま”の絵です。

四季折々の表情豊かなお地蔵さまが描かれており、“舞妓さん”とともに人気の御朱印となっています。

 

他にもお寺の玄関には、前向きになれる一言や感謝の気持ちをお地蔵さまと綴った可愛らしい“しおり”がセルフで販売されています。

ご自宅の玄関前、トイレなどに飾るといいですね。

金額は300円から800円まで様々な種類がありますのでここでも立ち止まって見入ってしまいます。

證安院の由来

「證安院(しょうあんいん)」は1614年(慶長19)頃に創設された浄土宗の寺院です。

御本尊は「阿弥陀仏」で観音・勢至の二菩薩を脇侍とし、釈迦牟尼仏、高祖善導大師、宗祖圓光大師像とともに安置されています。

観音さまは洛西三十三ケ所の第十六番札所にもなっています。

山門を入った正面に建つ「南無阿弥陀佛」と彫られた名号石は、誓阿上人によるもので、地中に埋もれていたものを掘り起こしたものであると云われます。

境内はこの明号石を囲むようにしてたくさんのさつきが植えられ、かつては軒先まで届きそうな大きなものもあったので別名「さつき寺」とも呼ばれていました。

現在、その「大さつき」は枯れてしまったが、そのさつきで作ったという大きな茶杓が遺されています。

境内は春から秋にかけて季節の花々が咲き誇る緑豊かな庭園となっており、訪ねた際は“超ミニひまわり”の花を見ることができました。

他にも可憐で小さな花が境内庭園に数種類咲いてました。

證安院の御朱印を授かることができる日にちと時間

「證安院」で御朱印を授かることができる日にちは、月・水曜日を除く13時~16時までとなっています。

詳細については「證安院」公式Twitterにて確認をしてから参拝へお越しください。

x.com

御朱印お休みの日に注意を

毎週月・水曜日は御朱印はお休みとなっていますが、法事やその他、諸事情によって月・水であっても御朱印が急遽お休みとなることもあります。

「證安院」は京都の奥嵯峨に佇む、小さな寺院であるため、御朱印の対応ができるのがご住職と奥様だけのために法事などの行事が入ると対応できなくなってしまうとの事。

もし、あなたもお訪ねになる場合は、予め「證安院」公式Twitterに御朱印専用の連絡先が書いてあるのでそちらまで連絡して確認をしましょう。

※特にお彼岸やお盆、年末年始期間は注意しましょう。

御朱印は午後13時以降に

今回、Kyotaroは御朱印帖(3頁付き)を授かるのみなので午前10時30分頃に訪ねたのですが、ご住職の奥様が対応してくださり、念願の御朱印帖を授かることができました。

奥様にお伺いしたところ、御朱印帖の授与を含めて「御朱印はすべて13時以降で今はお願いしているので、次回は月・水を除く曜日の13時以降にいらして下さい」との事。

知らなかったといえ“勝手に御朱印帖を授かるのみなら”と勝手に判断して行ったKyotaroにも嫌な顔せず「ゆっくりご覧になって選んで下さいね」と親切に対応頂きました。

丁寧に本堂へ案内頂き、御本尊へお参りしたあと、ひと通り御朱印の説明をとても親切にして下さいました。

「證安院」では2,000円以上の支払いをして御朱印や授与品を授かると「粗品」を頂くことができます。

中身は可愛らしい牛のイラストが入ったタオルでした。

最近は来年の干支である「寅」のタオルにバージョンが変わり、アップデートされていました(笑)。

※上記は偶然の出来事であり、13時より前に行っても対応頂ける事を紹介したものではありません。

わかりにくい?證安院の行き方と駐車場は?

最後に「證安院」の行き方と駐車場について紹介します。

「證安院」があるのは京都嵯峨野の“奥嵯峨”と呼ばれるエリアで周辺には「二尊院」や「祇王寺」「化野念仏寺」などがあるエリアです。

場所が“わかりにくい”というより、厄介なのは周辺に“有名な観光寺院”がたくさんありすぎて一切、看板等にも「證安院」の記載がない、ということです。

證安院の行き方と目印

「證安院」がある場所の目印としては「二尊院」から「化野念仏寺」へと向かう途中で「祇王寺」「滝口寺」の入口へ道が別れる場所があります。

その角に「茶房さがの」という老舗の喫茶店(カフェ?)があるのですが、その隣(化野念仏寺方向)にある小さなお寺が「證安院」です。

お寺の山門もとても小さく、注意して見ておかないと気づかずに通り過ぎてしまうレベルなので「祇王寺」入口への看板が見えたらもうすぐ近くです。

證安院の駐車場

「證安院」には参拝者専用の無料駐車場があります。

道路も一方通行など狭い地域ですが、一応「證安院」まで車で行くことができます。

但し、「竹林の小径」から歩いて行くルートは車が通行できない箇所もあるので、車で行く場合は「清凉寺」を左折して「二尊院」前を通過するルートを利用します。

よく観光タクシーが奥嵯峨へ進入する際に利用する嵯峨野の住宅街を抜けるルートです。

参拝者専用といえ、台数に限りがあるので駐車場利用の際は必ず電話(御朱印専用)にて詳細を確認したうえで案内に従って下さい。

万が一、満車の場合は「清凉寺」周辺にコインパークがあるのでそちらに停めて約10分程度の徒歩移動となります。ご注意ください。

※秋のシーズンを含めて穴場ですが、行楽シーズンは“奥嵯峨ウォーク”をぜひ満喫して頂きたいので公共交通機関をご利用下さい。

證安院へのアクセスと駐車場について

●紫雲山證安院
TEL:050-2019-9919
※御朱印専用:080-9161-1141 月・水は連絡も不可
〒616-8427 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町22
■拝観料金 境内自由※非常に小さな寺院です
■拝観時間 10:00~16:00
※御朱印は13時から※注意!月・水は御朱印お休み
■アクセス 嵐電、JR最寄駅から徒歩約20分
・市バス、京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩12分
・京福電鉄(嵐電)「嵐山駅」下車、徒歩20分
・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩22分
・阪急電鉄「嵐山駅」下車、徒歩30分
■駐車場  無料駐車場あり


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まとめ

今回は「證安院」の紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?

正直、詳細をあまり人に知られたくない寺院ではありますが、公式Twitterで参拝案内をされてることもあり、近年はSNSで一気に情報が拡散しつつあります。

特に人気なのが個性豊かな独特の見開きでのイラスト画入りの御朱印にあります。

また文字についても2020年秋に朝日新聞出版から発売された「京都たのしい御朱印カタログ」の表紙の“御朱印”の文字を担当されたのが「證安院」の奥様なのです。

今回何も知らずに訪ねたKyotaroに丁寧に案内して下さった“奥様”に改めて感謝したいと思います。

通常の文字だけの御朱印ではなく、京都の四季を感じさせてくれる、遊び心とおもてなしの心を感じる御朱印が人気なのかもしれませんね。

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