京都東山をぶらりそぞろ歩き~高台寺、霊山護国神社から長楽寺へ

京都街歩き
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京都在住のサラリーマン・ブロガーKyotaroです。

都道府県を跨ぐ移動自粛が解除されて間もなく3週間が経とうとしていますね。

なかなか新型コロナウィルスの収束も見えず、いよいよウィズコロナの時代に突入して来ました。

まだ旅行は自粛しよう、というあなたに少しでも京都の魅力を伝えるために写真で振り返る京都東山のそぞろ歩きを紹介。

今回は京都東山の中心にある秀吉とねねゆかりの高台寺、圓徳院、坂本龍馬ゆかりの霊山護国神社、そして建礼門院ゆかりの長楽寺を歩いて巡りましょう。


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秀吉と北政所ねねの寺「高台寺」

京都の円山公園、八坂神社より南側のエリアには「ねねの道」と呼ばれる道があり、その先に“しだれ桜の名所”で知られる「高台寺」があります。

臨済宗建仁寺派の寺院で山号は鷲峰山、寺号が高台寿聖禅寺と称し、通称「高台寺」の呼び方で親しまれる、京都でも人気のある寺院のひとつです。

寺号は北政所ねねの院号である「高台院」にちなみ名付けられました。

豊臣秀吉の正室である北政所ねねが秀吉の冥福を祈るために建立した寺院で境内は春や秋のライトアップをはじめ、美しい方丈前庭園、小堀遠州作庭の池泉式回遊庭園「蓬莱式庭園」が魅力的で多くの観光客が訪れます。

境内には秀吉を偲び続けたという北政所ねねゆかりの開山堂や観月台など数々のスポットがたくさん点在しており、特に開山堂から霊屋(おたまや)に続く「臥龍廊」は必見です。

特に方丈から眺める“満開のしだれ桜”はインスタ映えスポットにもなっており、この桜を見るために世界中から観光客がやって来るのです。

ねね終焉の地「圓徳院」は高台寺塔頭寺院

高台寺と道路を挟んだ向かい側にある「圓徳院」は高台寺塔頭寺院であり、北政所が晩年を過ごしたねね終焉の地として有名です。

特に「圓徳院」の境内にある小堀遠州ゆかりの名庭「北庭」の景観は素晴らしく、小堀遠州が手掛けた枯山水庭園で国の名勝庭園に指定されています。

「北庭」は伏見城にあった、秀吉とねねがこよなく愛したという化粧御殿の前庭を再現したものであり、もともと池泉であったが、枯れてしまい現在は枯山水庭園になっています。

「北庭」のある北書院にはこよなく茶道を愛したという秀吉の影響から茶室が併設されており、時期によっては北書院でお抹茶を頂くこともできます。

北政所ねね終焉の地というだけあり、どこか女性らしい優雅な美しさ、華やかさを感じる寺院となっています。

高台寺はねねが秀吉公を偲んだ男性的な寺院ですが、対する圓徳院は女性らしさを感じる寺院となっています。

高台寺のすぐ向い側なのでぜひ参拝して対照的なふたつの寺院を楽しんでみては如何でしょうか?

坂本龍馬と桂小五郎が眠る霊山護国神社

「高台寺」「圓徳院」から歩いて8分程度、東山の険しい坂道を上って行った先にあるのが「霊山護国神社」です。

ここの墓地にはあの幕末の風雲児といわれた「坂本龍馬」と長州藩士「桂小五郎(木戸孝允)」が眠っておられます。

坂本龍馬のお墓は中岡慎太郎と隣同士で建っており、墓地の中腹、見晴らしのいい場所に建っています。

坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓の片隅に小さなお墓があるのですが、ふたりが暗殺された時に巻き添えとなった下僕・藤吉のお墓です。

坂本龍馬のお墓の前は展望台のようになっており、京都市街と北山から西山連山を一望することができます。

眼下には京都河原町や祇園の街並みが一望でき、まるで坂本龍馬に見守られてるかのような京都の街を感じることができます。

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また墓地の最高所には長州藩士「桂小五郎(木戸孝允)」と妻の「幾松」のお墓もあります。

「霊山護国神社」は日本初の「霊山官祭招魂社」として京都東山三十六峰の中心、霊山に鎮座、池田屋事件、禁門の変などで散っていった1,300余名の志士が合祀されています。

平清盛の娘、建礼門院ゆかりの長楽寺

京都の円山公園をさらに山手に上っていたところに平家物語にゆかりのある、平清盛公の娘である「建礼門院」がご出家されたという小さな寺院があります。

もとは円山公園一帯をも寺領にしていた「長楽寺」で、ここは京の繁華街である祇園からも歩いて5分程度で行けるのですが、参拝者も少ない穴場スポットです。

見どころはカエデに囲まれた境内、本堂横にある「建礼門院御塔」と祖阿弥が東山慈照院(銀閣寺)庭園の試作用に作庭したという池泉鑑賞式庭園です。

特に秋になると境内にあるカエデが色づき、真紅に染まる境内や池泉鑑賞式庭園の景観は絶景です。

素晴らしい景観を楽しめるのに参拝客も少なく、ひっそり静かな境内をゆっくり楽しめる穴場的なスポットです。

また個人的に気に入ってるのが境内山上墓地から眺める京都の景観で、頼山陽先生の墓地があるのですが、その付近からの眺望が樹々の間からとてもドラマチックに眺望することができます。

Kyotaroの数少ない、人に知られたくないお気に入りスポットのひとつでもあります。

まとめ

如何でしたでしょうか?

京都東山をぶらりそぞろ歩き、今回は高台寺から圓徳院、霊山護国神社、そして長楽寺をぶらり歩いてみました。

豊臣秀吉公と正室のねね、坂本龍馬と桂小五郎(木戸孝允)、建礼門院など時代こそ違いますが、歴史上の人物たちのゆかりの地がこの少し歩いたエリアに複数点在しています。

これも京都ならではの魅力のひとつですね。


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