清水寺はエリアで観光しよう、二年坂から三年坂まで一緒に楽しむコツ

京都街歩き
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京都在住・京都大好きブロガーのKyotaroです。

京都の修学旅行メッカといえば「清水寺」と答える人も多いのではないでしょうか?

職場の同僚に聞いても「京都は修学旅行でしか行ったことがない」という人に印象を聞くと「清水の舞台に行った」という答えが必ず帰って来ます。

京都観光の“テッパン”でもある清水寺、最近では“今年の漢字”でも有名となりました。

京都人が伝授する清水寺を単体ではなく、エリアで楽しむ方法についてまとめました。


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清水寺をエリアで楽しむ方法とは?

Kyotaroも清水寺に何回も行ったことがあるのですが「清水寺」だけに行くことはまずありません。

どういうことかと言うと「清水寺に行く」というよりは清水寺を中心とした東山エリアで遊ぶ」という感覚です。

では「清水寺を中心とした東山エリア」とはどこの事なのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

清水寺に向かう複数の参道から楽しむ

清水寺は参道から楽しむことができるのですが、参道がたくさんあるのをご存知ですか?

五条坂、二年坂三年坂清水寺は山号にもなってる「音羽山」という高台にあり、参道がすべてどのルートから行っても坂道になっているのです。

行きは上り坂、帰りは下り坂となるわけですが、単なる行ったり来たり、帰りはまた同じ参道を下るのも面白くないですよね。

そこでおすすめしたいのが行きと帰りは違う坂の参道を歩くことをおすすめします。

上り坂も苦にならない五条坂、二年坂、三年坂

五条坂、二年坂三年坂とも上り坂が苦にならない理由は参道沿いにたくさんのお店が軒を連ねた賑やかな退屈しない街並みが続くから。

飲食店からテイクアウトの店、お土産屋から神社仏閣などが参道沿いに続きます。

特に女性に人気のスイーツの店、老舗茶坊、カフェなど近年はお洒落な店やジブリの店なども出店して“単なる参道の商店街”ではなくなったということ。

このように参道にあるお洒落なお店で過ごすのも京都観光の醍醐味ですよね。

退屈しない町興しが上り坂でも苦にならず、気付けば「清水寺」まで辿り着いていたという演出をしてくれます。

三年坂の甘味処と人気のカフェ

Kyotaroがおすすめしたいのが、京都の老舗甘味処「梅園」と若者の行列ができるカフェ「抹茶館」が向いあうようにそれぞれ三年坂(産寧坂)にあります。

両店とも人気店のため、時間帯によっては待ち時間が出ますが、タイミング良ければ並ばずに入ることもできます。

また、観光の途中に立ち寄る人が多いので非常に回転が速いというエリア特性もあり、並んでもそこまで時間を要さないことが多いのです。

他にも定番の「よーじやカフェ」の清水バージョン店などお洒落な店舗がたくさんあるので清水寺と一緒にぜひ楽しんで欲しいですね。

清水寺の周辺観光地でおすすめは?

清水寺へのアクセスでよく紹介されてるのが「京都駅から行き方」というパターンが多く、市バスに乗って「五条坂」下車というパターンが多いですね。

でもKyotaroがおすすめしたいのが四条河原町(阪急・京都河原町駅又は京阪・祇園四条駅)を起点に観光するルートです。

四条大橋~八坂神社~円山公園~ねねの道~高台寺・圓徳院~二年坂・三年坂~五条坂~清水寺へ行くルート。

詳しく見ていきましょう。

京都東山南部ゴールデンルート

八坂神社から清水寺があるのが京都「東山エリア」でも南部に位置する地域。

北部はかの有名な平安神宮、南禅寺、永観堂から哲学の道があるエリアで北限が東山慈照寺(銀閣寺)までの地域。

京都の東山エリアは南北に広いエリアとなっており、今回紹介するのはその南側の地域です。

勝手にゴールデンルートと呼んでますが、八坂神社~円山公園~ねねの道~高台寺・圓徳院~二年坂・三年坂~五条坂~清水寺など有名観光地をみれば納得できますよね。

八坂神社と円山公園

四条河原町から四条大橋を渡ると祇園エリアです。有名な「南座」の前から「八坂神社参道」が祇園商店街沿いに続き、突き当りが「八坂神社」です。

2020年は新型コロナウィルス感染拡大により、境内の巨大茅の輪くぐりが注目を集める「疫神社」が脚光を浴びています。

また境内奥には円山公園が広がり、春になれば“しだれ桜”のお花見に世界中から観光客がやって来る人気スポットです。

高台寺と圓徳院

円山公園から南側へ進むと“ねねの道”へ。

豊臣秀吉と北政所ねねゆかりの「高台寺」と「圓徳院」があるエリアでここも人気のスポットです。

「高台寺」は方丈庭園と臥竜廊、蓬莱式庭園など見どころがたくさんあり、拝観に40~50分はかかる大きな寺院です。

「圓徳院」は北政所ねねが晩年を過ごしたという寺院で伏見城から移築したという書院北庭は小堀遠州ゆかりの名庭は必見の価値ありです。

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二年坂(二寧坂)と三年坂(産寧坂)

ともに清水寺参道として作られ、石畳の坂路と昔ながらの家並みが残る美しい景観は京都市の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定。

参道を賑やかす店舗も近年はスターバックスが開店したり、ジブリショップができたり、老舗甘味処や茶室など新旧の街並みが融合した魅力的な小路が続き、人気があります。

もはや清水寺への参道というよりは「ひとつの観光地」として多くの観光客が世界中から訪れるスポットとなりました。

清水寺拝観の見どころについて

清水寺は京都観光でも一位、二位を争うスポットとして年間を通じて大勢の参拝客で賑わいます。

見どころについてまとめました。

平成の大修理、いつまで?

2008年から始まった境内堂舎の「解体・半壊修理」を「平成の大修理」として2020年6月現在も工事が進められています。

ですが、2020年2月に本堂の檜皮屋根葺き替え工事が完了、美しい姿を再び拝観することが可能となりました。

但し「清水の舞台」は未だ改修中で足場が組まれた状態で工事中のネットが架けられた状態が続いており、2021年3月まで工事は続きます。

清水の舞台はもう少しの我慢?

「平成の大修理」が始まって12年の月日が経ちました。

着々と改修工事が進んでおり、境内殆どの堂舎改修工事はほぼ完了していました。

残るは「清水の舞台」のみでまだ工事用ネットや足場が一部組まれた状態でした。

清水寺境内にある地主神社

よく京都の「地主神社」がどこにあるかわかり辛い、という話を聞きます。

確かに京都で言う神社は拝観料が無料で自由に参拝できるのですが、「地主神社」は清水寺の境内にあるので拝観料を払わないと参拝が出来ません。

えんむすびの神様として知られ「恋占いの石(LOVE STONE)」がテレビなどで有名なり、若い女性の参拝者が非常に多いスポットになっています。

やや派手な色彩の境内となっていますが、Kyotaroは境内いちばん奥の「水かけ地蔵さま」にお参りして長女、次男の受験志望校合格を祈願しました。

奥之院から本堂と清水の舞台、京都市街を一望

今年2月に本堂の檜皮屋根葺き替え工事が終わったので美しい景観を見ることができました。

残念がら清水の舞台はまだ工事中の為、本来の景観とはいきませんが、だいぶスッキリした景観を楽しむことができますよ。

奥之院から音羽の滝へ向かう道中には「あじさい」の花が彩りを添えていました。

音羽の滝はパワースポット?

清水寺の名前の由来にもなったという境内にある滝でここの水は「黄金水」や「延命水」とも呼ばれる、霊験あらたかな“清水”としてパワースポットになっています。

3本の滝が流れる「三条の滝」になってるのですが、どうやら一本ずつそのご利益が異なるようです。

向かって左側(清水舞台側)から順番に「学問成就」「恋愛成就」「延命長寿」のご利益がそれぞれあると言います。

それぞれの水を飲むことでご利益があるとのことですが、欲張ってたくさん飲み過ぎるとそのご利益は半減するとか…。

清水寺へのアクセスと駐車場について

■音羽山清水寺
TEL:075-551-1234
〒605-0862 京都府京都市東山区清水294
拝観時間 6:00~18:00※7・8月は18:30まで
拝観料金 高校生以上400円 小中学生200円
アクセス 最寄駅の「清水五条駅」から徒歩25分
・京阪京都線「清水五条駅」下車、徒歩25分
・市バス「京都駅」発206系統「五条坂」下車、徒歩10分
・四条河原町から207系統「清水道」下車、徒歩10分
駐車場 参拝者専用駐車場なし※市営駐車場、コインパーク利用

まとめ

今回は「清水寺」を含む京都の東山エリアの紹介でした。

京都には他にも「嵐山」のように1つのスポットというよりはエリア、地域全体で楽しめる観光地がたくさんあります。

今回「清水寺」の場合だと五条坂、二年坂三年坂などお洒落なカフェや飲食店、ショップが並ぶ参道、周辺の有名寺院などが点在し、エリアとして1日観光を楽しむことができます。

「清水寺」へお越しの際にはこのように京都東山エリアも一緒に楽しんで帰って下さいね。


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