随心院の小野梅園が2021年は無料公開、梅の見頃とはねず踊り中止

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

3月も中旬、早咲き桜があちこちで蕾を膨らませ、ちらほら開花し始める季節。

京都では梅の花がピークを過ぎる季節ですが、3月中旬から下旬にピークを迎え、お花見を満喫できるスポットがあります。

小野小町で有名な京都市山科区にある「随心院」に隣接する“はねずの梅”で有名な「名勝・小野梅園」は3月下旬、桜の季節に見頃を迎えます。

2021年3月中旬の開花情報をシェアします。


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随心院の小野梅園、例年の見頃と2021開花状況

「随心院」は京都市山科区小野にある小野小町ゆかりの“門跡寺院”で京都を代表する梅の名所としても知られます。

随心院の庭園入口の南側に広がる「小野梅園」には約200本の薄紅色の“はねずの梅”が植えられており、例年3月上旬から下旬にかけ有料公開されます。

“はねず”の意味は白みがかった薄い紅色の事を古くから“はねず(朱華・唐棣・棠棣)”と呼んでいたことに由来します。

実際に「小野梅園」に行ってきた感想をシェアします。

随心院の小野梅園が無料公開?実際の入園料は?

随心院の拝観料とは別に「小野梅園」では梅の開花時期は別途500円の入園料が必要です。

随心院の拝観料は変わらず大人500円・中学生300円(※小野梅園は入園料500円が別途必要)が必要です。

2021年はコロナ禍による長引く外出自粛呼びかけもあり、少しでもたくさんの方に梅の花を見に来て貰い、元気になって欲しいとの願いから「小野梅園」が無料公開されてます。

「随心院」は京都市中心部からやや離れてることもあり、普段は参拝者がそこまで多くないのですが梅の開花時期は大勢の花見客で賑わっていました。

今回は3月14日の第2日曜日、ホワイトデーに訪ねましたが、満開までもう少し、あと2週間は充分に梅の花が楽しめそうな感じでしたよ。

随心院の小野梅園、例年の見頃

「小野梅園」は例年3月中旬から3月下旬に見頃を迎え、2021年3月14日に訪ねた時には満開までもう少し?という開花状況ですが、大勢の人で賑わっていました。

入口から入場して場内は自由に散策することができます。

主に紅梅が目立ちますが、合間に薄紅色の梅、白梅が混じっており、ピンクのグラデーションが園内では楽しむことができます。

梅園はゆっくり写真撮影しながらまわっても15分もあれば一周することができるほどの規模でそこまで広い、という感じもありません。

自分のペースでゆっくり散策できるのがよかったですね。

随心院薬医門と梅園に咲き誇る梅のコントラストを写真に収めたり、可憐な梅の花にシャッターを切っている人がたくさんいました。

小野梅園の見頃に開催の“はねず踊り”中止

“はねず踊り”は毎年梅の花が見頃を迎える3月最終日曜日に開催されるイベントで2021年は3月28日(日)に開催予定でしたが、コロナ感染拡大防止のため中止が決定しました。

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「小野梅園」の梅は京都でも屈指の“遅咲き”で知られ、3月最終日曜に“はねずの梅”が見頃を迎えます。

“はねず踊り”とは梅が見頃を迎える時期に合わせて「小野梅園」で特設屋台を組み、花笠にはねず色の段絞り小袖姿に梅の枝を持った少女が童謡に合わせて踊るイベント。

世界三大美女に数えられた小野小町と深草少将に扮した女の子が童謡に合わせて有名な「百夜通い(ももよがよい)」の様子を踊ります。

「百夜通い」とは小野小町のあまりの美しさに心を奪われた深草少将が、小町から百夜通った満願の日に契りをむずぶ約束を受けるも99日まで通い、最後の夜に大雪のため凍死する、という切ない物語。

この物語は室町時代に世阿弥ら能作者が創作した能の舞「百夜通い」が由来です。

随心院の見どころについて

随心院は京都市山科区小野に位置し、地名からも推察の通り、小野小町ゆかり真言宗の大本山寺院です。

山科区小野はかつて平安時代に小野小町ら小野一族が栄えた地としても有名であり、現在は地名として“小野”の名が残っています。

小野小町が晩年を過ごしたという屋敷が随心院薬医門の西側にあったことが随心院と小野小町のゆかりとなっています。

随心院の見どころについて紹介しましょう。

随心院入口、小野小町像

随心院の入口、正面に飾られている「小野小町像」。

鮮やかな大きな屏風が飾られており、そこには「小野小町」の姿が描かれています。

どこか妖艶で誘惑されてるような平安貴族の美女、といった感じでしょうか。

随心院能之間

随心院にある「能之間」は華やかで小野小町を印象付ける女性的な広間です。

庭園を眺めることもでき、静かな景観がとても素晴らしい場所となっています。

苔の庭

随心院の庭園は一面「苔」で覆われたおり、別名「洛巽(らくそん)の苔寺」とも呼ばれています。

「洛巽」とは“都の東南に位置する”という意味で、京都の有名な「苔寺」に例えられるほど美しい苔で覆われた庭園です。

庭園には「心字池」という池があり、この池から書院前まで美しい苔の絨毯が広がっている光景はまさに絶景。

能之間から眺めたり、本堂方向から眺めたり、様々な角度から「苔の庭」を楽しむことができるのも随心院の魅力のひとつですね。

随心院本堂

能の間の先にあるのが随心院「本堂」でここには御本尊の如意輪観音坐像が祀られています。

他にも「阿弥陀如来坐像(定朝作)」や「金剛薩埵坐像(快慶作)」「不動明王立像(知証大師作」など平安から鎌倉期にかけての仏像を拝観することができます。

有名仏師の作が勢ぞろいしたまさに“仏像ギャラリー”といっても過言ではありませんのでぜひお参りしましょう。

化粧の井戸(けわいのいど)

「化粧の井戸」は随心院薬医門から南に進んだ小野梅園の西側にあり、少し分かりにくい場所(境外)にあります。

薬医門の西にあったという小野小町の屋敷にあったという井戸で小野小町が朝夕に洗顔し、化粧をしたという伝説が残されています。

随心院「小野梅園」へのアクセスと駐車場について

●随心院(小野梅園)
TEL:075-571-0025
〒607-8257 京都府京都市山科区小野御陵町35
■拝観料金 大人500円 中学生300円 小学生以下無料
■小野梅園 入園500円※2021年は無料公開9時~16時
■拝観時間 9:00~16:30
■アクセス JR京都駅より山科駅乗換えが便利
・京阪バス/山科駅より小野で下車、徒歩5分
・市営地下鉄東西線/山科駅より小野駅下車、徒歩5分
■駐車場  参拝者専用あり(無料)


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まとめ

京都屈指の梅の名所としても有名な随心院「小野梅園」に行ってきた様子をシェアしました。

今年はコロナ禍の影響で3月最終日曜に開催予定であった「はねず踊り」イベントの中止が決定していますが「小野梅園」は無料公開されています。

3月いっぱいは“はねずの梅”と呼ばれる見事な梅がまだまだ楽しめそうなのでぜひ足を運んでみては如何でしょうか?

2021年は少し桜の開花も早まりそうなので見頃ピークは3月20日前後になるのでは?という咲き具合でした。

お出かけの際には公式サイトなど開花情報を調べてからお出かけくださいね。

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