京都在住のブロガーKyotaroです。
子供を育てるため飴を買いに来る女幽霊の話って聞いたことありますか?
先日、建仁寺から六波羅蜜寺へ行こうと歩いてたら「幽霊子育飴」なる看板を見つけ、店頭には「ゲゲゲの鬼太郎の元になった飴」という貼紙が。
実はこの店舗“子育て幽霊”にまつわる有名な昔話のモデルになったお店で京都東山の「六波羅蜜寺」から歩いて1分の距離にあります。
気になったので店舗に入って「幽霊飴」を買ってきて食べるとあの懐かしい味がしました。
六波羅蜜寺の近くにある「みなとや幽霊子育飴本舗」
六波羅蜜寺前の通りを北進して突き当りにある店舗が「みなとや幽霊子育飴本舗」です。
六波羅蜜寺から北に歩いて1分で「みなとや幽霊子育飴本舗」に到着。
看板には「京名物幽霊子育飴」と書かれてあり、店頭の貼紙には“水木しげるさんのゲゲゲの鬼太郎の元になった飴です”と書いてあります。
「幽霊子育飴」実際に購入して食べてみた感想
何かとても気になったので店舗に入り、気になる「幽霊子育飴」を購入しました。
ここでは「幽霊子育飴」と「宇治茶」の販売をしておられます。
気になる「幽霊子育飴」は原材料が水飴とグラニュー糖のみで賞味期限は6ケ月となっています。
実際に食べてみた感想は「大人は誰もが懐かしい」と思う味ではないでしょうか?
例えるなら味の薄い“べっ甲飴”や“黄金糖”といったところでしょうか?
そう、40代、50代の大人なら長年食べてなくても忘れられない“あの味や!”ってところですかね。
「幽霊子育飴」の販売価格は?
「幽霊子育飴」の店頭販売価格は500円(170g/写真)とホームページで紹介されています。
今回Kyotaroも六波羅蜜寺を参拝した帰りに購入してみました。
店舗はさほど広くないのですが、入口は行って目の前に「幽霊子育飴」がショーケースの上にどどんと積んであります。
小サイズの90gサイズもあり、そちらは300円と手頃なため、午前中でだいたい売り切れてしまう事が多いとか。
Kyotaroが訪ねたのは12時半くらいだったので既に売り切れのため170g(500円)サイズにしました。
帰って包装紙に貼ってある内容量を見てみると「ん?グラムが違う?」よく見たら160gって書いてある。笑
「みなとや幽霊子育飴本舗」は周辺に有名観光地が多い?
結構、有名人も店舗に購入に来られてるようで店舗内壁にはサイン色紙がたくさん貼られてました。
清水寺まで歩いて15分、六波羅蜜寺まで歩いて1分、六道の辻こと六皇珍皇寺まで3分、建仁寺まで歩いて5分と周辺には参拝客が非常に多い寺院がたくさんあります。
結構、一年を通じて観光客が多い京都東山エリアに店があるので、店を訪ねる人も多いようです。あなたも京都観光のお土産にいかがでしょうか?
“京名物”で“450年以上続く日本一歴史ある飴屋”として年中無休で気さくな店主ががんばっておられます。
「幽霊子育飴」の由来
幽霊子育飴の由来は慶長4年に遡ります。
ある日店じまい間際にひとりの青白い顔の女性が飴を買いに来ました。
不思議に思いながらも店主は飴を売りました。
その日から毎日、同じ時間になるとその女性は飴を買いに来たといいます。
ある日店主は不思議に思ってその女性の後をつけることにしました。
後をつけてきたその女性は墓場へ歩いて行き、とある墓の前で消えたといいます。
その墓の中からは赤ん坊の鳴き声が聞こえてくるではありませんか。
慌てて主人が墓を掘り返すと赤ん坊が棺の中で泣いていました。
埋葬された後に出産した女性が幽霊となって、三途の川の渡し銭である六文銭を使って飴を買っていたといいます。
しかし、7日目には六文銭もなくなり“樒の葉”をお金に変えて飴を買っていたという話。
水木しげる原作「ゲゲゲの鬼太郎」の元になったという話、正式には「ゲゲゲの鬼太郎」の前進作品である「墓場鬼太郎」の元になったのです。
母親の幽霊の話ですが、死んでも我が子のために飴を買い続けたという同情を買う話でその舞台になったのが「みなとや幽霊子育飴本舗」なのです。
みなとや幽霊子育飴本舗へのアクセスと駐車場について
■みなとや幽霊子育飴本舗
TEL:075-561-0321
〒605-0063 京都府京都市東山区松原通大和大路東入2丁目轆轤町80-4
営業時間 10:00~16:00
定休日 なし
アクセス
・京阪京都線「清水五条駅」下車、徒歩8分
・阪急京都線「京都河原町駅」下車、徒歩14分
・市バス「京都駅」発206系統に乗車
「清水道」下車、徒歩6分
駐車場 なし
まとめ
京都には「京銘菓」として有名な土産用のお菓子はたくさんあります。
でも「みなとや幽霊子育飴本舗」の「幽霊飴」はどこか懐かしい味でお土産というより個人で購入するお土産といった感じです。
とても「懐かしい味」がするので友人への気の利いたお土産として最適ではないでしょうか。
「ゲゲゲの鬼太郎」の元になった飴が地元京都の東山にあったとは正直、驚きでたまたま店前を通りがかって、購入することができて良かったです。
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