“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
京都の愛宕山は昔から信仰の山として知られ、あの明智光秀も本能寺の変を起こす直前に山頂で山ごもりをしたといいます。
今回は、そんな愛宕山麓に広がる右京区嵯峨にあるのどかな田園風景のなかに十割そばを堪能できるお店までドライブしてきました。
古き良き時代、日本の原風景などと呼ばれる“棚田”の景観も楽しんできた様子をシェアします。
詳しく見ていきましょう。
越畑フレンドパークまつばらで手打ちの十割そばを堪能
京都嵯峨の愛宕山麓にある「越畑フレンドパークまつばら」で手打ちの十割そばを堪能してたのでその時の様子を紹介します。
京都嵯峨の越畑というのどかな山里に広がる田園風景は「にほんの里100選」にも選出された約800もの棚田が広がる光景を楽しめます。
“日本の原風景”とも呼ばれる景観の中に「越畑フレンドパークまつばら」は都市農村交流施設として運営されています。
収穫前の稲穂がたなびく光景を見ながらの食事が楽しめるのが魅力の田舎レストランで初秋を感じる黄金の棚田風景が広がる9月に訪れるのがおすすめです。
ここでは実際に十割そばを食べた感想とメニュー最新情報について紹介します。
越畑フレンドパークまつばらで食べた十割そばの感想は?
「越畑フレンドパークまつばら」の十割そばは石臼で挽いたそば粉を使用した十割の細打ちなのでやや麺としては細く感じるそばです。
注文してからそばを手打ちするため、昼時はお客さんも多く、オーダーしてから30~40分近く待つこともしばしば。
それだけ素材にこだわった“十割そば”ならぜひ食べてみたいし、京都でこのようなそばを食べる機会もそうそうないので窓の外に広がる田園風景を眺めながら待ってました。
店内は暖かい木のぬくもりを感じさせる、ログハウスのような店内でテーブル席を中心にファミリーに最適のお座敷や囲炉裏を囲む席などがあります。
また店内への玄関口には地元でとれた名産品や野菜、棚田で収穫されたお米などを販売する売店があります。
売店の商品は売り切れることもよくあるそうなので、気に入ったものがあれば注文してからの待ち時間を利用して先に購入しておくことをおすすめします。
天ざるそば並盛
今回、Kyotaroが注文したのは「天ざるそば並盛」(1,660円税込)をオーダーしました。
今回は40分程してから「天ざるそば並盛」がテーブルへ運ばれてきました。
麺は写真ではわかりにくいのですが、確かに見た目が“細い”と感じる繊細な麺ですが、味の方は打ち立ての“十割そば”というだけあり、瑞々しい新鮮な食感。
最初、ひと口目はそばつゆにつけずにそのままそばのみを食すのが“そば通”、ということなのでそのままそばの味を堪能してみましょう。
ほのかに口の中に広がる“そばの香り”が町中のお蕎麦屋さんでは体験できない食感です。
野菜の天ぷらも揚げたてのあつあつでサクッとした食感の最高の状態で出して頂けるので、さらさらの“わさび塩”を付けて食べます。
サツマイモ、かき揚げ、青唐辛子、茄子、みょうがなど季節を感じさせる美味しい野菜の天ぷらはそばとの相性も抜群でした。
食後はそば湯で〆る
新鮮で美味しい“十割そば”を堪能した後は、やはりそば専門店ならでは“そば湯”の〆が何とも言えませんね。
「越畑フレンドパークまつばら」でもそば粉をそば湯でといだ熱々の“そば湯”が出てくるので食後の〆にしっかり頂きました。
“十割そば”の“そばつゆ(出汁)”はすべて使わずに食後の“そば湯”のために少し残しておくことをおすすめします。
“そば湯”はそのまま飲んでも胃腸にとてもいい、といいますが出汁で味を調整しながら飲むとさらにそばの余韻が残り、味わいが広がります。
“そば湯”は手打ち“十割そば”独特、食後の楽しみのひとつでもありますね。
新食感!そばぷりんのデザート
食後のデザートとして今回は「そばぷりん」(400円税込)が気になったのでオーダーして食べてみました。
素材に国産のそば粉を使って作ったというオリジナルプリンで“そば特有”の粘りともっちり感が特徴的な一品でした。
普通のプリンのような“つるん”とした食感ではなく、ざらっとした感じが口に広がりますが、カラメルソースとの相性が抜群で濃厚な味わいに満足。
ちなみによーく見てみると表面もざらっとした感じ、断面もそばのざらざら感が出てました。
これはぜひ、実際に食べてほしいデザートの逸品でしたよ。
越畑フレンドパークまつばらのメニュー最新情報
「越畑フレンドパークまつばら」のメニュー最新情報をここでは紹介します。
消費税等の関係からでしょうか?以前より金額が改定されています。
ここでは2021年9月時点での最新の情報を載せておきます。
ざるそば&おろしそば
「越畑フレンドパークまつばら」のメインとなる“そばのメニュー”は“ざるそば”と“おろしそば”となります。
“ざるそば”はその名の通り、ざるに盛られた“十割そば”で“おろしそば”は越畑産の辛味大根を添え、辛さの中にも甘みを感じるさっぱり食感が人気のメニュー。
それぞれのメニューは“並盛”と“大盛”があり、料金が異なります。
そばのおかわり880円税込(大盛1,120円税込)や天ぷら単品も700円税込で注文することができます。
食後のデザート&そばがき
食後のデザートは先ほど紹介の「そばぷりん」と「ぶらまんじぇ」(350円税込)があります。
なぜかすべて“ひらがな表記”ですが、独特の個性を感じて注文してみたくなります。
「ぶらまんじぇ」は自家農園で栽培したフルーツ(ぶどう・もも・りんご)に越畑産の柚子を加えた4種類の手作りソース(無添加)が大きなポイントです。
また、メニューの中には“そばがき”もあり、手打ちそば専門店ならではの食を楽しむことができる内容になっています。
「越畑フレンドパークまつばら」はどこにある?
「越畑フレンドパークまつばら」ですが“京都市右京区嵯峨越畑”という住所から、有名な「大覚寺」や「広沢池」があるエリアを思い浮かべる人も多いのでは?
でも実際は「愛宕山」を挟んだ反対側の登山口があるエリアになるのでアクセスも通常の京都嵯峨へのアクセス方法とは全く異なるので注意が必要です。
京都嵯峨エリアがいかに広大かがよくわかる事例ですね。
京都嵯峨だけどアクセス方法は?
「越畑フレンドパークまつばら」へ行くには愛宕山の麓を添うように清滝側から府道50号線(京都日吉美山線)の細い山道が続いています。
バイクや自転車で行くのなら府道50号線ルートもおすすめですが、自家用車は非常に細い山道でカーブが続く危険なルートなのであまりおすすめはできません。
当ブログ当記事では自家用車で「京都縦貫道」を利用して行くことを想定した案内をしておりますので参考にして下さい。
京都市内からは「京都縦貫道」を利用して八木の手前にあたる亀岡市内の千代川インターチェンジで降ります。
そこから国道477号線を経由して「越畑」まで行く方法です。
「越畑フレンドパークまつばら」には専用駐車場も完備してるので自家用車で行く「京都縦貫道~千代川I.C.~国道477号線」のルートがおすすめです。
但し、国道と言え477号線も京北町へ続く山越えのルートなので途中、離合が難しい車線の狭い場所が多々ありますので安全運転を心がけましょう。
千代川インターチェンジを降りてナビに従って車を進めること約25分で「越畑フレンドパークまつばら」へ到着します。
にほんの里100選「越畑の棚田」
「越畑フレンドパークまつばら」で“十割そば”を堪能したあとは、“にほんの里100選”にも選ばれた「越畑の棚田」の風景を見に行きましょう。
「越畑フレンドパークまつばら」から府道50号線(京都日吉美山線)を少し清滝方面へ2,3分ほど車を走らせると棚田の景観が広がるエリアに出ます。
特に展望所があるわけではありませんが、越畑バス停の少し先まで進んだ「宕陰小学校」前あたりからの眺望がおすすめです。
「越畑の棚田」はとても歴史が古く、平安時代初期に開かれたと言われ、京都の礎となった「平安京」と歴史そのものは変わらない?ということになりますね。
四季折々の景観が広がり、遮るものは何もない、まさに「日本の原風景」がここには残されています。
金色に輝く稲穂が棚田をより、輝かせて魅せる9月初旬から中旬頃が見ごろです。
「越畑フレンドパークまつばら」へのアクセスと駐車場について
●越畑フレンドパークまつばら
TEL:0771-44-2700
〒616-8483 京都府京都市右京区嵯峨越畑鍋浦109-1
■営業時間 11:00~15:00
※14時30分以降は売切次第終了
■定休日 火曜日
■アクセス 自家用車利用が便利
・JR山陰本線「八木駅」より京阪京都交通バス「原行き」に乗車、「越畑フレンドパーク前」下車すぐ(※注意!1日3便の運行)
・嵯峨鳥居本(清滝)から保津峡、水尾経由で約30分
・京都縦貫自動車道「千代川I.C.」から国道477号線経由で約25分
■駐車場 あり(無料20台程度)
まとめ
京都市内にある都市農村交流施設・田舎レストラン「越畑フレンドパークまつばら」の紹介をさせて頂きました。
京都市街地より車で小一時間走った場所にもこのようなのどかな田園風景が広がる場所があります。
9月初旬はたわわに実った稲穂が黄金の輝きを魅せる季節でもあるのでこの時期に訪れることをおすすめします。
食後は“にほんの里100選”に選ばれた景観が楽しめる「越畑の棚田」の眺望を楽しんでこれぞ「日本の原風景」という景色を満喫しましょう。
古き良き時代の景観、“日本らしさ”“京都らしさ”を感じさせてくれる、いつまでもこのような場所が残ることを祈ります。
※京都嵯峨にある施設ですが、有名な「大覚寺」「広沢池」エリアではありませんので注意しましょう。
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