京都在住のブロガーKyotaroです。
今週から7月に入り、梅雨本番。
梅雨といえば紫陽花の季節ですが、京都各所の紫陽花名所もこの週末が見納めのところが多いです。
特に紫陽花の名所となっている寺院などは剪定するところもあり、いよいよ夏の装いへ衣替えとなります。
今回は京都屈指の規模を誇るあじさい庭園が楽しめる宇治の三室戸寺に行って来ました。
三室戸寺の紫陽花も2020年はいよいよ大詰め、開花状況は?
朝から激しい雨が降る中、京都府宇治市にある三室戸寺へ紫陽花を観に行って来ました。
三室戸寺の紫陽花も2020年あじさい園公開は7月5日までとなります。
三室戸寺の紫陽花、2020年開花状況はどうだった?
三室戸寺の紫陽花ですが2020年は2019年に比べて花の付き方も美しく、大輪の紫陽花を楽しむことができたようです。
2020年は6月1日(月)より7月5日(日)まで約5週間のあじさい園開園期間でしたが、最終日前日に訪ねても充分に楽しめるほど美しかったです。
三室戸寺のあじさい園には約50品種で約1万株の紫陽花が広大な敷地を埋め尽くすように咲いており、Kyotaroが訪ねた日は大雨でしたが結構な人出でした。
あじさい園は7月5日で閉園となり、紫陽花の見頃はピークを過ぎてますが、まだまだ綺麗に咲いてる紫陽花がたくさんあります。
例年の見頃ピークは6月中旬頃とのことで、6月最終土日までは夜間ライトアップも行われるほどです。
三室戸寺でもハート紫陽花は見つけられた?
先週の大原三千院、今週の善峯寺では“ハートあじさい”を見つけることができたのですが、三室戸寺ではあれだけの紫陽花があったのに残念ながら見つけることができず。
色とりどり、ガクアジサイなど豊富な種類の紫陽花も咲いてたのですが、残念ながら見つけることができませんでした。
“この紫陽花はハート型してたのでは?”という紫陽花がいくつかあったのでもしかしたら、少し訪れる時期が遅かったのかもしれません。
三室戸寺では“ハートあじさい”が毎日見つけられる、毎日場所が変わる、と言われるだけに本当に残念でした。
でも紫陽花越しに朱色の山門をバックに自撮りする女性もたくさんいて境内に花を添えていましたよ。
三室戸寺あじさい園の写真撮影ポイントは?
三室戸寺のあじさい園にはシャッターポイントが3ケ所あります。
◎シャッターポイント
・入ってすぐ右手斜面の紫・赤の紫陽花群生地
・山門周辺に咲く紫陽花の群生地→女子が自撮りしてる
・あじさい園出口あたりから入口を振り返った景観
これはKyotaroが7月上旬に行った時に感じたポイントです。
でも“ハートあじさい”が毎日見れるというくらいたくさんの紫陽花が咲き誇る“あじさい園”なので、シャッターポイントも毎日変わる、行く時期によっても変わるのでは?
庭園を流れる川の向こう側にも紫陽花が咲いてますが、個人的には杉の木が立ち並ぶ川の手前に咲く群生地の方が綺麗です。
よく紹介されてる写真も川の手前側群生地の写真が多いですから。
三室戸寺あじさい園は京都最大級?
京都にある紫陽花が有名な寺院はいずれも比べものにならない良さがそれぞれあるとKyotaroは思っています。
特に三室戸寺においては“あじさい園”の敷地も非常に広く、京都宇治の自然に囲まれた景観でその規模は京都寺院のなかでは最大級ではないでしょうか?
また、4・5月のシャクナゲ約1000本、5月のツツジ約2万本、そして6月の紫陽花約1万株と春から初夏にかけて季節の花々を楽しむことができるし、隣接する庭園も見事です。
実は紫陽花については約1万株と書いてますが、どうみてもそれ以上あるのではないか?と個人的に感じながら観賞してたほどの規模です。
今年いけなかったあなたは、来年こそぜひご自身の目でその規模感を確かめに行ってみて下さい。
三室戸寺の境内見どころについて
あじさい園で有名な三室戸寺ですが、西国三十三ケ所の第十番札所でもあり、一年を通じて紫陽花の季節以外も多くの参拝者が訪れます。
境内のその他見どころについても紹介します。
三室戸寺の歴史と由来、御本尊について
三室戸寺は山号を明星山といい、約1200年前に光仁天皇の勅願により、千手観世音菩薩を御本尊として建立されました。
平安時代には皇室の御帰依が特に深く、三条天皇により法華堂を、白河天皇により常行堂や荘園、堀河天皇によって伽藍をそれぞれ増修、寺領を寄進され盛大を極めたと云います。
現在の本堂は1814年(文化11)に建立されたものです。
本堂
1814年(文化11)に再建された重層入母屋造の重厚な建物で秘仏である千手観音立像が安置されています。
本堂前にあるハスの花越しに見る本堂の景観はシャッターポイントなのでおすすめです。
本堂前には“勝運の牛”と“福徳兎”の像がそれぞれ安置されています。
阿弥陀堂
元は親鸞聖人の父である日野有範の墓があり、親鸞の娘である覚信尼が祖父にあたる日野有範の墓を整備、その菩提を忌うために建てたのが阿弥陀堂である。
鐘楼と三重塔
鐘楼は吹き流し形式の見事な鐘です。
三重塔は1704年(元禄17)に建立の全長16mの塔でもともと兵庫県佐用郡にあった高蔵寺の三重塔を1910年(明治43)買い取り、参道の西方丘上に移築したものです。
その後、境内鐘楼の東側(現在地)に再度、移されました。
浮舟之古蹟碑
謡曲「浮舟」とは夫薫中将と兵部卿宮との恋のはざまに揺れ迷う女性「浮舟」を描いた源氏物語「宇治十帖」のこと。
旅僧と宇治の里女の出会いを描いたもので、物の怪に捕らえられ、苦しむ浮舟の霊が旅僧に助けられ、礼を述べて成仏するという幽玄味のある曲として有名。
「浮舟之古蹟碑」は浮舟の宿命と懊悩が伝わる供養塔として今も三室戸寺に残されています。
狛蛇(宇賀神)
本堂へと続く石段を登ったところ、手水舎前にある石像で蛇がとぐろを巻く姿を現す。
福徳兎と同じく、近年にこの場所に設置された、現代風の石像です。
三室戸寺庭園「与楽園」
広さ5000坪の庭園で参道沿いに広がり、6月のあじさい園がとても有名。
枯山水、池泉、広庭からなる庭園で5月には2万株ツツジ、シャクナゲ1000本、6月には1万株の紫陽花、7月にはハスの花、さらに秋には紅葉が美しい庭園。
三室戸寺へのアクセスと駐車場について
■明星山三室戸寺
TEL:0774-21-2067
〒610-1133 〒611-0013 京都府宇治市莵道奥ノ池10-16
拝観時間 8:30~16:30
※11月から3月は拝観16:00まで
拝観料金 通常期大人500円 小人300円
あじさい、つつじ期間 大人800円 小人400円
アクセス
京阪宇治線/三室戸駅下車、徒歩約15分
京阪宇治線「宇治駅」JR奈良線「宇治駅」より
あじさい期間は臨時直通バス(京都京阪バス)が運行
※2020年はコロナ影響により臨時運行ありません。
駐車場 専用駐車場あり(300台) 一日500円
まとめ
京都のあじさい2020年最後の紹介は三室戸寺あじさい園でした。
やはり京都の紫陽花を語るうえで三室戸寺は外せないと思い、シーズン終盤ですが訪れることができました。
昨年と比べて全体的に紫陽花も綺麗に6月は咲いていたようであじさい園のあちこちで“ハートあじさい”が見ることができたようです。
来年こそ“ハートあじさい”を見つけるため6月中旬に訪れたいと思います。
三室戸寺の紫陽花も見納め、2020年は7月5日であじさい園も閉園となります。
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