“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
先日、2020年3月に清水寺すぐ近くの東山エリアに開業した「ザ・ホテル青龍 京都清水」の館内見学ツアーに参加してきました。
宿泊はできなかったのですが、館内見学の後にホテルレストラン「restaurant library the hotel seiryu」でランチタイムを特別に満喫してきた時の様子を紹介します。
とても貴重な体験となりましたので余すところなくシェアします。
ザ・ホテル青龍 京都清水のレストランで優雅なランチタイム
「ザ・ホテル青龍 京都清水」は清水寺へと続く清水坂沿いに建つラグジュアリーホテルでの館内見学ツアーへ参加してきました。
もともとこの地にあった「元清水小学校」の校舎を保存活用したコンセプトホテルで館内には小学校の廊下や階段、職員室、講堂など面影を感じる場所がたくさんあり、昔懐かしさを感じる演出が施されています。
館内見学については後ほど詳しく紹介させて頂きますが、今回は通常、宿泊者の朝食会場として食事を提供している「restaurant library the hotel seiryu」で特別にランチを堪能してきました。
小学校の講堂を改装、図書館を演出したレストラン
今回、ランチで訪れたのがホテル館内レストランの「restaurant library the hotel seiryu」で通常は宿泊者専用の朝食会場としてアメリカン・ブレックファスト又は和朝食を提供するレストラン。
かつて講堂であった天井の高さを活かした空間は開放感に満ち溢れ、たくさんの書籍が並ぶ本棚にかつての小学校の面影を感じながら、朝食が楽しめる空間になっています。
また朝食以外の時間は、多目的スペースとしてホテルの前身である「清水小学校」の歴史がわかる書籍など、宿泊者のくつろぎの空間として自由に使うことができる場所になっています。
西洋料理のレストランなので今回、洋食メインのコースランチかな?と思いきや、朝食に和食メニューがあるからか、和食のテイストが濃い内容の和洋折衷コースという意外な設定でした。
これも参加者を驚かせるサプライズ!?なんですかね。
もうひとつ驚いたのは「ザ・ホテル青龍 京都清水」でランチといえばミシュラン星付レストランを世界各地で展開するあのデュカス・パリが監修する「ブノワ京都」が有名でてっきりそこでランチするのか?と思っていたのですが、今回は宿泊者専用朝食レストランでのランチタイムだったことです。
館内レストランの和洋折衷コースランチに舌鼓
オープンキッチンスタイルのレストラン、これからどんな料理が出てくるのかわくわくさせられます。
天井が高いのでとてもレストラン自体が広く感じる、そんな空間になっています。
前菜
まず最初に出てきたのが和食を想起させる「前菜五種」です。
ホタルイカやいくら、サーモンマリネなど海の幸に加えて京都らしく味噌田楽、胡麻豆腐、さやえんどうに桜の枝などが添えられた春を感じさせてくれる食材を使った創作料理、という感じの内容で今後のメニューを期待させてくれる逸品ばかりでした。
ホタルイカは美味、そしてサーモンマリネに乗ってる黒の宝石は…!
茶碗蒸し
2品目は茶碗蒸しが出てきました。
豚肉が乗った茶碗蒸し、Kyotaro個人的には初めての体験でしたが、とてもおいしく普段の茶碗蒸しとは少し違う、とても甘い味わいだったのが印象的でした。
またぜひ食べてみたい茶碗蒸しでしたね。
パイ包みスープ
2品目の茶碗蒸しの時点で和食コース料理、と思わせておいてのこのタイミングでなんと「パイ包みスープ」が出てきました。
中身は美味しいクリームシチュー風味のスープでしたので、食欲を掻き立てられ、一気に飲み干してしまいました。
パイとの相性も抜群でしたが、がっつり和食の茶碗蒸しから一気に洋食メニューへと繋ぐコース内容にもサプライズ!でした。
メイン:肉料理
4品目はメインの「肉料理」ですが、豚肉を煮た料理で春らしく「菜の花」と「万願寺とうがらし」が添えられた京都風のメニューとなっていました。
また真っ赤なパプリカが添えられており、ここは和洋コラボのメニューとなっていて味わいもうす味でとても上品なメニュー、という印象を受けました。
お皿がとても立派で量的に少し少ないのかな?と思わせておきながら、がっつりお腹に満足感を与えてくれた、そんな逸品でしたね。
蒸し寿司と吸い物
5品目はご飯物でしたが、京都名物の「蒸し寿司」が小さな茶碗に入って出てきました。
とても可愛らしく、女性の心を掴む〆の逸品として肉料理の後に出てきました。
京都では冬の風物詩として有名な「蒸し寿司」ですが、春先、季節の変わり目のタイミングで出してくるのはさすがのチョイスですね。
なめこ入り赤だしのお吸い物が添えられてて、より味わい深く「蒸し寿司」が堪能できました。
デザート
6品目はデザートでしたが、左側は純和風の抹茶プリン、右はいちごとグレープフルーツ、ブルーベリーというフルーツ盛り、という組み合わせ。
とにかく味だけでなく見た目の美しさ、季節の食材が映える綺麗さを演出した料理だったなぁ、と食べてみて実感できたコースでした。
抹茶プリンの上の栗、黒豆、クリームという組み合わせに金箔がよりいっそう“綺麗”と思わせてくれる、贅沢な逸品デザートでした。
最後はコーヒーで
デザートで甘くなった口直しにブラックコーヒーを頂きました。
さすがラグジュアリーホテル館内レストランで飲むコーヒーだけあってとても美味しかったです。
濃厚な味わいって普段コーヒーを飲んでてあまり意識ないのですが、意識せずとも香りがしっかり伝わり、美味しいと実感できました。
終わりよければすべて良し!ですね。
ご馳走様でした。
ザ・ホテル青龍 京都清水は小学校の校舎を保存活用したどこか懐かしいホテル
続いてホテルスタッフによる館内見学ツアーの様子を紹介します。
今回、宿泊できなかったのですが、一部客室のショールームもできたので館内施設を紹介していきます。
とにかく画像によっては小学校そのまま?という雰囲気の場所もあるので併せてシェアさせて頂きます。
エントランス
東山通から清水坂をあがっていくこと5分程度で「ザ・ホテル青龍 京都清水」の入口へ到着。
細い坂道に面してるのであまり目立たないエントランスですが、清水坂から見ると小学校校舎の面影がはっきりわかります。
正直、ここがラグジュアリーホテルの玄関口とは思えないほど落ち着いた感じのエントランスです。
エントランス庭園
エントランスの先にある庭園で左方向に有名なレストラン「ブノワ京都」があり、右側に進むとホテル棟、レセプションへと続きます。
正面には庭園越しに法観寺八坂の塔が眺められます。
庭園の正面に見えるのがゲストラウンジで、ここからは目の前にばっちり八坂の塔が眺望できます。
レセプション
ホテルレセプションでは、中央にソファやラウンジチェアを備えられており、いついかなる時もゆとりをもって過ごせるように、というコンセプトで空間づくりがされています。
単なる宿泊チェックイン、チェックアウトのための場所でなく、周辺観光地などの相談も気軽に対応してもらえる安心感がいいですね。
レセプションに入るとスタッフが挨拶して出迎えてくれます。
館内階段
「ザ・ホテル青龍 京都清水」の名物のひとつにもなっている宿泊棟の階段は当時の小学校の面影を残した造りになっています。
特にてすり部分は往時を彷彿とさせるパーツで傷がついたてすりがそのまま残されていて臨場感あふれる空間となっています。
子供たちが残した落書きが現代も遺されていて、しかもホテルとして受け継がれている、素晴らしい演出だなぁ、と思いました。
大階段
「ザ・ホテル青龍 京都清水」のシンボル的存在で宿泊棟はじめホテル敷地の中央に位置する大階段は往時のまま遺されており、ここから眺める京都の街並み、西山連山に沈む夕陽は格別なロケーションを誇ります。
階段の途中には桜の樹や八朔の木が今の遺されており、両サイドのホテル棟も黒い部分以外の基礎は昔の校舎のままと言われています。
当時からある郵便ポストがそのまま遺されてるのも、当時を知る人からすると堪らない演出かもしれませんね。
テラス
大階段の最上段部分はテラス席になっていて、ここで朝食を摂ることもできる、ホテル内でも人気のスポットです。
正面には京都の街並み、そして西山連山を眺めることができる眺望絶好のロケーションでホテル隣接の建物は見えない様に「ブノワ京都」の屋根が視界を遮る役目を意図的に施されてるのだとか。
ここまで演出されてるのは流石プロの成せる“おもてなし”の精神としかいいようがないです。
アーカイブ
ゲストラウンジへ向かう途中にある一室は、かつて音楽室だった場所で現在は、小学校時代の写真や地域にまつわる資料などをアーカイブ展示している箇所となっています。
小学校からホテルへと改装される際の記録も丁寧に残されており、建物に刻み込まれた歴史を未来へと繋ぐ役割を果たしています。
室内のランプを吊るす鐵具は当時のまま使用されており、下のランプのみ現在のものを使用してるなど細部に歴史遺構が受け継がれ現在も使用されています。
ゲストラウンジ
宿泊者が自由に使うことのできるくつろぎの空間で、四季折々の景観を眺めながらアルコール類などドリンクや軽食を楽しむことができます。
全面ガラス張りの空間なのですぐ近くの法観寺八坂の塔など京都ならではの眺望が楽しめ、春は桜が、夏には青もみじが、そして秋には紅葉が美しい景観を彩ります。
ここでのんびり過ごせるなんて羨ましい、そんな静かで落ち着く空間でした。
ゲストルーム
今回はホテル2階のゲストルームを見学させて頂きました。
残念ながら法観寺八坂の塔(五重塔)を目の前に眺めるスイートは見ることができませんでしたが、客室の広いベランダの先から京都市街と法観寺八坂の塔が眺望できるお部屋でした。
なんと希望すれば広いベランダにあるテーブル席で朝食を食べることもできる贅沢なお部屋でもあり、宿泊金額は1泊あたり軽く数十万円はするとのことでした…汗)
ちなみにスイートからは右大文字以外の京都五山送り火を眺望することができるそうで、五山送り火の日はまず予約取れないだろうし、取れたとして金額は1泊ひとりあたり200万円以上はする、とのことでした。
※客室そのものはそこまで広い、という感じではなかったのですが、ロケーションがとにかくすごいホテルです。
プライベートバス
かつて講堂として使用されていた場所にあるため、バスルームなのに異様に天井が高い開放的な空間となっています。
プライベートなひとときを過ごせる贅沢な空間で「清水」「山鳩」「桜」をテーマにした3つの個室が用意されています。
ザ・ホテル青龍 京都清水へのアクセスと駐車場について
●ザ・ホテル青龍 京都清水
TEL:075-532-1111
〒605-0862 京都府京都市東山区清水二丁目204-2
■アクセス 市バス「清水道」バス停が最寄り公共交通機関でのアクセス
・京都駅より市バスで約20分「清水道」下車、徒歩5分
・京都駅より市バスで約18分「五条坂」下車、徒歩10分
・京阪電車「清水五条駅」下車、徒歩約20分
・阪急電車「京都河原町駅」下車、徒歩約20分
・京都駅からタクシーで約15分、約2,000円前後の運賃がかかります。
■駐車場 なし ※周辺コインパークを利用
まとめ
今回は「ザ・ホテル青龍 京都清水」の館内見学ツアーに参加させて頂いた時の様子をシェアさせて頂きました。
館内見学ツアーは普段から行ってるわけではなく、今回特別に開催されたツアーに参加した時の様子をシェアさせて頂いています。
あくまでホテル館内の様子がどんな感じか?という視点で参考になれば幸いです。
館内には時節柄、海外からのお客様も非常に多く、日本における京都観光、清水寺はじめとする東山エリアの人気、そして桜シーズンの人気度は海外のお客様にとっても同じなんだなぁ、という印象を改めて受けました。
いつか泊りに行くことができたらいいなぁ、という前に「ブノワ京都」のディナーとルーフトップバー「K36 The Bar & Rooftop」にセットで行けるよう頑張ろう、と思う一日でした。
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