京都在住のブロガーKyotaroです。
京都には人里離れた寺院があります。さすがのKyotaroもここは自転車(チャリ)ではよう行きません。
都会の喧騒を忘れてのんびり散策できる大原の里は京都出身のKyotaroにとって癒しのスポットです。
寺院めぐりや足湯、カフェを楽しみながら、食べ歩きも楽しめる、贅沢な一日が過ごせるスポット。
今回はGW最終日の朝9時に訪れた静寂に包まれた宝泉院で空間を独り占めしてきました。(娘と行ってきたので二人占めですかね…笑)
京都大原の宝泉院で五葉松を額縁庭園から眺める絶景
2019年GW10連休の最終日に京都大原にある宝泉院に行ってきました。GWも終わりなので、ここの額縁庭園を娘に見せてやりたい、と思い二人でお出かけ。
GW?しかも10連休に?と思いましたが、最終日の朝8時に自宅を出て、娘と自家用車で大原へ向かいしました。到着は朝9時、開門と同時に訪ねたら、他に参拝客はひとりだけ。
新緑が美しい、大原三千院参道、天台宗が栄えた大原の中心的道場として名高い勝林院、まさにグリーンシャワーの中を通り抜け、勝林院塔頭の宝泉院へ。
紅葉の時期より、最近はグリーンシャワーが美しい“青もみじ”の季節のほうが写真映えもするし、インスタ映えにもってこいだと気付き始めましたね。
宝泉院といえば五葉松
宝泉院の山門をくぐると目に入ってくるのが、有名な“五葉の松”。
この五葉松は京都市内にある“3つの有名な松”のひとつで、京都市指定の天然記念物として知られています。
樹齢700年を超え、近江富士を模ったとされ、美しく、圧巻の姿は参拝に訪れた人の心を釘付けにし、見とれて時間を忘れてしまうほどの素晴らしい松です。
確かにここの松は他にはない、オーラのようなものを感じます。勝手に自分の中でパワースポットに指定してるくらいですからね。
確かに力を分けて貰えそうな、勇壮な松。あなたにもご覧頂きたいです。
宝泉院の額縁庭園に酔いしれる悠久の時間
宝泉院の見どころはなんといっても客殿西側にある額縁庭園でしょう。“立ち去りがたい”という意味を込めて別名「盤桓(ばんかん)園」とも呼ばれます。
ここは柱と柱の空間を額に見たてて観賞する竹林と大原の里、そして五葉松。
まるで美しい絵画をみてるような錯覚と大原の里に広がる静寂、この絶景を朝9時の爽やかな時間にひとり占め(実際は二人占め)できるのは至極の時間。
お抹茶を頂きながら、野鳥のさえずりのなかで眺める五葉松。額縁庭園にある“水琴窟”に静かに耳をあてて神秘の時間を愉しむ娘。
ずっとこの時間が続けばいいなァ、と思う時間でした。いつまでもここに居たいと思える数少ない場所です。
宝泉院の「血天井」は伏見城の遺構
宝泉院の書院は江戸時代前期に再建されたもので、その廊下は「血天井」と呼ばれます。
仰々しい名称の天井ですが文字通り、血痕が染みついた「伏見城の遺構」を再建時に天井として再建されています。
実際に見えるシミは武士たちの血痕と言われ、歴史を体感できる生々しい遺構が残っています。
宝泉院の美しい庭園“宝楽園”
客殿の南側低地、境内にある宝楽園は平成17年3月に新しく造られた庭園で神仏の世界を表現した、まるで美しい楽園の境地を創作した庭園です。
庭園内に配置された岩や樹木、白砂が独特の世界を演出しています。
実際、庭園に降りて散策もできます。額縁庭園に酔いしれたあとは、神仏の世界にいるような境地の庭園をお楽しみください。
宝泉院周辺のスポットも紹介
宝泉院の周辺には大原三千院、実光院、勝林院、建礼門院ゆかりの寂光院など有名なスポットがたくさんあります。
古民家風のリバーサイドカフェ「来隣(きりん)」
ランチや休憩で寄りたいのが、三千院から国道367号線を挟んだ反対側、大原温泉や寂光院へと向かう道中にある古民家風のリバーサイドカフェ“来隣(きりん)”です。
ここはSNSでも有名みたいですね。ランチタイム近くのオープン前になると観光客の行列ができます。
野菜ソムリエで料理研究家のオーナーが拘る、大原野菜をふんだんに使った地産地消のプレートランチが人気。
大原野菜のおばんざい、サラダバイキング付きで女性を虜にします。
コーヒーは、大原でこだわりの珈琲店、河太郎珈琲店の豆を使用し、ハンドドリップでの提供なので濃厚な味わいが楽しめます。
大原に湧くという比良山系のミネラル豊富な清水を地下から汲み上げて使用してるため、野菜、お米、珈琲の美味しさの秘密がここに隠されているのです。
山里散策で愉しむ名物アイスきゅうり
路地も狭く、歩行者しか移動できない裏道もたくさんあるので、車通りが少なく、のんびり散策が楽しめる山里が広がります。
三千院への参道にはたくさんのお店もあり、食べ歩きも楽しめます。娘は「アイスきゅうり」というきゅうりを串刺ししたまるかじりできる生きゅうりを頬ばってました。
寂光院方面には温泉旅館もあり、大原山荘に併設された「足湯カフェ」は歩き疲れた足を癒し、休めるには持って来いのスポットです。
京都大原の宝泉院、地図に載ってない駐車場とは?
京都の奥座敷、大原の里へは娘を乗せて自家用車で行きました。
京都在住者ならたいてい車で行く人が多いと思うのですが、今回車を止めたのは地図などにも載っていない駐車場です。駐車料金は1回500円で時間による料金変動はありません。
地図にも載っていないので、説明のみなりますが、京都市内方面より大原バス停の信号を通過、もう一つ先の信号を過ぎた右手に駐車場看板見えてきます。
大原の中心地を過ぎたところにある駐車場ですが、ここに停めると宝泉院まで徒歩15分くらい、大原三千院メイン参道とは違うルートで人通りも少なく、スムーズに移動できます。
律川という小さな川沿いを歩くと実光院横、三千院山門前に出てくるのですが、ここを左手に進むと実光院を過ぎた正面に勝林院が見えて来ます。
その隣に勝林院塔頭の宝泉院があります。
宝泉院のアクセスと駐車場について
■宝泉院 TEL075-744-2409
拝観時間 9:00~17:00※受付終了16:30
拝観料金 大人800円 中高生700円
小学生600円(抹茶と茶菓子付)
アクセス 京都バス/京都駅前より17・18系統に乗車「大原」バス停まで約65分
駐車場 専用駐車場はなし
まとめ
京都大原は一日かけてのんびり観光するのがおすすめのスポットです。
一日いても飽きない観光地です。大原三千院や寂光院が有名ですが、Kyotaroが一押しなのがこの宝泉院です。
有名寺院に比べて参拝者も少なめなので、時季と時間によっては美しい絶景をひとり占めできるかも。
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