京都迎賓館は予約なしでも大丈夫?当日参観の方法と見学時間について

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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京都迎賓館のガイドツアーに先日、はじめて参加してきました。

地元京都なのでいつでも行ける、という京都人あるあるの身近なスポットのひとつですが、ぜひ見てみたいという関心があったので時間を見つけて行って来ました。

今回は事前予約をして行って来ましたが、実は当日参観の“飛び込み”で来られてる人も結構いらっしゃいましたので事前予約、当日参観の詳細と見学時間について紹介します。

詳しく見ていきましょう。

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京都迎賓館は予約なしの当日参観が可能なのか?

京都迎賓館は当日参観が可能です。

但し、京都迎賓館では2024年3月現在、自由参観を行っておらず、全て事前予約のガイドツアーの実施のみとなっています。

よって2024年3月現在で京都迎賓館を見学できるのはガイドツアー(英語含む)となっており、自由参観を行っていませんのでご注意ください。

京都迎賓館ガイドツアーは事前予約制になっているのですが、事前予約枠が埋まらなかった場合のみ、当日整理券を受け取って参加することができます。

詳しく見ていきましょう。

京都迎賓館参観コースはガイドツアーのみ実施

先に紹介の通り、2024年3月時点で京都迎賓館参観コースはガイドツアーのみ実施、自由参観の実施は行っていません。

京都迎賓館参観の当日集合場所は京都御苑内の「清和院休憩所」となっており、実施日は毎日9時30分から15時30分まで45分刻みの9回実施されています。

京都迎賓館ガイドツアーは事前予約制となっており、2ケ月先ごとに実施日が公表され、毎週水曜日は休館日、かつ国賓の来日、国の行事等が入った場合は急遽、ガイドツアーが中止になることもあります。

それぞれ設定された時間はガイドツアーの開始時刻なので時間前は清和院休憩所の来場者による混雑が予想されますので余裕をもって15分前までに到着するようにしましょう。

清和院休憩所とは京都御苑の東側、寺町通に面した清和院御門から土御門低跡を通り過ぎてすぐの参道を右に入ってすぐ見える建物です。

京都迎賓館ガイドツアーに予約なしで参観する方法

京都迎賓館ガイドツアーは当日参観ができますが、あくまで事前予約で枠が埋まらなかった場合にかぎり、空き枠がある回に当日参加することができますが、枠が埋まっている場合は参加することができません。

よってあらかじめ予定が確定している場合は、事前予約することを推奨します。

まず、京都迎賓館ガイドツアーに当日参加したい場合は、前日までに京都迎賓館ホームページの参観概要ページ内にある公開日程を確認しましょう。

前日まではホームページ内で各回の受付済人数が表示されており、各回の残り枠数が表示されているので時間帯をチェックします。

その中で枠が20以上残ってる回は当日参観のチャンスありの回なので予約なしで当日、清和院休憩所へ直接行き、整理券を受け取ります。

開始時刻の間際に行くと一気に当日参観希望者で一気に枠が埋まることも予想されるので開始時刻の1時間前までに整理券を受け取りたいですね。

整理券を受け取って京都御苑内を散策するとよいでしょう。

また、当日になるとホームページ内で各回の受付済人数が表示されなくなるのでその場合は当日9時30分以降に清和院休憩所に行き、スタッフに当日の空き枠がある時間を確認してその回の整理券を受け取り、時間前に再度訪問する方法もあります。

京都迎賓館の見学所要時間と館内見どころについて

京都迎賓館の見学時間は先に紹介の通り、毎日9時30分から15時30分まで45分刻みの9回実施されており、水曜日は休館日となります。

他、国賓の来日や行事の都合で水曜日以外でも参観できない日や予約後も急遽、ガイドツアーが中止になる場合がありますのでそこは承知の上で申し込みましょう。

また、見学所要時間は約90分のガイドツアーとなっており、イヤホンガイドを付けての館内所定ルートでの見学となります。

また館内に持ち込める手荷物のサイズは25㎝四方、厚み10㎝と案外小さいサイズまでとなっていますので、清和院休憩所内にあるコインロッカー(100円返却方式)へ貴重品以外は預けるようにしましょう。

開始時刻から最初の5分は注意事項の案内説明があり、その後5分ほどの紹介ビデオを観賞後にガイドツアーが出発、清和院休憩所からいよいよ京都迎賓館へと進んでいきます。

京都迎賓館敷地内へ入館後、まずスロープを下って地下にある手荷物検査場へと案内され、手荷物検査、ボディチェックがあります。

ここではベルトの金具でもセンサーが反応するので注意しましょう。

館内はガイドの方の先導に従って順番に施設を見学していきます。

以下、見どころを紹介しましょう。

京都迎賓館とは

京都迎賓館はその名の通り、海外からの国賓、賓客を心をこめてお迎えする、日本の伝統技能の粋を肌で感じることができる最高のおもてなしの場として、日本の歴史と文化を象徴する京都に2005年(平成17)に建設された施設です。

敷地面積は約2万140㎡、延べ床面積が約1万6000㎡で鉄筋コンクリート造り地上1階、地下1階の施設となっています。

歴史的景観を重んじ、周辺との調和を図るために日本の伝統的な住居である入母屋屋根、数寄屋造りの外観をはじめとし、品格ある和の佇まいを創出、建物や調度品の至るところに数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵、漆など京都を代表する伝統技能を用いています。

実際に入ってみると日本人である自分でも見入ってしまう建物や調度品の数々、四季を感じることのできる庭園など京都の魅力がここに一気に凝縮されている、そんな印象を受けたので海外からの賓客はもっと感銘を受けられることが容易に想像できます。

正面玄関

賓客を迎えるまさに京都迎賓館の玄関口で「現代和風」の創造性、木の温もりと現代建築技術の融合を感じさせる空間になっています。

玄関の扉はなんと福井県産の欅の一枚板を使用、引手は銅製で京都の組紐をモチーフにした「有線七宝」が施されており、絆の意が込められています。

聚楽の間

玄関から入って最初に見学するのが「聚楽の間」で控室、待合室として使用される部屋です。

蝋燭によって照らされた昔の町屋の雰囲気が漂い、竹工芸の花藍(はなかご)や鉄や釘を一切使わない伝統的技法である京指物用いた安楽椅子、平和への願いが込められた「釘隠」として使用される「錺金物(かざりかなもの)」などが施されています。

その名の通り、心が安らかで楽しいことが始まる場所、という意味合いが込められた部屋なのです。

夕映の間

京都を代表する東西の山「比叡山」と「愛宕山」が表現された綴織りが印象的な部屋で会議の他、立礼式のお茶のおもてなし、晩餐会の待合の場として使用されます。

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東西の壁面には実際に京都迎賓館の東側にある「比叡月映(げつえい)」、「愛宕夕照(ゆうしょう)」がそれぞれ装飾され、回廊からは庭園を眺めることができます。

天井には光の演出が施されており、照明が天井を照らしてその反射光を間接照明として使用、カクテルパーティの際には星空やホタルのような照明に変えることもできます。

藤の間

藤の間は京都迎賓館でも最大の部屋で洋食の晩餐会や歓迎式典の会場して使用されます。

宮中晩餐方式のレイアウトで約60名、円卓を使用すると約120名まで会食ができる会場。

壁面装飾は日本画家の鹿見喜陌の下絵をもとに綴織の技法で織った織物で39種の草花が織り込まれた「麗花(れいか)」という作品です。

天井照明は格子光天井となっており、和凧3連のような造りになっていて3段の笠は高さが調整でき、15種類のパターンがあり、様々な演出が可能です。

桐の間

桐の間は日本国政府の紋章でもある「五七の桐」を配した和の晩餐室で和室を提供する「和の晩餐室」で最大24名まで会食が可能で京料理で国賓をおもてなし。

全長12mという漆の一枚仕上げのテーブルは漆黒の漆でまるで鏡のように庭園の緑や天井の意匠を写しだし、また海外からの賓客は正座に慣れていないことから掘りごたつ式にするなどの配慮もされています。

「五七の桐」が描かれた座椅子、実はよくみると同じ模様がひとつもない工夫が施され、畳はイグサの良い部分のみを使って中央でつなぐ「中継ぎ表」という昔ながらの技法が用いられています。

次の間では芸妓や舞妓による舞や演奏が行われ、特別な照明も設置されており、まさに国際的な接待の場というわけです。

庭園

京都迎賓館の庭園は京都御苑の緑を借景とし、広大な池を中心に様々な表情を見せてくれる、周囲の建物に溶け合うように配置された「庭屋一如(ていおくいちにょ)」を体現した庭園となっています。

東西の建物を繋ぐ回廊はとても開放感があり、橋の東西で池の水深が変わっており、島の配された「海」、「ネビキグサ」のある「水田」に分かれる境界線となっています。

また回廊の天井は吉野杉を使用した船底天井となっており、まるで船を逆さにしたかのような形をしており、 中央部が高くなっています。

四隅の昆虫の透かし彫りは技師たちの遊び心すら感じることができます。

京都迎賓館へのアクセスと駐車場について

●京都迎賓館
TEL:075-223-2205
〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑23
■参観料金 大人2,000円 大学生1,500円 中高生700円
■公開時間 9:30~17:00(15:30受付終了)
■集合場所 清和院休憩所
■アクセス 府立医大病院前バス停が便利
・京都駅より市バス4・17・205系統利用
・四条河原町より市バス3・4・17・37・59・205系統利用
・市営地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、徒歩約10分
・京阪電鉄「出町柳駅」下車、徒歩約15分
■駐車場  清和院駐車場(有料)3時間まで800円以降30分ごと100円


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まとめ

京都迎賓館ガイドツアーに実際に参加してその魅力の紹介と京都迎賓館の予約事情について紹介させて頂きました。

2024年3月現在、自由参観は実施しておらず、ガイドツアーによる参観のみとなっていますので、訪問の際には最新情報をご確認頂きたいです。

日本の伝統的な粋を体感できる希少な時間となり、満足度は◎でした。

これで参観料2,000円は充分にその価値があるとKyotaro個人的には感じました。

春の桜、秋の紅葉シーズンなど混雑期は事前予約をおすすめしますが、枠に空きがあればうまく当日でも参観できるかもしれません。

ぜひ、参考にしてもらってあなたのお役に立てたなら光栄です。

※紹介の内容は2024年3月時点の情報です。必ず最新情報を確認の上、お出かけ下さい。

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の52歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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