知恩院から将軍塚青龍殿、そして清水寺まで歩いて行ける東山トレイル

京都街歩き
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は京都東山にある知恩院境内から将軍塚青龍殿、そして清水寺までを歩くルートを紹介します。

将軍塚とは東山華頂山上にある塚のことで標高216m程度、山頂には青蓮院門跡の飛地境内で青不動で有名な「将軍塚青龍殿」があります。

今回は京都トレイルの一部、東山トレイルを利用して歩いて知恩院から清水寺まで行く半日観光ルートの紹介です。

詳しく見ていきましょう。

スポンサーリンク

知恩院境内から将軍塚青龍殿へプチ登山

京都東山、円山公園近くにある知恩院の境内から将軍塚まで東山トレイルを利用して上がることができるのをご存じでしょうか?

知恩院といえば東本願寺の御影堂門、南禅寺の三門と並ぶ京都三大門のひとつに数えられる巨大な三門が有名ですね。

その三門から境内へ入り、大晦日の除夜の鐘で有名な大鐘楼の横を通り抜けた先が将軍塚への登山口となります。

入口から先が樹々が生い茂り結構うす暗いので不安になるかもしれませんが、歩いてみると初夏は涼しくて途中、林の切れ間から京都の街並みも一望できます。

また、結構このルートを利用する人も多く一部、足場の悪箇所もあり、足元さえ注意すれば、とても観光に便利なルートでもあります。

知恩院境内の大鐘楼へ

知恩院は三門から石段をあがり、阿弥陀堂や御影堂がある境内へと進みましょう。

この時点では拝観料はかからないので、到着後有料ゾーンを拝観するのもいいでしょう。

知恩院の大規模修復を終えた御影堂が2020年春に落慶、見どころを紹介
京都、東山三十六峰のひとつ華頂山の麓にあるのが「知恩院」。正式名称は「華頂山知恩教院大谷寺」といい数多くの伽藍が建ち並ぶ広大な境内に2020年春、9年間にわたる大規模修復を終えた国宝の「御影堂」が落慶、話題を呼んでいます。他にも日本最大級の木造門といわれ、同じく国宝の「三門」など「知恩院」の見どころについて紹介します。

御影堂の前を通り過ぎたらすぐに「大鐘楼」への案内看板が見えてきます。

看板がないと分かり辛い、小高い丘の上に大鐘楼はあります。

青もみじに囲まれたスロープを登りきった先が大鐘楼。

大晦日のテレビ中継でも知られるあの大きな鐘です。

東山トレイルの登山道へ

山道入口は薄暗いのでここで合ってるのか?と思うくらい静まり返った場所です。

そのまま真っすぐ進むと突き当りがT字路になっており、いきなりどっちに進むのかわからない分かれ道に遭遇しますが、ここは案内看板もないため、必ず左手の道を進むようにしてください。

右に進むと個人宅の敷地へと進んでしまい、登頂ができないので注意しましょう。

案内看板に沿って山頂を目指す

最初のT字路を右に進むと普通の人なら30分程で将軍塚の山頂駐車場脇に到達することができます。

途中の山道も運動靴やトレッキングシューズであれば比較的歩きやすく、快適にちょっとした登山気分が味わえます。

このルートで下山してくる人も結構いるので、ちょっとした散策ルート、トレッキングルートになってるようです。

歩きだして15分もすると山頂方向が明るくなって見えてくるので山頂が近いことがわかります。

将軍塚の山頂へ

将軍塚山頂に到着、左手に進むと「将軍塚青龍殿」、右手に進むと将軍塚展望台の駐車場があります。

将軍塚展望台は夜景スポットとしても知られ、カップルにも人気のデートスポットですが、日中であれば京都市街地を眺めることができます。

将軍塚はもともと平安京を造る時、和気清麻呂に伴われこの地を訪れた桓武天皇が現在の京都市街地がある盆地を眺めて、ここに平安京を造ろう、と決心された場所とも云われています。

日本史上において千年の都が始まった場所でもあるんですね。

京都タワー、京都駅ビル、京都御苑、二条城、嵐山のある西山連山や愛宕山、北山、そして大阪方面まで見渡すことができます。

将軍塚青龍殿の大舞台を拝観

将軍塚展望台からの眺望もいいのですが、せっかくここまできたのならぜひ「将軍塚青龍殿」も拝観し、ぜひ大舞台からの京都市街地眺望も楽しんでほしいですね。

将軍塚青龍殿の見どころは京都市街を一望する大舞台と青不動
さて今回は先日拝観してきた「青蓮院門跡」の飛地境内にあたる「将軍塚青龍殿」の紹介。将軍塚といえば展望台から京都の夜景が楽しめるスポットとして知られ、Kyotaroも学生の頃はよくドライブがてら夜景を見に行きました。当時はまだ「将軍塚青龍殿」はなかったのですが、とにかく広くて京都の眺望が楽しめる大舞台がここは有名です。

青もみじがとても美しいスポットで山門から眩しい新緑がとても映える寺院です。

境内には青不動がお祀りされており、将軍塚、大舞台のほか、庭園を散策しながら青もみじを楽しむことができます。

所要時間は40分もあればひととおり拝観ができます。

将軍塚青龍殿から清水寺へ下山するルート

将軍塚青龍殿を出発したら、将軍塚駐車場の先にある公園広場のほうへ歩いて進みましょう。

スポンサーリンク

この広場はベンチもありハイキングを楽しむ人の休憩場所にもなっていて、ヘリポートやトイレが公園内にあります。

ヘリポートの先に山道入口があり、東山トレイルの続きとなります。

こちらを進んでいくと清水寺へと下山していくことができます。

柵の先が山道です、さぁ張り切って下山していきましょう。

清水寺の子安塔へ降りるルート

将軍塚から清水寺の子安塔付近まで下山するのにかかる時間はおよそ30分程度と考えて下さい。

将軍塚から清水寺へ向かうルートは下り、かつやや険しい箇所もありますので足元には十分注意して降りましょう。

本来、清水寺への下山ルートは京都トレイルのルートから途中分かれた道を進み、清水寺境内にある地主神社の横に降りるルートが定番でしたが、2018年(平成30)の台風による倒木の影響で2024年(令和6)5月現在も通行止めとなっていました。

途中休憩所のある通行止め箇所は右方向が京都トレイルのルートとなりますので間違えないよう進んでいきましょう。

清水寺方向への分かれ道

引き続き、看板、目印を頼りに京都トレイル(東山トレイル)を進んでいきます。

将軍塚から清水寺方向へ降りるルートは、京都トレイル東山17、国道1号線付近、東山ドライブウェイの花山洞(東山入口)付近へと続きますが、清水寺の子安塔方向へ下山する際は、途中の分岐道を右に進んでいく必要があります。

頼りは清水寺への案内看板となりますので、看板があれば必ずチェックしましょう。

ちなみにルートから逸れる明らかな分かれ道の場所に清水寺への案内看板があるのでそこが分岐点となります。

音羽山方向へ下山

清水寺のある音羽山方向へ下山していくと途中、京都市街地(京都駅方向)の街並みが見えてきます。

また林の間から清水寺本堂前の舞台も見えてきます。

ここまで降りてくると下山口が近いことがわかります。

結構、街の賑わいが感じられるようになっていきます。

下山口は清水寺の裏側にある入口近くへと下山してきます。

子安塔

清水寺の裏口は通常、関係者専用の出入り口のようですが、一般的に解放されており、ここから出ていく観光客も結構、いらっしゃいました。

Kyotaroはここから清水寺境内へと入り、すぐ右手に進むと子安塔が見えてきます。

ここは正面に清水寺の本堂と舞台を眺めることができる写真スポットになっています。

子安塔から階段を下っていくと舞台下にある「音羽の滝」方向へと進み、そこから清水寺の三重塔、鐘楼を眺めながら仁王門横にある参拝者出口へと出てきます。

清水寺を参拝する場合は仁王門から石段を上がって拝観受付へと再度上がっていく必要があります。

清水寺「平成の大修理」はいつまで?本堂檜皮屋根葺き替え工事が完了
今回は京都観光の代名詞、修学旅行の聖地「清水寺」の紹介です。「平成の大修理」が始まり10年以上経ちましたが、今回本堂の屋根の葺き替え工事が完了したとのことで張り切って拝観に行って来ました。そしたら「あれ?まだ工事終わってないところあるんや」「まだ工事してるんや」。久しぶりに拝観してきた感想と見どころをまとめました。

そのまま清水坂方向へ進むと産寧坂、二寧坂方向へと向かうことができます。

清水寺裏口から入場した場合

ちなみに裏口からの入場の場合、拝観料(大人400円)は必要ありません。

清水寺の拝観ルートは一方通行になっていて、拝観箇所が終わった先に坂道があるのですが、そこから出口方向へ一方通行になっていて、裏口から境内に入ると子安塔近くの坂道に出るため、そこから境内へと進むのは逆走することとなり、お寺の係員から注意をうけます。

拝観ルートを逆走すれば、清水寺の奥の院、阿弥陀堂、釈迦堂、地主神社、そして本堂方面にも行けますが、間違って逆走しないよう、音羽の滝を目指して坂道を下ることを意識して進みましょう。

そうすれば逆走することはありません。

知恩院へのアクセスと駐車場について

●華頂山知恩教院大谷寺(知恩院)
TEL:075-531-2111
〒605-8686 京都府京都市東山区林下町400
■拝観料金 ※境内無料
方丈庭園 大人400円 小人200円
友禅苑  大人300円 小人150円
※方丈庭園と友禅苑の共通券は大人500円小人250円
※障害者手帳をお持ちの方は無料で拝観できます。
■拝観時間 9:00?16:00
■アクセス 京都繁華街・河原町から歩いて15分程度
・市バス/京都駅から206系統「知恩院前」下車、徒歩5分
・地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩7分
・京阪京都線「祇園四条駅」下車、徒歩12分
■駐車場 総本山知恩院新門南駐車場を利用。有料15分200~300円、最大料金1,200円。

清水寺へのアクセスと駐車場について

●音羽山清水寺
TEL:075-551-1234
〒605-0862 京都府京都市東山区清水294
■拝観時間 6:00?18:00※7・8月は18:30まで
■拝観料金 高校生以上400円 小中学生200円
■アクセス 最寄駅の「清水五条駅」から徒歩25分
・京阪京都線「清水五条駅」下車、徒歩25分
・市バス「京都駅」発206系統「五条坂」下車、徒歩10分
・四条河原町から207系統「清水道」下車、徒歩10分
■駐車場 参拝者専用駐車場なし※市営駐車場、コインパーク利用


国内ランキング

まとめ

今回は東山トレイルを利用したちょっとした登山、健康ハイキングルートの紹介でした。

普段は街中を歩いて観光しながら知恩院から清水寺、その逆の清水寺から知恩院へと観光するルートが有名ですが、知恩院から将軍塚青龍殿まで行き、清水寺へ降りてくるルートが京都にはあります。

特に将軍塚は車を利用していく人が多いのですが、30分程度の山道をあがれば将軍塚まで行けてしまうほど便利なルートです。

当然、山道ですから靴や服装など最低限の装備は必要ですが、日ごろの運動不足解消などにも効果的面だと思います。

雨天時、冬季は足元が悪くなるのでおすすめできませんが、初夏から秋にかけてはおすすめのルートだと思いますのでぜひ、歩くのが好きなあなたは一度試してみては如何でしょうか?

※お出かけの際は最新情報、通行止め情報などを必ず各自で確認の上、お出かけ下さい。

スポンサーリンク
この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の53歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

Kyotaroをフォローする
京都街歩き
Kyotaroをフォローする
京都はんなりずむ

コメント

タイトルとURLをコピーしました