天王山、天下分け目のハイキング見どころ、所要時間とアクセスを紹介

京都街歩き
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京都の大山崎町と大阪の島本町、境界線にあるのが標高270mの天王山です。

歴史上、明智光秀と羽柴秀吉が“天下分け目”の戦を行ったことでも知られる地は桂川、宇治川、木津川の三川合流域・淀川河川公園がある自然豊かなエリア。

歴史上の合戦が行われたことからスポーツ界のクライマックスでもよく使われる代名詞「天王山」のハイキングコース見どころを紹介します。

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天下分け目の天王山ハイキング、見どころを紹介

天王山があるのは京都府と大阪府の県(府)境、京都府乙訓郡大山崎町です。

大山崎町は京都を代表する一級河川の桂川、宇治川、木津川の三川合流域にあたり、淀川の源流域でもあります。

かつて本能寺の変で織田信長を暗殺した明智光秀と天下を取ろうと野心を燃やしていた羽柴秀吉によるまさに天下分け目の合戦が行われた名勝地でもあります。

そんな“勝負の聖地”としても有名、天下分け目の代名詞になっている「天王山」ハイキングとコース上に点在する見どころを紹介します。

天王山登山の難易度は?

天王山ハイキングはJR京都線の山崎駅を起点とした初級者向けの登山コースとなっています。

阪急京都線の大山崎駅からも徒歩数分で登山口まで行く事ができる、公共交通機関のアクセスもとても便利な登山ハイキングコースです。

本格登山装備までは必要はなく、ハイキングの服装で大丈夫ですが、途中ゴツゴツした岩場を登ったり、足場が悪い場所があるので登山靴を装備することをおススメします。

また初心者向けと言っても自然の山を登るので持ち物はタオル、水、防寒具は必ず持ち歩き、適度な休憩をとりながらハイキングを楽しみましょう。

またゴミは持ち帰るのは当たり前として草木や昆虫、生き物を捕獲して下山、持ち帰ることは禁止されてますので注意して下さいね。

天王山ハイキング、コース上の見どころ

天王山ハイキングコース上にある見どころについて見ていきましょう。

単なる山登り、ハイキングコースではなく史跡や京都の三川合流域、大阪のオフィス街など眺望が楽しめるスポットが点在しています。

天王山登り口

JR山崎駅から徒歩で大踏切をわたると天王山登り口です。

登山口から山頂までたくさんの見どころがあるのが看板地図を見てもわかりますね。

まずは住宅街の坂道を抜けて宝積寺を目指しますが、いきなりの急勾配に圧倒されます。

途中、アサヒビール大山崎山荘美術館の入口があります(通過)。

が、宝積寺まで徒歩5分強くらいなので最初の難関と思ってゆっくりあがりましょう。

宝積寺

急勾配の先に石段が見えたら宝積寺の参道です。

仁王門と金剛力士像がお出迎えしてくれますので一礼して境内へと参道を進みましょう。

仁王門の先へ進むと左手に三重塔(重要文化財)が見えてきますが、山崎之合戦後に秀吉が一夜で建立したことから「一夜之塔」とも呼ばれています。

さらに奥へ進むと石段の先に本堂が見えてきます。

本堂と隣接の大黒天神に登山の無事を祈願しましょう。

境内には秀吉ゆかりの「出世石」や国の重要文化財指定の「閻魔大王像と諸眷属五体(拝観料400円)」があります。

大黒天神前にはドラえもんの石像もありますのでお子様連れの方は一緒にお子様の安全祈願をしましょう。

いざ!天王山

本堂の脇に登山道へと続く道があるのでそちらからいよいよ天王山登山・ハイキング開始となります。

宝積寺から先のハイキングコースはある程度整備されていますが自然の山道であることに変わりはなく、転倒や自然動物、虫にも注意しながら歩きましょう。

青木葉谷展望広場

宝積寺から次に目指すスポットで健脚の人は10分程で辿り着けます。

ハイキングコース屈指の絶景スポットと紹介されていますが、標高がまだ低くそこまで視界が開けた場所というわけでもありません。

ベンチもあるのでさほど眺望は期待せずに休憩地と思ってゆっくりしましょう。

ここから見えるのは大阪方面の街並みですが、樹々が生い茂ってかなり視界が遮られています。

山崎合戦之地

青木葉谷展望広場から次に目指すのが旗立松展望台です。

徒歩5分ほどで到着、展望台の手前には「山崎合戦之地」石碑と旗立松など史跡があります。

明智光秀と羽柴秀吉の天下分け目の合戦の様子が紹介されていますので休憩しながら歴史上の大きな節目に思いを馳せるのもいいですね。

旗立松展望台

「山崎合戦之地」石碑と旗立松の近くにある展望台でここから明智軍、秀吉軍が布陣していた古戦場が眺望できます。

遠くに久御山町、八幡、宇治の街並みが遠望できる展望台ですが、ここも高台の割には眺望としてはイマイチ…。

展望台ということもあって週末は特に入れ替わり立ち替わり人がやってくるのでさらっと見て先に進みましょう。

酒解神社二の鳥居

旗立松展望台のすぐ横にある酒解神社二の鳥居。

このあたりは休憩所になってるのでベンチに座って水分補給しましょう。

ここにも「秀吉の道」と書かれた歴史を絵付きで紹介する大きな看板がふたつあるので両軍勢の配置がどうなっていたのか?つい見入ってしまう内容でした。

ビュースポットその1

旗立松展望台から先に進み、少し行ったところに視界が開けた場所があります。

正直、旗立松展望台よりかなり視界が開けており、樹々の間から眺望が楽しめます。

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目印が何もないのですが、写真のように樹々の額縁の先に京都の街並みが見える場所があるので注意しながら歩いてるとすぐわかります。

ぜひ、探してみて下さい。

十七烈士の墓

旗立松展望台から歩くこと5分もたたずに「十七烈士の墓」へと登る階段が見えてきます。

階段の上はちょっとした広場になっており、「十七烈士の墓」があります。

ここは1864年(元治元)禁門の変に敗れて自刀した尊王攘夷派の志士17名が眠るお墓。

広場にはコスモスの花が可憐に咲いていました。

ここも休憩所があるので「十七烈士の墓」を拝観しながら休みましょう。

三社宮

十七烈士の墓の先へと進むと1分くらいで三社宮に辿り着きます。

十七烈士の墓から先はハイキング道があるのか?ちょっと分かりにくいのですが道はあるので奥の方へと進んでいきます。

三社宮には天照大神、月讀大神、蛭子神が祀られており、この先にある酒解神社の末社のようです。

自玉手祭来酒解神社

三社宮から歩いてさらに1分で「自玉手祭来酒解神社」に辿り着きます。

10世紀に編纂されたという「延喜式」にその名が残る古社としても有名で疫病退散のご利益があります。

本殿手前に建つ神輿庫は現存する板倉庫としては日本最古の建造物と云われ、国の重要文化財に指定されています。

非常に古く歴史を感じる古社であると同時にスピリチュアルな感じがする、そんなオーラが漂います。

Kyotaroはコロナ退散祈願をしてきました。

天王山・山頂(山崎城跡)

酒解神社を後にするともう山頂まであと少し、5分ほど到着です。

山頂広場の手前がまた急勾配で岩がゴツゴツしてますが、ここは踏ん張ってゆっくり焦らずに登り切りましょう。

山頂広場に着いたら左手の方に小高い丘があり、そこに天王山山頂、標高二七〇.四メートルの碑があります。

ここが天王山山頂で登山開始から途中の見学・休憩込みで約1時間で辿り着くことができました。

山頂からの眺望はごく限られた場所でしか見ることができず、南側から大阪方面の眺望が楽しめます。

ここからの眺望は山頂としてはいまいちでちょっとがっかりでしたね。

ビュースポットその2

山頂から下山は来た道を戻っていくのですが、旗立松展望台と青木葉谷展望広場の中間点あたりに分岐点があります。

下山時は青木葉谷展望広場とは反対側(往路とは逆)の道を降りていきます。

途中、今回の登山でいちばん視界が開けたビュースポットがあり、石清水八幡宮のある男山や淀川河川公園・背割堤を眼下に眺望することができます。

ここは休憩できるベンチもあり、天王山ハイキングの眺望穴場として紹介しておきます。

竹林のこみち

さらに降りていくと竹林が広がるエリアに出てきます。

天王山は京都西山連山の最南端でもあるため、竹林が広がり、筍の産地としても有名です。

竹林のこみちと呼ばれ、見晴らしが良いルートでした。

こちらから降りていくとJR山崎駅近くの登り口とは反対側にある観音寺(山崎聖天)側へと下山します。

JR山崎駅や阪急大山崎駅までの距離的にはさほど変わらず、こちらのほうが100mほど距離は長い表記になっていましたが、さほど差も感じず、苦にはなりません。

大山崎瓦窯跡公園

下山してすぐの場所に大山崎瓦窯跡公園があるのですが、ここはアニメの世界にでてくるような丘の上の公園、という感じで家族連れでお弁当を食べてる人もいました。

国指定の史跡で歴史は古く、平安京造営期の瓦生産の実態を示す貴重な史跡で2006年(平成18)に国の史跡に指定されました。

同時期の他の瓦窯跡との関連も確認され、平安期の瓦生産体制を知るうえで貴重な史跡とされています。

公園からは山崎の街並み、遠くに醍醐山、宇治の街並み、石清水八幡宮のある八幡方面を見渡すことができます。

ベンチでのんびり考え事をするのにいいかもしれませんね。

公園を後にしてJR山崎駅方面へと歩いてると気になる「古民家カフェ」をみつけました。

「カフェいろはうす」という名前のカフェ、今度機会があればぜひ行きたいですね。

天王山ハイキング所要時間と登山口へのアクセス

天王山ハイキングの所要時間と天王山登り口への交通アクセスについて紹介します。

天王山ハイキングの所要時間は?

天王山ハイキングの所要時間、Kyotaroは紹介のルートで約1時間45分でした。

往路が約1時間、復路が約45分の所要時間でした。

当然、登山ハイキングなので個人差もあるし、途中に見どころがたくさんあるので見学する度合いや山頂で過ごす所要時間によって大きく変わると思います。

ゆっくり無理なく登頂して再びJR山崎駅まで戻るのに2時間半もあれば充分と考えます。

天王山へ便利なアクセス方法

天王山登り口へはJR山崎駅が最も便利です。

大阪駅から快速と普通電車を乗り継いで約30分、京都駅から約15分の所要時間です。

阪急電車を利用の場合は阪急大山崎駅まで大阪梅田駅から約30分、京都河原町駅から約23分の所要時間です。

JR山崎駅から天王山登山口まで徒歩3分程度、阪急大山崎駅から天王山登山口まで徒歩5分程度の距離です。

天王山登り口周辺の駐車場について

天王山登り口へいちばん近くて安いコインパーキングは「タイムズJR山崎駅前」です。

今回、Kyotaroが利用したのもこのパーキングでかかった金額は400円でした。

料金体系は1時間200円、駐車後24時間の最大料金が800円という料金設定になっています。

JR線路沿いのパーキングで台数も60程度とめられる広さでした。

天王山登り口へと続く大踏切の近くなので天王山ハイキングで利用するにはとっても便利な駐車場です。

秋のシーズンなどを除けばそうそう満車になることもなさそうなくらいの広さなので車で行く場合はここを目指して行くのがいいでしょう。

天王山登り口までは踏切を渡るのみ、という好立地です。


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まとめ

今回は天下分け目の代名詞にもなっている京都の天王山について紹介させて頂きました。

ちなみに天下分け目の戦いは関ヶ原の合戦という説もあり、天王山と果たしてどっちが?の議論や意見もあるそうですが、歴史の大きな節目となる合戦跡地であることに変わりはありません。

標高270mなのでお子様連れでも楽しめ、かつ所要時間も手頃な3時間以内で楽しめるハイキングコースなので初心者にはおすすめのハイキングコースです。

また途中に見どころもたくさん、秀吉の天下統一までのストーリー、出世術も勉強しながら楽しめる登山としてシニア層にも人気があります。

公共交通機関でのアクセスもとても便利、車利用でも登山口至近距離にコインパーキングもあるのでぜひトライしてみては如何でしょうか?

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