京都在住のブロガーKyotaroです。
2019年ラグビーワールドカップ日本開催は盛り上がりましたね。
高校・大学とkyotaroはラグビーをやっていましたが、W杯でのアイルランド、スコットランド撃破はお見事でした。
さて、京都にそのラグビーの聖地があるのをあなたはご存知ですか?
世界文化遺産の下鴨神社「糺の森」の中にラグビーの聖地があります。「なぜ?」という人も多いと思うので詳しく見ていきましょう。
下鴨神社にある日本でも珍しいラグビーの神様とは?
日本でも珍しい“ラグビーの神様”とは下鴨神社末社の「雑太社(さわたしゃ)」のことです。
実は以前にも行ったことがあった?
下鴨神社に“ラグビーの神様”がいる?と知って調べてみたところ、実はKyotaroも行ったことがある場所でした。
以前、河合神社境内にある任部社を訪れた時“第一蹴の地”とラグビーボールが描かれた石碑を「糺の森」で見たことがありました。
糺の森の中には、参道とは別に流鏑馬神事に使われる馬場が並走しており、その馬場の途中に鎮座する形で「雑太社(さわたしゃ)」があります。
2017年式年遷宮の際に建立された3つの末社
以前、初めて訪れた時は石碑だけで「なぜ?ここに?」という感じでしたが、2017年春に迎えた下鴨神社の式年遷宮行事の一環で現在のお社が建立されたそうです。
ちなみに2017年式年遷宮の際に雑太社の他にも隣接する形で以前はなかった2つの末社が建ち並びます。
「河崎社(こうさきのやしろ)」、「賀茂斎院御歴代斎王神霊社(いつきのみやのみたまのおやしろ)」が2017年に建立されており、いずれも新しい綺麗なお社です。
下鴨神社末社の雑太社(さわたしゃ)の由来について
雑太社(さわたしゃ)の由来は鴨社神舘御所内の雑太(さわた)という地に御所の鎮祭社として祀られたのが始まりとされます。
応仁・文明の乱による戦火で鴨社神舘御所が焼失すると同時に焼亡、現在の地に移動してきたと云われます。
1877年(明治10)3月に官幣大社である賀茂御祖神社(=下鴨神社)の末社と制定され、今日に至ります。
2019年ラグビーワールドカップ開催にあたり、その抽選会も京都で行われることになっていたため、御遷宮記念事業の一環で社が再建されました。
当時はラグビー関係者がこの「雑太社」に集まり、イベントも開催されました。
Kyotaroと同世代ラガーマンの元木由記雄さん(元・神戸製鋼、現京産大GM)も出席されました。
ラガーマンの聖地“第一蹴の地”に鎮座する雑太社
ラガーマンの聖地“第一蹴の地”がなぜ「糺の森」のなかにあるのか?
その契機は1910年(明治43)「雑太社」社殿が特別保護建造物に指定、御祭神「神魂命(かんのたまのみこと)」の“魂(たま)”が“球(たま)”に通じると言われたことにあります。
同年9月に社殿前、糺の森にある馬場にて第三高等学校(現・京都大学)と慶應義塾大学の生徒の間でラグビーの練習が行われました。
この出来事が日本ラグビー界における輝かしい歴史の始まりといわれ、今日まで歴史に残る名勝負が数多く展開されてきたのです。
その後、1969年(昭和44)にラグビーの聖地“第一蹴の地”として記念碑が建てられました。
ラガーマンの聖地に「雑太社」が鎮座するのではなく、「雑太社」が鎮座する糺の森にある馬場で初めて学生によるラグビーの練習が行われ、ここが聖地となったのです。
雑太社へのアクセスと駐車場について
■雑太社(さわたしゃ)
TEL075-781-0010(下鴨神社)
〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町2-15
拝観時間 参拝自由
拝観料金 参拝無料
アクセス 京阪電車利用又は市バスが便利
・京阪電鉄鴨東線「出町柳駅」下車、徒歩8分
・市バス「下鴨神社前」「糺の森前」下車、徒歩6分
駐車場 専用駐車場300台/30分150円
まとめ
ラグビーの聖地“第一蹴の地”こと「雑太社(さわたしゃ)」の紹介でした。
社殿の前にはラグビーボールの形をした絵馬がたくさん奉納してあります。
有名選手のものや“あの大学ラグビー部”の今年のチャレンジ精神が書かれた絵馬があり、“男のロマン”を肌で感じることができます。
また社殿前にある大きなラグビーボールのオブジェや鐘がラグビーボールの形をしていたりと、まさにラグビーの聖地と呼ぶに相応しい、こだわりがあります。
お守りや御朱印を希望される場合は、すぐ近くの河合神社(下鴨神社第一摂社)にて授かることができますので河合神社の社務所へ行きましょう。
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