京都在住のブロガーKyotaroです。
朝晩が涼しく過ごしやすくなってきました、我が家の庭では秋の虫が鳴き始めてます。
今回は「旧邸御室」の特別公開に行っていました。
毎年5月に特別公開が行われていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で9月の特別公開に期間が変更になっていました。
今年の特別公開は初公開箇所もあり、館内ガイドさんに聞いたらその初公開箇所は今年限定の公開らしいです。
詳しく見ていきましょう。
旧邸御室の特別公開の見どころと今年行くべき理由
「旧邸御室」は毎年5月に公開される、築80年を超える郊外邸宅建築で国登録有形文化財に登録されています。
個人所有の郊外邸宅で現在の所有者は京都で製材業を営んでいた「株式会社山三製材所」の創業者である山本三夫氏の次女である村田章代氏。
「旧邸御室」を次代へ残すために、文化財としての価値を利用して地元の文化発展と活性化に貢献できる存在を目指し、特別公開が行われています。
旧邸御室はなぜ、今年行くべきなのか?
「旧邸御室」になぜ?今年行くべきなのか?Kyotaroがおすすめする理由があります。
それは通常の特別公開時も非公開の母屋2階が初公開されているからです。
来年以降は2階はまた特別公開時も非公開のままに戻る、と館内ガイドさんから伺いましたので、ぜひ今年行きたいですね。
母屋2階からの眺めも格別で深緑に囲まれた庭園は「双ヶ岡」の斜面に広がっており、絶景を写真に収めることができます。
母屋2階にある座椅子に座ってのんびり絶景を眺めるのもいいでしょう。
旧邸御室の見どころ
「旧邸御室」の見どころは大広間から眺める庭園、母屋2階から眺める庭園(2020年初公開)、大広間から降りて散策できる庭園です。
庭園奥の高台には茶室もあり、仁和寺の五重塔も眺望できます。
大広間
旧邸御室は大広間から眺める深緑の庭園の写真がとても有名ですよね。
フィリピン産のカリンの木製というテーブルが置いてあり、庭園の深緑がテーブルに映える景観「庭鏡」がインスタ映えスポットとして話題にもなっています。
大広間内は写真撮影ができるので庭園側(縁側)から大広間を撮った写真も見応えがあり、特に富士山の欄間はとても珍しいですね。
母屋2階(初公開)
入口から大広間へ行く手前に階段がありますので、特別公開時も今まで非公開だったのですが、2020年特別公開では見学することができます。
母屋2階には和室が4部屋ありますが、庭園側の和室から眺める景観がとても素晴らしく、御室の自然を感じることができます。
庭園は「双ヶ岡」の斜面に沿って造られており、母屋2階から見てもさらに高台に茶室が建っているのが見ることができます。
和室には座椅子がふたつあるのでそこに座って眺める庭園がベストアングルでこちらは今年だけのインスタ映えスポットというところでしょうか?
庭園
旧邸御室の庭園は四季折々の情緒を楽しむことができる純和風の日本庭園で「双ヶ岡」の斜景を利用した庭には15もの灯籠が並びます。
庭園奥の高台には木造平屋建の「茶室双庵」があり、茶室のある高台からは仁和寺の五重塔や御室山、衣笠山が眺望できます。
大広間の縁側から庭園に降りて散策することができます。
茶室双庵
旧邸御室の庭園高台にある「茶室双庵」は4.5畳一間の茶室です。
隣接して茶室待合もあり、高台にあるため夕刻の時間帯は西陽が差し込みます。
茶室は靴を脱いであがることもできるようになっており、窓からは庭園の緑を楽しむこともできます。
できることなら一度、こういう茶室でお茶を頂いてみたい気もします。
ちなみに別邸御室には入口入ってすぐ、大広間手前にある茶室と660円でグリーンティとお菓子を提供している“お休み処”として使用される茶室があります。
旧邸御室の入場料金と見学時間、アクセス
旧邸御室は特別公開施設につき、2020年は当初予定の5月よりコロナの影響で特別公開が9月に延期開催となっています。
開催期間は2020年9月5日(土)から10月4日(日)まで約1ケ月間の特別公開となっています。
旧邸御室の特別公開、入場料金は?
旧邸御室の入場料金は大人1,000円、小学生から高校生が500円となります。
通常の観光施設や寺院と比べるとやや割高に感じますが、1,000円の価値は十分にあると思います。
特に2020年は2階母屋まで初公開されてますので必見の価値があるのは間違いありません。
旧邸御室の特別公開、見学時間は?
旧邸御室の見学時間は10時00分~16時30分で最終受付時間が16時30分までとなっています。
見学に所要する時間はゆっくり庭園まで見学して30分もあればひと通り見学することができます。
見学というよりは「庭鏡」の景観を眺めながらそこに居座る、感じの施設です。※もちろん他の観光客がいるので長居は出来ません。
旧邸御室へのアクセス、最寄り駅は?
旧邸御室駅の最寄駅は京福電鉄(嵐電)の御室仁和寺駅となり、歩いて3分の距離にあります。
御室の住宅街の中にあり、やや分かり辛いのですが、付近には案内板もあります。
御室駅から正面にはあの有名な「仁和寺」の楼門を眺めることができます。
嵐山駅から帷子ノ辻駅で北野線に乗り換えて10駅目となります。
京福電鉄北野線の沿線は東映太秦映画村や御室仁和寺、妙心寺、龍安寺、等持院など観光地がそのまま駅名になっている“ゴールデンルート”でもあります。
旧邸御室へのアクセスと駐車場について
●旧邸御室
TEL:075-366-0376
〒616-8096 京都府京都市右京区御室岡ノ裾町5
■入館料金
大人1,000円 小学生~高校生500円
■見学時間
10時00分~16時30分(最終受付16時30分)
■アクセス
京福電鉄北野線/「御室仁和寺駅」下車、徒歩3分
※四条大宮駅、もしくは嵐山駅から帷子ノ辻駅乗換
※北野白梅町駅から北野線直通列車あり。
市バス/26系統「御室仁和寺」下車、徒歩5分
JR嵯峨野線/「花園駅」下車、徒歩20分
■駐車場
3台分スペースあり(要事前確認)
まとめ
今回は期間限定の特別公開施設「旧邸御室」の紹介でした。
Kyotaroは「庭鏡」の景観に惚れ込んで今回行って来ましたが、実際にとても素晴らしい絶景を堪能することができました。
館内には案内ガイドが複数いらっしゃるので丁寧に解説して下さいます。
大広間にある富士山の欄間が特に珍しいとのことですが、2020年は母屋2階の初公開も話題になっていますので、ぜひ今年行くことをおすすめします。
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