常寂光寺の紅葉観賞と本堂特別拝観、境内混雑状況と所要時間について

京都紅葉めぐり
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は紅葉の常寂光寺の見どころ、本堂の特別拝観に行ってきたのでその様子を紹介させて頂きます。

例年11月23日頃から月末11月30日にかけて紅葉が見頃のピークを迎えますが、2023年(令和5)はピークが12月にずれ込み、最初の週末でも鮮やかな紅葉を満喫することができました。

早速、見ていきましょう。

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常寂光寺、紅葉シーズンの混雑状況と所要時間はどのくらい必要?

京都嵐山からさらに山手の奥嵯峨エリアに佇む常寂光寺は紅葉名所として知られています。

紅葉シーズンになると大勢の参拝客で非常に混雑し、特に紅葉ピークの頃になると境内はたくさんに人で溢れかえります。

常寂光寺の紅葉シーズンにおける境内の混雑状況と拝観所要時間についてここでは紹介します。

紅葉シーズンの混雑状況

常寂光寺の境内は山の麓に佇む寺院ということで境内に勾配があり、山門から本堂へは石段をあがる必要があります。

また本堂や鐘楼がある境内のさらに山手に多宝塔があり、さらに多宝塔の背後に京都市が展望できる眺望エリアがあります。

よって境内は山の斜面に堂宇が点在しているようになっており、平坦な箇所は本堂から鐘楼にかけてのエリアのみでやや狭く感じるロケーションとなっています。

境内にはたくさんの楓の樹々が植えられており、11月下旬の紅葉シーズンは真紅に染まるもみじのトンネルがそこかしこに出来上がります。

そんな境内に多くの人がやって来るため、紅葉シーズンの常寂光寺境内は大変混雑します。

紹介の通り山の斜面に境内があるので人が集まりやすい場所が限られており、非常に混雑します。

写真もなかなか思うように撮れないので、写真撮影が目的のあなたは朝の開門と同時に訪れることをおすすめします。

朝10時を過ぎると徐々に嵐山方面からやってくる人であっというまに境内は混雑してしまいます。

紅葉シーズンに滞在所要時間はどのくらい必要?

紅葉シーズンに常寂光寺の滞在所要時間は約50分程度は必要です。

今回、Kyotaroは本堂・園林堂の特別公開も拝観したのでちょうど1時間くらいは必要でした。

特に紅葉シーズンピークとなる11月23日前後から11月30日にかけては境内が非常に混雑するため通常の滞在時間約40分+10分程度多めに時間は必要です。

本堂・園林堂の特別拝観まで含むと1時間以上は必要、と感じる人もいるでしょう。

常寂光寺の紅葉観賞と本堂特別拝観の見どころ

続いて常寂光寺の紅葉観賞、本堂の特別拝観の見どころを紹介していきましょう。

本堂・園林堂の特別公開は昨年、令和4年から始まったとのことで今年、令和5年が二回目ということで初めてKyotaroも拝観をしてきました。

詳しく見ていきましょう。

常寂光寺の紅葉見どころは?

常寂光寺の紅葉は境内がまるで燃え上がる炎のように真紅に染まる景観が最大の見どころです。

仁王門から多宝塔付近までの山の斜面一面が紅葉の覆われる、そんな印象です。

仁王門

本圀寺客殿の南門として建立され、1616年(元和2)に常寂光寺の仁王門として移築された建物です。

仁王門として茅葺の屋根がとても珍しく、運慶作の仁王門像が安置されています。

仁王門付近は紅葉と茅葺屋根のコントラストが美しく、多くの人でごった返すので写真はなかなかうまく撮れませんので、ここの写真をおさめるのなら開門直後に行くことをお勧めします。

石段

仁王門の先に続く石段、ここも紅葉が綺麗なスポットですが、多くの人が写真撮影のため立ち止まっています。

石段途中、本堂近くまであがって後ろを振り返ると紅葉の向こうに東山三十六峰が連なる様子が眺望できます。

本堂

常寂光寺の本堂は桃山城客殿を移築して本堂にしたもので、慶長年間の建立と云われています。

「御祈祷処」の扁額は大験者及び上人号の尊称を受けたという常寂光寺第十四世一道院日法上人の御祈祷を称えて伏見常照院宮御筆蹟にて霊元天皇によるものです。

本堂と紅葉のコントラストはまるで炎に覆われたかのような景観でとても美しく、特に午前中に訪れるととても写真映えします。

鐘楼

鐘楼は本堂に向かって右手にあり、背後の紅葉に鐘が映える景観になっています。

鐘楼の向こうは斜面沿いに楓の樹々が連なり、11月下旬には真っ赤に染まった森のようになっています。

仁王門から石段をあがる途中に見る、紅葉とのコントラストも絶妙の光景です。

いろんなアングルから景観が楽しめますのでぜひ、あなただけの一枚の撮影にチャレンジして下さい。

妙見堂

本堂に向かって左手にある妙見菩薩をお祀りする神社が境内にあります。

ここの妙見菩薩は慶長年間におきた保津川の大洪水の際に流れ着いた妙見菩薩像と云われ、角倉町の船頭が拾い上げたものを享和年間の當山第二十二世日報上人の時に遷座されたものです。

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開運のご利益があるので本堂と併せて参拝しましょう。

多宝塔

本堂裏の庭園、散策路を進むと多宝塔が見えてきます。

方三間、重層、宝形造、檜皮葺の高さ約20mの塔で内部には釈迦如来と多宝仏が安置されています。

多宝塔越しに見る京都の街並み、比叡山と東山三十六峰の景観はまさに絶景でここからの眺めは常寂光寺に来たら、必見です。

このあたりまで紅葉が美しいエリアになっていますので多宝塔と紅葉の美しい景観を楽しむことができます。

庭園展望エリア

多宝塔の裏側に続く散策路を進むと境内最高所の展望エリアに辿り着きます。

ここからは京都市街と正面にそびえ立つ霊峰・比叡山の雄姿を眺めることができます。

視線を右方向にやる右大文字こと如意ケ岳やさらには醍醐山まで見渡すことができます。

天候が良ければしばらく眺めていたい、そんな光景を眺めることができます。

本堂と園林堂の特別拝観

常寂光寺の本堂内部は通常非公開で拝観することができません。

今回初めてKyotaroも特別拝観で内部を拝観することができました。

御本尊は十界大曼荼羅像を安置。

本来は11月中に終了する予定でしたが、紅葉のピークが令和5年は12月最初の週末までずれ込んだため、12月2日まで延長となっていましたので滑り込みセーフでした。

本堂から眺める額縁の紅葉は午前中だと陽光の加減でとても鮮やかです。

また本堂裏に広がる庭園の紅葉も本当に素晴らしく、ほぼ貸切状態で眺めることができました。

また本堂から回廊で園林堂まで繋がっており、書院からも庭園を眺めることができます。

本堂・園林堂の特別拝観には常寂光寺拝観料とは別に500円の志納が必要となります。

混みあう境内より静かに紅葉を眺めることができますし、本堂の軒先には座布団も置いてあり、ここで日向ぼっこをしながらのんびり過ごすのもいいですね。

常寂光寺へのアクセスと駐車場について

●小倉山常寂光寺
TEL:075-861-0435
〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
■拝観時間 9:00?17:00
■拝観料金 大人(中学生以上)500円 小学生以下無料
■アクセス JR、京福電鉄又は市バスが便利
・市バス「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩約10分
・JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩16分
・京福嵐山本線「嵐山駅」下車、徒歩15分
・阪急嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩25分
■駐車場  参拝者専用無料駐車場あり
※数台のスペースのため紅葉時はお控えください。


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まとめ

京都嵐山から歩いてさらに20分ほどかけて辿り着く常寂光寺。

初夏の青もみじがとても美しいスポットでもあるのですが、この青々としたもみじが秋には全て紅く染まると想像しただけでもワクワクしてしまう、そんな寺院が常寂光寺です。

山の斜面に広がる境内いたるところが楓の樹々で植えつくされ、真っ赤に染まる山肌に仁王門、鐘楼、本堂、多宝塔などの堂宇のコントラストがとても絵になる寺院です。

また多宝塔の裏まで続く散策路を行くと京都市街越しに霊峰・比叡山まで眺望できる、空の青、もみじの紅、そして多宝塔、周囲の緑ととても鮮やかな景観が紅葉ピークの数日だけ広がります。

例年は11月最終週に紅葉が最盛期を迎えて美しい景観を楽しめるのですが、2023年(令和5)は12月に入ってからピークを迎えました。

気候状況によっては12月にピークを迎えることがある、そんな常寂光寺の紹介でした。

※紅葉見頃は年によって異なるため、必ず最新情報を確認してから参拝にお出かけ下さい。

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