将軍塚青龍殿の見どころは京都市街を一望する大舞台と青不動

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

さて今回は先日拝観してきた「青蓮院門跡」の飛地境内にあたる「将軍塚青龍殿」の紹介です。

将軍塚といえば展望台から京都の夜景が楽しめるスポットとして知られ、Kyotaroも学生の頃はよくドライブがてら夜景を見に行きました。

当時はまだ「将軍塚青龍殿」はなかったのですが、とにかく広くて京都の眺望が楽しめる大舞台がここは有名です。

詳しく見ていきましょう。


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将軍塚青龍殿の見どころは大舞台と青不動

京都の将軍塚といえば夜景がきれいなデートスポットとして有名です。Kyotaroも学生の頃はお世話になりました。

さて今回紹介するのは「天台宗 青蓮院門跡」の飛地境内である「将軍塚青龍殿」。

将軍塚青龍殿」は2014年(平成26)に京都東山の山頂に建立、大護摩堂が落慶されました。

将軍塚青龍殿の見どころについて見ていきましょう。

将軍塚青龍殿の青不動を拝観

将軍塚青龍殿は車で行くか、シャトルバスを利用するか、もしくは蹴上駅からタクシーを利用するかというアクセス方法となります。

駐車場、もしくはバス停からすぐの受付で拝観料を払い、受付横の通路から境内へ。


すぐに青龍殿が見えてきます。内部は撮影禁止となっていますが、正面には「青不動明王二童子」の複製がお祀りされています。

青不動明王二童子像」本体は国宝に指定されており、青龍殿の背後にある奥殿に安置されています。

青龍殿の中にはお守り、御朱印の授与所などもあり、中はとても広い講堂のようなスペースがあり、その奥に「青不動明王二童子」の複製が祀られており、拝観できます。

つい大舞台からの眺望が有名なので先にそちらを見に行きがちですが、境内は順路が決まっていますので、到着後はまず青龍殿にて青不動をお参りしましょう。

将軍塚青龍殿の大舞台は圧巻の絶景スポット

青龍殿の背後には奥殿があり、その先には木造の大舞台があり、ここから京都市街の大パノラマが広がります。

舞台といえば京都では清水寺にある舞台が有名ですが、その約4倍以上の広さを誇り、延面積が1046㎡あります。

大舞台は京都市街に向かって180度のパノラマが広がる形で設定されており、“清水の舞台”のように市街地に向かって90度に設置された舞台ではありません。

大舞台からは比叡山、北山方面に京都大学、吉田山、哲学の道、銀閣寺方面、眼下には鴨川から京都御所、二条城、下鴨神社、大鳥居と平安神宮がはっきり見えます。

また大舞台正面には京都の愛宕山から西山連山、ずっと先には大阪との県境、天王山まで見渡せます。

当然、この角度からだと京都駅方面、京都タワー、東本願寺、西本願寺まで肉眼で見ることができます。

将軍塚青龍殿の西展望台

大舞台から順路に従って進むと庭園と西展望台への登り口が見えてきます。

西展望台は大舞台よりも高い場所に設置されており、同じく京都市街の眺望が楽しめるのですが、大舞台より南に位置する分だけ、京都府南部の山城方向まで眺望できます。

位置関係から大舞台から木陰に隠れて見えいない眺望も西展望台から見渡すことができ、天候が良ければ大阪方面の街並みまで眺望できます。

天候が良ければ夕陽のスポット、春と秋の夜間特別拝観時期は絶好の夜景スポットとして楽しむことができます。

将軍塚青龍殿にある庭園は紅葉と桜の名所

将軍塚青龍殿の大舞台、西展望台を見学した後は、回遊式庭園に枯山水庭園を取り込んだ独特の青龍殿庭園を通り抜けて境内出口へと向かいます。

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庭園内には約220本のカエデと200本の桜の他、源平枝垂れ桃、藤、シャクナゲやサツキなどが植えられ、春から初夏は季節の花々を楽しむこともできます。

春と秋には庭園のライトアップも開催され、大舞台や西展望台からの夜景と両方楽しむことができる新名所として人気の理由になっています。

日本庭園が技術的にも芸術的にも最も優れた室町時代の手法を用いて作庭された庭園で東屋からの将軍塚、西山の遠望が見事な借景庭園を造り上げているのは必見です。

将軍塚青龍殿への便利な行き方はバス?タクシー?駐車場はあるのか?
将軍塚青龍殿は京都東山の山頂にあり、アクセスがちょっと厄介なスポットです。もともと“将軍塚”という京都屈指の夜景ビュースポットで東山ドライブウェイの山頂にあり、100台くらい停められる広い駐車場もあります。将軍塚から歩いて行けるのか?京都市街から便利な行き方はバス?タクシー?専用駐車場はあるのか?についてまとめました。

青龍殿の誕生と将軍塚の由緒について

2014年(平成26)10月に京都東山の山頂に落慶した大護摩堂「青龍殿」。

国宝の「青不動」を青龍殿奥殿にお祀りしていますが、普段拝観できるのは精密な複製画となります。

将軍塚青龍殿が京都東山に誕生

2014年(平成26)10月に京都東山の山頂に落慶した大護摩堂「青龍殿」は京都東山の新名所となりました。

もともと大正天皇の即位記念で建立された「大日本武徳会京都支部武徳殿」として北野天満宮前に建立された木造大建造物でした。

1947年(昭和22)京都府に移管され警察の柔道剣道道場となり「平安道場」として一般開放されていました。

1998年(平成10)に京都府が「平安道場」を閉鎖、解体処分が決定したものを青蓮院門跡がこの歴史的文化遺産を継承、京都東山の山頂に「青龍殿」として移築再建したものです。

再建までには様々な紆余曲折があったといい、京都という独特の土地柄、様々な規制を掻い潜って全国の信者の方々からも寄付を集め、ようやく実現した事業だったのです。

青龍殿の由緒

青龍殿の前身である「大日本武徳会京都支部武徳殿」は大正天皇の即位を記念して大日本武徳会が中心となって京都府民から浄財を募って1915年(大正2)に建立されました。

武徳殿の外観は純和風の建築仕様ですが、小屋組みや建築物を支える基礎工事には外来の技術が用いられているといい、大正時代建築の特徴的な「和洋折衷」の木造大建造物です。

1947年(昭和22)に管理が京都府に移管、「平安道場」として警察の柔道剣道道場となるもその後、修繕にかかる多額の費用など京都府では管理しきれなくなり閉鎖、解体が決定。

2009年(平成21)に青蓮院門跡が国宝・青不動を安置する「青龍殿」として京都東山の山頂、将軍塚に移築再建を決定、2014年(平成26)10月に完成しました。

将軍塚の由緒

大舞台と西展望台の間にある約20m四方の塚がありますが、これが将軍の像に甲冑を着せて埋めたという「将軍塚」です。

 

 

 

将軍塚」は京都四条通りの延長線上の山頂に位置し、桓武天皇は登られたこの地で都の安泰を願ったと云われます。

平安遷都まで奈良、長岡京と都を移すも不吉な事故に遭い続けた桓武天皇を京都盆地を見降ろす現在の東山山上へと導いたのが和気清麻呂です。

和気清麻呂は将軍塚から見下ろすこの地こそが都にするに相応しいと桓武天皇に進言、その勧めに従い794年(延暦13)に平安建都に着手されました。

以来、国家の有事があるとその前兆を鳴動して伝えたという伝説が、「源平盛衰記」や「太平記」に残されています。

東郷元帥、黒木大将、大隈重信などここは往時の偉人達も京の都を一望しに訪れたといい、お手植えの松、石柱が遺されています。

将軍塚青龍殿へのアクセスと駐車場について

■将軍塚青龍殿
TEL:075-771-0390
〒607-8456 京都府京都市山科区山科厨子奥花鳥町28
拝観料金 大人500円 中高生400円 小学生200円
拝観時間 9:00~17:00(※16:30受付終了)
※春と秋に夜間ライトアップを開催。
※開催期間、拝観料金はHPで要確認
アクセス
・土休日のみ三条京阪⇔将軍塚青龍殿、ピストンバス運行
・蹴上、三条京阪、河原町三条、四条河原町より循環バス運行
・三条通、五条通から東山ドライブウェイで山頂へ
・東山ドライブウェイ頂上、将軍塚展望台駐車場より徒歩3分
駐車場  あり(※普通車30台)

まとめ

今回は「青蓮院門跡」飛地境内、東山山頂にある「将軍塚青龍殿」の紹介でした。

ここは寺院というよりは、京都市街地を展望する大舞台が有名で春や秋の夜間ライトアップ開催時の夜景が有名です。

デートスポットとしても人気があり、Kyotaroが学生の頃は「将軍塚青龍殿」がまだ無かったので、すぐ近くの将軍塚展望台から夜景を眺めていました。

京都市街地眺望絶好のスポットはこちらのほうが「元祖」という気が今でもしますね。


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