京都在住のブロガーKyotaroです。
京都洛北にある圓光寺「十牛之庭」は京都でも人気の紅葉スポット。
でも人気なのは紅葉シーズンだけではありません。
額縁庭園「十牛之庭」は四季折々の表情を見せるとても美しい庭なのをあなたは知っていますか?
書院から眺める「十牛之庭」はとても絵になる光景の“インスタ映え”スポットですが、紅葉シーズンは観光客で混雑するので写真どころではありません。
今回は洛北屈指の紅葉名勝である圓光寺のもみじ見頃と見どころについてまとめました。
詳しく見ていきましょう。
圓光寺の額縁庭園「十牛之庭」紅葉見頃はいつ?
圓光寺の紅葉見頃はここ数年は11月25日以降のことが多いですね。写真は2019年11月27日撮影のもので11月30日週末にかけてが紅葉のピークでした。
2019年は12月上旬頃まで美しい紅葉が楽しめました。
ここは“敷き紅葉”の名所としても有名で緑の苔の上に敷き詰められた散り紅葉のコントラストがとても美しく、12月10日頃まで楽しめますよ。
圓光寺は京都市街地の北部、洛北にあり、比較的紅葉も市内に比べて早いイメージがあるのですが、年々温暖化の影響か、11月25日を超えてからピークを迎えます。
この時期が年間でいちばん観光客が多い時期で境内は人で埋め尽くされるような状態です。
そんな中でもうまく角度を変えれば、“インスタ映え”する写真が撮れます。
どうしても書院から見る「十牛之庭」こと、有名な“額縁庭園”を撮りたいのであれば、平日の開門一番に訪ねましょう。
圓光寺のアクセスと駐車場について
圓光寺は京都市左京区一乗寺エリアの住宅街の中にあります。アクセスは駅から結構、歩くし、車だと周辺コインパークを利用することになります。
おすすめは叡山電車を利用するか、市バスを利用するアクセス。
圓光寺にも専用駐車場はありますが、紅葉ピーク時はまず駐車するのは厳しいのでコインパークを探してそこから歩くのがいいでしょう。(※特に土日祝日はやばい)
公共交通機関は“えいでん”こと叡山電車の一乗寺駅を下車、または市バスの一乗寺下り松下車、北白川通りよりさらに山手の住宅街へ向かう緩やかな坂を上ります。
途中、あの宮本武蔵ゆかりの“一乗寺下り松”史跡の前を通過してここから坂の勾配がきつくなり、道路も細くなっていきます。
特に土地勘のない、京都以外からお越しの方は車でのアクセスは控えましょう。京都独特の離合できない細い路地、一方通行にはまるとタイムロスが発生します。
圓光寺の見どころ
瑞巌山圓光寺の見どころについて紹介します。
1601年に徳川家康が国内教学発展のために下野足利学校より第九代学頭である三要元佶禅師を招き、伏見に開学したのが始まりで、1667年に現在の地に移転されました。
境内裏山には徳川家康公を祀った東照宮があり、ここから京都洛北の街並みが一望できる展望スポットにもなっています。
境内の見どころについて見ていきましょう。ここは見ごたえがありますのでゆっくり参拝して欲しいですね。
奔龍庭
白砂を雲海に見立て、石組は天空を自由に奔る龍をあらわす“平成の枯山水”庭園。最大の特徴は庭園境界を示す留め石が置かれず、未完成のままになっていること。
この庭園は通常の“静かな日本庭園”と違い、“躍動感を感じる庭園”で境内に入ってすぐのところに広がり、とても見応えがあります。
躍動感を感じる理由は、龍に見立てた石柱で鋭く切り立てられた様子は龍の鱗をあらわし、稲妻もあらわしてます。
水琴窟
水源豊かな京都洛北の趣を演出する水琴窟は書院入口脇にあります。
十牛之庭の清涼を利用した清音に耳を澄ましてみて下さい。
ここの水琴窟は緑が広い盃型の手水鉢を用いた「圓光寺型」として多くの人に愛されてきた歴史があります。
額縁庭園
圓光寺境内の書院から眺める“十牛之庭”の額縁庭園。写真でよく紹介されているのがこの風景です。
ここを訪れた人の目的はこの写真を撮ることでしょう。紅葉シーズンは書院も観光客で溢れかえり、キレイな写真が撮れません。
紅葉のピーク期を外した平日の開門一番を狙うしかないでしょう。
十牛之庭
名前の由来は、牛を追う牧童の様子が描かれた「十牛図」を題材に近世初期に造られた池泉回遊式庭園。
周囲の山々を取り込んだおおらかな造りは尼寺ならではの家風をもつ圓光寺独特のものでなかなかお目にかかれません。
書院からの眺めの他にも庭園南側にある洛北最古の泉水「栖龍池」からの眺めはとても美しい“映えスポット”です。
栖龍池(せいりゅうち)
「十牛之庭」の西側から南側に回り込むと洛北最古との言い伝えがある「栖龍池」があります。
水源豊かな洛北ならでは「栖龍池」の清水はとても美しく、まるで鏡を見ているように素晴らしい水鏡の世界が広がり、紅葉時期はまさに幻想の世界となります。
瑞巌山圓光寺のアクセスと駐車場について
■圓光寺
TEL:075-781-8025
〒606-8147 京都市左京区一乗寺小谷町13
拝観時間 9:00~17:00
拝観料金 大人500円 中高生400円 小学生300円
アクセス 市バス/5系統に乗車「一乗寺下り松」バス停下車 徒歩10分 叡山電車・叡山線「一乗寺駅」下車 徒歩15分
駐車場 専用駐車場30台あり(無料)
まとめ
京都洛北にある圓光寺は紅葉シーズン以外でも額縁庭園は四季折々の表情を楽しめるスポットです。
アクセスはやや不便な面がありますが、周辺には有名な詩仙堂(徒歩2分)、曼殊院門跡(徒歩10分)もあり、エリアとして充分楽しめるのが魅力的です。
人気スポットが集まるエリアなので行楽シーズンは閑静な住宅街にとても多くの人がやって来るのでとても混雑した状態が続きます。
紅葉以外にも青もみじの季節や雪化粧の季節もとても風情があってKyotaroは紅葉が終わった一瞬、観光客が落ち着く時期を狙って訪ねるようにしてます。
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