京都嵐山のんびりそぞろ歩き~天龍寺から竹林の小径、野宮神社へ

京都街歩き
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京都在住のブロガーKyotaroです。

京都嵐山は新型コロナウィルスの影響で“街から人が消えた”といっても過言ではないほど観光客が激減。

そんな嵐山地元の商店主たちが“人が少ない”ことを逆手に取った「スイてます嵐山」誘客キャンペーンを展開したのは記憶に新しいところ。

この春は比較的観光客が少なく、オーバーツーリズムを解消した嵐山本来の姿を取り戻してました。


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京都嵐山観光のスタートは大本山天龍寺

京都嵐山の代名詞ともいえる「大本山天龍寺」。

“嵐電”こと京福電鉄の嵐山駅からすぐ目の前の立地で年間を通じて多くの観光客が訪れます。

天龍寺の見どころは何と言っても「曹源池庭園」と法堂の天井画「雲龍図」です。

曹源池庭園は夢窓国師の作といわれ、わが国最初の史跡“特別名勝”に指定された池泉式回遊庭園としても有名です。

その景観は嵐山と亀山を借景にした風光明媚な庭園となっています。

庭園前にある大方丈からの景観がとても美しく、この春は人も少なかったのでのんびり座りながらぼーっと庭園を眺めてました。

もうひとつ天龍寺で必見なのが別名“八方睨みの龍”ともいわれる「雲龍図」で法堂のどこから見ても目が合う、目の錯覚を利用した技法が用いられています。

現在の雲龍図は法堂移築100周年記念と夢窓国師遠諱記念事業として加山又造画伯によって描かれたものです。

個人的には「曹源池庭園」の先にある「望京の丘」「百花苑」を歩くのが大好きです。

特に京都市街地を眺望できる「望京の丘」では春になると美しい“しだれ桜”を見降ろすことができます。

天龍寺は嵐山駅側の正門から入り、出る時は“竹林の小径”前に出ることができる北門を目指しましょう。

竹林の小径に人がいない静かな景観に感動

竹林の小径はテレビCMで全国的に有名になったスポットで、今や嵐山嵯峨野の代名詞的な景観となっています。

でも近年は有名になり過ぎて観光客で大渋滞、目の前は「人、人、人」でとても写真なんか撮れる状態ではありません。

せっかくの景観が台無し、オーバーツーリズムという観点から京都では1,2位を争うくらい美しい本来の景観が失われつつある観光地のひとつです。

今回、新型コロナウィルスの影響で“観光客が激減”した嵐山の「スイてます嵐山」キャンペーンの中心となったスポットです。

「#竹林#嵐山#人いない」というハッシュタグにも「竹林の小径」が登場するほど。

この春は本来の姿に戻った「竹林の小径」をしっかり写真に収めることができました。

本来の姿とは静かで人気がない、そよ風を感じながらのんびり散歩できる竹林、といったところですかね。

Kyotaroが子供の頃の景観が戻って来た2020年春、「スイてます嵐山」も捨てたものではありませんでした。

縁結びの神様「野宮神社」はじゅうたん苔が有名

嵐山の竹林の小径にある「野宮神社」はじゅうたん苔が有名で源氏物語の舞台にもなった神社です。

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洛西随一のじゅうたん苔という看板がありますが、少し違うような。

ですが、ここが嵯峨野めぐりの起点であることに変わりはありません。

野宮神社を超えるとそこはもう“嵯峨野エリア”、百人一首に出てくる小倉山の麓、人里離れた山里でとても静かなエリアです。

そんな野宮神社の見どころは、何と言っても緑の“じゅうたん苔”と“黒鳥居”です。

境内の絨毯のように広がる“じゅうたん苔”はまるで源氏物語の世界を想起させるほど美しい景観を誇り、極小ながらちょっとした別世界を演出しています。

また神社入口にある“黒鳥居”は樹皮の付いたままの鳥居で、日本最古と言われる形式の鳥居です。

もともと「くぬぎ」を使用し、表面を樹脂処理加工していましたが、近年は鳥居に適した「くぬぎ」がなかなか見つからなくなり、現在は徳島県剣山の麓の「くぬぎ」を使用。

香川県高松市にある「日本興業株式会社」によって防腐加工を施された特別な“黒木鳥居”というわけです。

まさに「奇跡の鳥居」というわけなんですね。

贅沢で美しい景観・大河内山荘庭園の魅力とは?

京都嵐山の亀山地区にあるのが「大河内山荘庭園」で、あの昭和の映画俳優であった大河内傅次郎氏によって自ら設計、造営をしたのが始まりです。

敷地内のほとんどが四方を雄大な嵐山の自然に囲まれ、東に嵐山、西に保津峡、遠くに比叡山を借景とする緑豊かな庭園です。

贅沢な借景と四方を自然に囲まれた景観は、池泉式回遊庭園や枯山水庭園とはまた違った素晴らしさがありますね。

苑内にある嵐峡展望台からは正面に嵐山・大悲閣千光寺、眼下に流れる保津峡を一望できるビュースポットです。

また広大な庭園内には登録有形文化財に指定された数寄屋造りの茶室「滴水庵」があり、日本庭園に欠かせない、存在感のある建物となっています。

また「月香亭」は真正面に霊峰・比叡山を京の街並みのはるか向こうに眺めることができる贅沢なビュースポットとなっています。

ここに大河内傅次郎氏が造営の際に練った贅沢な構想を伺い知ることができます。

大河内山荘庭園の入園料はお抹茶込みの金額で1,000円となっています。

庭園散策を堪能した後、大乗閣前庭にある茶室にて“お抹茶と茶菓子”の振る舞いがありますので観光の〆に贅沢な至福の時間をお過ごし頂けます。

春や紅葉シーズンは特に贅沢なティータイムを楽しむことができますよ。

まとめ

如何でしょうか?

京都嵐山に点在するスポットは駅からも比較的近く、のんびり散策しながら美しい景観と名勝を楽しむことができます。

どのスポットも自然の美しさ、都会の喧騒を忘れさせてくれる景観が広がり、至近距離に有名観光地が点在する京都でも随一の贅沢なエリアです。

嵐山に世界中から観光客が押し寄せるのにはしっかり、理由があったんですね。

ぜひあなたも京都嵐山へお越しください。


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