善峯寺の紅葉見頃はいつ?混雑状況はどんな感じ?紅葉の見どころは?

京都紅葉めぐり
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京都在住のブロガーKyotaroです。

秋の京都といえば近年、観光客数に対するインフラが整っていない、市バスやタクシー乗り場に行列ができる、といったいわゆるオーバーツーリズムが社会問題となっています。

では実際にどこに行っても観光客、外国人観光客だらけなのか?といったらそうではなく、紅葉見頃でものんびり過ごせるスポットもたくさんあります。

今回は京都西山にある善峯寺の紅葉見頃と紅葉シーズンにおける混雑状況が実際にどうなのか?紹介させて頂きます。

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善峯寺の紅葉見頃はいつ?混雑状況はどんな感じ?

京都西山の中腹にある「善峯寺」は西国三十三ケ所霊場の第20番札所として有名です。

2005年のJR東海“そうだ京都、行こう。”キャンペーンのポスターで一躍全国区となり、有名になった観光寺院のひとつです。

気になる善峯寺の紅葉見頃と紅葉シーズンの混雑状況をここでは紹介します。

善峯寺の紅葉見頃はいつ?ポイントは11月23日の祝日

善峯寺の紅葉は例年11月上旬から色づき始め、ここ数年の見頃は11月20日頃から一週間程度、色鮮やかな紅葉を楽しむことができます。

よく11月中旬から下旬頃に見頃を迎えると紹介されていますが、11月15日前後だと少し早いかな?という印象を受けます。

京都市内にありますが、標高が高い山の中腹にあるので市街地の紅葉スポットより1週間程度早く見頃を迎える印象です。

2023年はかなり遅いといいながらも11月23日に訪れた際にはちょうどドンピシャ、紅葉が一番の見頃を迎えていました。

11月23日はひとつの紅葉シーズンのピークの目安になり、京都の紅葉名所9割程度があてはまりますので覚えておきましょう。

※年によって見頃は変わりますので必ずその年の最新情報を確認してからお出かけ下さい。

善峯寺は難所?

善峯寺は公共交通機関を利用する人にとってはやや不便、難所といってもいいのではないでしょうか?

最寄りの駅は阪急電車の東向日駅、JRの向日町駅になるのですが、ここから阪急バス(66系統)に乗って30分程度の所要時間です。

とにかく駅から遠いし、バスでも時間がかかる、タクシーでも20分程度かかり、運賃が結構な値段(2,500円程度)しますのでKyotaroはいつもマイカーを利用して参拝者専用駐車場に停めて拝観に行きます。

車でも道中の坂道は結構、険しく最後のヘアピンカーブはかなりの急角度の坂道になっています。

今でこそ、バスが運行してたり、道路が整備されてかなり行きやすくなりましたが、京都市内からも結構離れてるので難所と考えていく方がいいでしょう。

善峯寺の紅葉シーズン混雑状況について

善峯寺の混雑状況ですが、経験上どのシーズンに行っても混雑してる、という印象を受けたことはなく、むしろいつものんびり拝観させて貰ってます。

混雑することがほとんどないので、有名ではあるけどむしろ穴場の紅葉スポットではないでしょうか?

いつ行っても混雑してない、ということではなく、紅葉シーズンなどは観光バスもやってきて団体で参拝に来られることもありますが、そこまで人だらけで混雑することはまずありません。

なぜなら善峯寺の境内は山の中腹、広範囲にわたるため、バスが数台来ても観音堂、釈迦堂、薬師堂、奥の院まで様々、自由に拝観をされるので境内にうまく分散するため、混雑することがないのです。

強いて言えば納経所に人が集中するくらいですが、それも長蛇の列になることなどほぼありません。

Kyotaroは、紅葉以外のシーズンに薬師堂近くにある「けいしょうでん」のベンチに座って京都市内から宇治市内方面まで京都の街並みが一望するのが大好きで定期的に天候が良ければ訪ねています。

薬師堂付近までは結構な石段、坂道を上がらないといけないのでさらに人がまばらでのんびり過ごせます。

善峯寺、紅葉の見どころについて

続いて善峯寺での紅葉の楽しみ方をここでは紹介します。

先にも紹介しましたが、善峯寺は同じ境内でも標高差が結構あるため、通常の紅葉スポットより長い期間、紅葉を楽しむことができます。

善峯寺の紅葉を見に行くなら午前拝観

京都市は周囲を山に囲まれており北、東、西は完全に北山、東山、西山という具合に盆地になっています。

一般的に京都の紅葉スポットは東山、西山にかなりの数の名所が散在しているのですが、善峯寺をはじめ京都西山の紅葉は朝一番に観賞することをおすすめします。

理由は太陽光の反射の加減で午前、午後では見栄えが全然変わるから。

わかりやすくいうと朝は東から太陽が上がるため陽光は西山を照らし、東山は陰になります。

逆に午後になると夕刻に近づくにつれ、西山は日陰になり、陽光が東山を照らします。

午前、午後の違いはありますが、それぞれ背後に山を背負った紅葉名所が多いため、太陽の位置を意識した観光予定をたてる人は“京都通”といえるでしょう。

今回紹介してる写真は午前に撮影したものです。

善峯寺の紅葉見どころ

善峯寺の境内は紅葉シーズンになると境内はもちろん周囲の山々も色づくため、紅葉の絶景を様々な角度から楽しむことができます。

大きく分けると、山門、観音堂、鐘楼付近、地蔵堂(白山 桜あじさい園)、宝筐院塔、多宝塔、釈迦堂、薬師堂です。

それぞれのスポットが参道で繋がっており、ほぼそこかしこで紅葉を楽しむことができ、様々な角度で撮影を楽しむことができます。

それぞれのスポットで撮影した、まるで境内が燃えてるような景観の紅葉を紹介します。

山門

善峯寺おなじみの山門は左手に広がる紅葉、青空、そして背後の山に広がる紅葉とのコントラストが見事です。

観音堂

山門から正面の石段を上がった正面のお堂が観音堂(本堂)です。

背後に色づくもみじと観音堂屋根のコントラストが絵になります。

鐘楼

西山に鳴り響く鐘の音はこの鐘楼からの発信です。

このあたりから振り返ると見事な紅葉を楽しむことができますし、鐘楼の向こう側には京都市街が一望できます。

地蔵堂(白山 桜あじさい園)

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護摩堂、開山堂を経由した先に広がる大きな谷が白山 桜あじさい園、地蔵堂です。

このあたりから上を見上げるとあちこち、境内に広がる紅葉が楽しめます。

さらにいちばん上方向に「けいしょうでん」を眺めることができます。

多宝塔(工事中)、宝筐院塔

善峯寺の紅葉ハイライトは多宝塔、宝筐院塔がある境内のほぼ中心にあたるこのエリアではないでしょうか?

2023年11月現在工事中ですが、多宝塔はまるで燃え上がる炎の中に佇むかのようなロケーションが素晴らしいですし、宝筐院塔付近からも周辺の紅葉をまた違う角度で眺めることができます。

ここから釈迦堂へ向かう通路の紅葉も絶景、朱、紅の紅葉が入り混じったグラデーションが最高です。

釈迦堂

背後の紅葉と釈迦堂のコントラストは下から見上げるととても絵になります。

春に咲く枝垂れ桜も見事ですが、秋の紅葉も見ごたえがあり、振り返るとここからも京都市街地を眺望できます。

訪ねたときは雲海がでてたので紅葉の向こう側に広がる雲海の絶景を偶然にも楽しむことができました。

けいしょうでん

釈迦堂から先は奥の院エリアとなり、急な坂道をあがることになりますが、けいしょうでん方向に向かって参道沿いに紅葉並木が続きます。

けいしょうでんまで来ると紅葉を見下ろす景観となり、先ほどの地蔵堂が米粒のように小さく、今まで辿ってきたルートを眺望することができます。

また180度のパノラマが楽しめるスポットでここのベンチでいつも30分は座ってボーっと無心で眺望を楽しんでいます。

薬師堂

薬師堂は京都市街眺望が可能な境内最高所で遮るものが一切ない状態で京都の街並みを一望、遠くは比叡山、さらに滋賀県の比良山系まで見渡すことができます。

また薬師堂の裏側にある池周辺の紅葉がとても美しく、池と薬師堂とのコントラストが絵になります。

このように山門から境内最高所にあたる薬師堂、奥の院にかけてほとんどの場所で紅葉が贅沢に、しかものんびり楽しむことができますのでぜひ、混雑する京都市内を避けて善峯寺を計画に入れてみては如何でしょうか?

善峯寺へのアクセスと駐車場について

●西山善峯寺
TEL:075-331-0020
〒610-1133 京都府京都市西京区大原野小塩町1372
■拝観時間 8:00?17:00※受付終了16:45
■拝観料金 大人500円 高校生300円 小中学生200円
■アクセス ※自家用車利用が便利、駐車場500円
・阪急バス/JR向日町駅、阪急東向日駅前より66系統、終点「善峯寺」バス停まで約30分乗車、下車後山門まで徒歩約10分
■駐車場  専用駐車場あり(150台) 有料500円一律


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まとめ

秋の京都、特に紅葉に憧れて訪ねて頂く人は国内だけでなく、世界各国にいらっしゃいます。

有名な清水寺、嵐山などは紅葉シーズンになると観光客で道路は混雑し、車道にまで人がはみ出してあるくことが問題になっています。

そんな京都でおすすめのスポットのひとつが広大な境内を誇る「西山善峯寺」です。

山の中腹にあるため、普段から参拝客もほどほどで境内が広いため、密にならずに拝観を楽しむことができます。

2023年は夏の猛暑の影響で京都市内の紅葉はやや鮮やかさに欠けるなか、善峯寺の紅葉は黄、朱、紅と色鮮やかな紅葉を楽しむことができますよ。

訪れる場合はぜひ、朝一番がおすすめですので参考にして下さいね。

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の53歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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