岩船寺のあじさい見頃と駐車場について紹介、貝吹岩からの絶景に感動

神社仏閣(観光)
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は京都あじさい名所、京都府南部の木津川市にある「岩船寺(がんせんじ)」の紹介です。

京都と奈良の県境近い、山里に佇む山寺で現在も多くの文化的遺産を蔵しており、四季を通じて多くの花が境内に咲き誇る“花の寺”としても名高い寺院です。

特に6月梅雨時期のあじさいが有名で境内にある三重塔とのコントラストは有名な景観で訪れる人の心を和ませます。

「岩船寺」のあじさい見頃と駐車場、境内見どころについてまとめました。


国内ランキング

スポンサーリンク

岩船寺のあじさいはいつまでが見頃?

「岩船寺」は京都府木津川市にある古刹で初夏のあじさいの他にも、春の桜、夏の睡蓮、百日紅、秋の紅葉、冬の蝋梅など四季折々の花が楽しめる“花の寺”として有名です。

ここでは気になる岩船寺の例年の見頃、2021年の見頃、そして実際に行って来たあじさいの様子について見ていきましょう。

岩船寺のあじさい、例年の見頃

岩船寺のあじさい例年の見頃は6月上旬から7月上旬頃と言われています。

境内には5,000株といわれるあじさいの花が植栽されており、特に本堂前のあじさい群と背後に建つ三重塔の景観は“岩船寺の代名詞”になっています。

また、境内のあじさい以外にも本堂前には“あじさいの睡蓮鉢”があり、たくさんの人が写真撮影を行う、“インスタ映えスポット”になっています。

花手水は京都の寺院でも各所で取り入れられていますが、“睡蓮鉢”はまた違った美しさがありますね。

岩船寺のあじさい、2021年はいつまでが見頃?

岩船寺のあじさいですが、2021年は6月上旬には既に充分な見頃を迎え、6月中旬には最盛期となっており、Kyotaroが訪れた6月21日は一部、枯れ始めてるものもありました。

よって例年6月中旬から下旬にかけて最盛期を迎える見頃は、2021年は10日程度早く進んでいるようです。

あじさいは桜のように一気に見頃が終わる花ではありませんので7月上旬まであじさいを楽しむことはできそうです。

岩船寺のあじさい2021年の様子をシェア

「岩船寺」は山門の周辺からあじさいが咲き誇り、まさにこの時期は“あじさい寺”と呼ぶに相応しい景観を楽しむことができます。

境内には5,000株のあじさいが咲き誇りますが、その種類は約35種にも及び、山紫陽花(ヤマアジサイ)、額紫陽花(ガクアジサイ)、西洋紫陽花(セイヨウアジサイ)や手毬ほどもある巨大な本紫陽花(ホンアジサイ)が植えられています。

また厄除地蔵菩薩の隣、五輪塔付近には白いあじさい“カシワバアジサイ”が咲き誇ります。

“カシワバアジサイ”は白アジサイとして有名な花弁が小さい“アナベル”とはまた違った感じがし、始めて見たのでとても新鮮でした。

また夏から初秋にかけては、まるでピンポン玉のようにつぼみが割れて、額咲きの花が咲く、季節外れの玉紫陽花(タマアジサイ)もあります。

境内には散策路があり、本堂の先にある三重塔から鐘楼、さらに鐘楼の奥には休憩所もあり、この辺りにもあじさいの群落があり“ハートあじさい”を見つけることができました。

また本堂前の睡蓮鉢は本当に美しく、写真撮影の順番待ちをしないといけないくらい人気がありました。

心が和む時間を過ごせました。

岩船寺、あじさい以外での見どころ

「岩船寺」は“あじさい寺”としてだけでなく、多くの重要文化財を蔵する寺院としても有名です。

スポンサーリンク

具体的には平安時代に造られた御本尊の阿弥陀如来坐像、三重塔に安置される普賢菩薩騎象像、鎌倉時代に造られた四天王立像、十三重石塔や五輪塔などの文化的遺産を蔵しています。

参道沿いにはかつて修行僧が身を清めたという「石風呂」、境内にも「厄除地蔵菩薩」「石室不動明王立像」「身代わり地蔵」「開山堂」などあじさいに彩られる形で点在しており、あじさい以外も見どころがたっぷりあります。

岩船寺の貝吹岩からの絶景が素晴らしい

岩船寺に行ったらぜひ訪れてほしいスポットがあります。

それは「貝吹岩」でちょっと本格ハイキング、プチ登山のような景観を潜り抜けた先にあります。

靴は必ず運動靴で行きましょう。革靴やハイヒールは滑りやすく、転倒の可能性もあり少し危険かもしれません。

歓喜天堂

鐘楼から三重塔背後に散策路が続いてますので、三重塔背後を横切った先の石段上には「歓喜天堂」があります。

ここは「貝吹岩」へ向かう散策路の入口にあたり、小高い丘の中腹にあります。

「歓喜天」とは729年(天平元)に「岩船寺」創建を僧行基に命じたという聖武天皇をはじめ、各天皇の祈願所となっていました。

後に高僧・平智僧都が心願成就のために「歓喜天」を祀って以来、七百有余年もの間、霊験があり、現在も商売繁盛、招福、結縁を願う人々の依りどころとなっています。

貝吹岩と木津川市街を一望する絶景

「歓喜天堂」から散策路を進んでいった先にあるのが「貝吹岩」と呼ばれる一枚岩です。

「貝吹岩」はその昔、ここ御本陣山の周辺に三十九の坊舎あったと云われ、その頃に一山の僧を集めるためにこの一枚岩の上に立って法螺貝を吹いた場所との言い伝えがあります。

この地は当尾地区でも最高所に位置し、西方には生駒の山々を眺望、眼下には木津川の流れと木津川市街地を一望できるスポットです。

さらに天候が良ければ、その向こうには比叡山や愛宕山に見守られた京都市街も遠望できる、眺望絶好のロケーションを誇る“絶景”スポットでもあるのです。

長旅の疲れを一気に吹き飛ばしてくれる景観なのでぜひ「岩船寺」を訪れた際には訪ねてほしいスポットとして紹介しました。

岩船寺は車で行く方が便利?駐車場について

「岩船寺」は京都府最南端の木津川市にあり、京都中心部からJRを乗継ぎ、最寄りの「加茂駅」からさらにコミュニティバスに乗って約20分の場所にあります。

京都駅からでも往復の交通費がひとり約2,400円程度、所要時間も乗継時間を考慮すると片道・約2時間弱かかります(京都駅→奈良線→木津駅<乗継>→関西本線→加茂駅)。

むしろ奈良市内中心部(奈良駅)からのほうが近い場所にあるのが「岩船寺」なんですね。

Kyotaroは今回、自家用車で行きましたが、宇治市内まで一般道、その先は城陽から京奈和自動車道を利用して木津ICより車で約20分の移動時間となります。

また、車で行った場合に岩船寺には専用駐車場がなく民間の有料駐車場しかありません。

1日利用しても300円と良心的な駐車料金となっていますので自家用車で行くのもいいかもしれません。

岩船寺の山門前に50台ほど停められる民間駐車場がありますのでそちらを利用しましょう。

駐車場から岩船寺山門まで徒歩1分の至近距離でとても便利です。

岩船寺へのアクセスと駐車場について

●高雄山岩船寺
TEL:0774-76-3390
〒619-1133 京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
■拝観料金 大人500円 中高生400円 小学生200円
■拝観時間 8:30~17:00
※12~2月 9:00~16:00
■秘仏特別公開 1月1~15日、4月1日~5月31日、10月1日~11月30日
■秘宝特別公開 10月1日~11月30日
■三重塔初層特別公開 10月・11月の毎週土日祝※雨天荒天で中止の場合あり
■アクセス 車で行くのが一番便利
・JR関西本線(大和路線)「加茂駅」下車、コミュニティバス乗換で「岩船寺」下車すぐ
・京都駅よりJR奈良線「木津駅」乗換、JR関西本線「加茂駅」下車、以降は同上
※加茂駅からの木津川市コミュニティバスは片道400円必要
■駐車場  専用なし ※民間有料駐車場を利用、1台300円


国内ランキング

まとめ

今回は京都最南端に位置するあじさい名所の「岩船寺」の紹介でした。

ここは花の寺としても有名で「関西花の寺二十五ケ所霊場・第十五番」でもあり、他にも「仏塔古寺十八尊霊場・第四番」、「神仏霊場・京都四十九番」などの霊場でもあります。

色とりどりのあじさいと三重塔の朱色が映える境内の景観は必見の価値があり、また約35種もの様々な趣の異なるあじさいが心を和ませてくれます。

最盛期には東西十六町、南北十六町の広大な境内に三十九もの坊舎があった大規模寺院でしたが、承久の乱の兵火によって堂塔の大半を焼失。

再建後も幾度の戦火によって焼失を繰り返し、今日の規模になったと云われ、現在はひっそりと京都最南端の地に佇み、四季折々の花々が訪ねた人を出迎えてくれます。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました