飛行神社で空の安全を祈願、神飛行機おみくじと花手水が話題

神社仏閣(観光)
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京都府南部、大阪との県境近くにある京都府八幡市は「石清水八幡宮」でも有名ですが、飛行機のエンジンが安置された珍しい神社があります。

今回は「空の安全」と「航空業界の発展」を願うという「飛行神社」の紹介です。

一風変わった境内の様子と興味深い授与品が話題の神社についてシェアします。


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京都八幡にある飛行神社とは?

「飛行神社」とは京都府八幡市にある空の安全と航空業界の発展を祈願し、航空事故の犠牲者をお祀りする一風変わった神社です。

住宅街の中にあり、豪邸のなかに神社があるという変わった景観です。

詳しく見ていきましょう。

社殿の御祭神とご神徳

「飛行神社」の社殿はパッと見、パルテノン神殿を想起させる西洋風建築となっており、敷地面積の都合でしょうか?鳥居とは直角90度の立地関係となっています。

御祭神は古代の空の神といわれる饒速日命(にぎはやひのみこと)です。

饒速日命は天津神のみことのりをうけ「天爾瑞宝十種」を奉じ、三十二神を従え天磐船(飛行船)に乗って河内国の哮峯に降臨。

河内国河上から再び天磐船に乗って大以倭国鳥見白庭山に遷坐された神様と云われます。

饒速日命が降臨したという哮峯には「磐船神社」があり、天磐船といわれる御神体の大石があります。

「磐船神社」より1915年(大正4)に二宮忠八翁が分霊を頂いたのが「飛行神社」の始まりというわけです。

ご神徳は空の安全、航空業界発展、そして二宮忠八をはじめとする発明者をお祀りしていることから開発発明や学業成就のご利益があるとされています。

また第2殿の祖霊社には航空事故で亡くなられた方々、技術革新など航空業界に貢献された人々、第3殿の薬光神社には二宮忠八翁と関わりのある薬学界の人々が祀られています。

開祖・二宮忠八について

二宮忠八翁は愛媛県八幡浜の出身で日本人初となるゴム動力による「カラス型飛行器」での飛行に成功した人物です。

1891年(明治24)4月29日、香川県丸亀にある歩兵第12聯隊練兵場において二宮忠八翁は偉業を達成しました。

後に日清戦争が勃発して出兵した際に自ら考案する飛行器の研究開発を軍に上申するも却下されてしまい、軍を除隊して独力で飛行機を作ることを決意。

大日本製薬株式会社に入社し、資金も貯まってようやく自力で飛行機開発の条件が整い、自らの故郷に似た地名の現・京都府八幡市に移住。

二宮忠八は飛行機完成に向け尽力していた1903年(明治36)12月17日にアメリカのライト兄弟が飛行機による飛行に成功したというニュースとともに自らの飛行機開発を断念。

飛行機の時代に突入し、次第に飛行事故による犠牲者が増えるとその霊を慰めるために1915年(大正4)に現・京都府八幡市の私邸内に私財を投じ「飛行神社」を創建するのです。

これが「飛行神社」の始まりとされています。

境内にあるジェットエンジンとプロペラ

神社の入口付近に大きなガラスケースの中に格納された展示物があります。

結構、大きな動力機械のようなものが展示されており、これは航空自衛隊の戦闘機F-104のジェットエンジンです。

当時は飛行機といえば「事故が多かった時代」「大勢の乗客が亡くなった時代」で敢えてその時代の象徴とも言える「不安全」であったF-104のエンジンを展示してるそうです。

また境内にはプロペラも展示されており、こちらは1983年(昭和58)岸和田沖で漁網にかかった零式戦闘機の機首部分とのことです。

飛行機事故の多かった時代の遺品を展示し、当時の犠牲者を追悼する意味で展示がされています。

飛行神社で話題の神飛行機おみくじと花手水

一風変わった飛行神社でもうひとつ注目したいのが珍し「授与品」と最近流行りの「花手水」です。

特におみくじは「神飛行機おみくじ」といって引いたおみくじで紙飛行機を作ってから奉納するというもの。

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また参拝の後は、季節の花々が生けられた花手水で和やかな気分に浸ることもできます。

変わった神社で独特な景観ですが、今流行りの花手水をしっかり取り入れるミーハー?な一面も。

神飛行機おみくじ

「神飛行機おみくじ」とはおみくじを引いた後に紙飛行機を作ることから、その名が付きました。

“神”と“紙”をかけてるんですね。

通常のおみくじは、中身を読んだ後、神社の決まった場所に結びつけることが多いのですが、「神飛行機おみくじ」は違います。

おみくじを読んだ後は紙飛行機を折って作り、境内に設置された奉納鳥居の輪を通して奉納するというもの。

折った紙飛行機を飛ばして輪っかを通す、ということでしょうか?でも外れるとバチが当たりそうなのでしっかり手で通して奉納する方がいいでしょう。

「飛行神社」ならではのおみくじですね。

授与品

「飛行神社」は冒頭、一風変わった神社である旨は既に紹介の通りですが、授与品も個性豊かなものが色々と揃っています。

特に空の安全、旅の安全を祈ることの多い旅行好きな人はつい欲しくなる授与品がありましたので紹介しましょう。

それはオリジナルの「安全祈願ステッカー」で「カラス型飛行器」がデザインされたものでお気に入りの場所に貼ることができます。

スーツケースやスマホケースに貼る人も多いようですね。

その他授与品は、お札、航空安全札、カード型お守り、航空安全を祈願する「航空安全守」、飛行・飛翔、スポーツ競技の飛行安全を祈願する「飛守」、パイロットの無事任務遂行を祈願する「任務遂行守」などがあります。

もちろん合格祈願、健康長寿、病気平癒のお守りもあるのですが、なぜか?そこに紛れて孔球守(ゴルフ守)があります。

孔球守(ゴルフ守)はスコアアップではなく、ゴルフ球の安全飛行を願うお守りとか。

御朱印

「飛行神社」ではもちろん300円で御朱印を授かることもできます。

プロペラの社紋がなんとも「飛行神社」らしいというか、可愛らしいというか。

また書置きになりますが、饒速日命の御神影朱印(500円)もあります。

またオリジナルの御朱印帳も販売されており、“飛”の文字が入ったお洒落でインパクトのある御朱印帳です。

花手水

最後に少し驚いたのですが、飛行神社のエンジンが展示されているガラスケースの脇には花手水があります。

花手水といえばお隣の長岡京市にある柳谷観音楊谷寺から火が付いたと言っても過言ではなく、最近は全国に波及し“インスタ映え”スポットとして女性を中心に人気があります。

「飛行神社」でも寒いこの時期ですが、花手水が生けてあり、見栄えのする仕様となっています。

一風変わった境内の景観にまさに花を添える演出がなされていました。

飛行神社へのアクセスと駐車場について

●飛行神社
TEL:075-982-2329
〒614-8002 京都府八幡市八幡土井44
■拝観料金 境内自由※写真撮影のみの拝観は禁止
※二宮忠八資料館は大人300円、小中高200円
■拝観時間 9:00~17:00
■アクセス 京阪電車が便利
・京阪電鉄「石清水八幡宮駅」下車、徒歩5分
・京滋バイパス「久御山淀IC」より車で10分
■駐車場  社務所地下に3台分あり(無料)
※車高2m以上の車は駐車不可


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まとめ

今回は京都府八幡市(やわたし)にある「飛行神社」の紹介でした。

文字通り、飛行機にまつわるご利益がある神社、空の安全を守る神様が祀られていることは安易に想像できますね。

普通の神社とは境内の景観はかけ離れていますが、航空業界関係者が多く訪れる場所として由緒ある神社です。

御朱印、授与品も独特の個性豊かなものが揃っているので機会があれば、旅好きなあなたにもぜひ訪れて頂きたいスポットです。

アクセスは非常に便利で3台分ですが社務所地下に無料駐車場も完備されています。

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