【京の夏の旅】旧三井家下鴨別邸主屋2階の特別公開とカフェについて

イベント・花火
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京の夏の旅2022の特別公開で旧三井家下鴨別邸へ行ってきました。

普段から一般公開されていますが、通常は1階部分と庭園のみの公開なのですが、今回の特別公開では主屋2階を見学することができます。

主屋2階から眺める庭園の風景、そしてもうひとつのお目当てカフェの期間限定メニューを紹介します。


国内ランキング

スポンサーリンク

旧三井家下鴨別邸の特別公開2022へ行って来た感想

2022年夏に開催された「京の夏の旅」で旧三井家下鴨別邸の特別公開へ行ってきました。

前回訪れたのは2020年2月開催の「京の冬の旅」でしたので約2年半ぶりの訪問となります。

旧三井家下鴨別邸の通年公開と特別公開の違いは?事前予約は必要か?
JRグループによる「冬の京都ディスティネーションキャンペーン」展開にあわせて非公開文化財の特別公開が行われる「旧三井家下鴨別邸」に行って来ました。一般公開と特別公開の違い、事前予約必要性の有無のほか、江戸時代に呉服・両替商で富を築いた豪商から日本を代表する一大財閥である三井家の栄華の歴史に迫ります。

今回の目的は冬とは違う庭園の風景を主屋2階から眺めてみたい、そして夏ならではの楽しみでもある施設内カフェの限定メニューを堪能するため。

ここでは主屋2階の特別公開、夏の庭園の風景を中心に紹介します。

※旧三井家下鴨別邸<主屋2階>特別公開は2022年8月19~21、26~28日の6日間限定の「京の夏の旅」文化財特別公開となります。

旧三井家下鴨別邸主屋から眺める深緑の風景

旧三井家下鴨別邸は国の重要文化財に指定、近代京都の名建築と云われています。

建物はおもに玄関棟、主屋、茶室の3ケ所に分かれ、玄関棟は大正時代になってから増築されました。

また茶室は江戸時代に建てられましたが、主屋は明治時代の建築となっています。

前回2020年に訪れたのが冬ということで主屋からの光景も夏になれば大きく変わるため、今回訪れましたが、全くの別世界でした。

庭園には百日紅、そして桔梗が花を咲かせており、かろうじて見ることができました。

主屋1階は5年前から行われてる一般公開でも見ることができますが、主屋2階からの景観は特別公開の時しか見ることができないので早速、主屋2階へ。

角度的に正面から庭園の背景に比叡山や東山を見ることができないのが残念ですが、深緑の庭園は冬の庭園とは違い、青々と茂る樹々の息吹を感じることができました。

※主屋2階から東を向けば右大文字を眺めることが可能です。

玄関棟と主屋2つの坪庭

旧三井家下鴨別邸では建物の中にある小さな庭「坪庭」が2つあります。

建物に囲まれた小さな空間から京都らしさ、そしてどこか懐かしい感情が湧いてきます。

写真は主屋にある坪庭の様子で、2階からも眺めることができます。

豪商三井家ならではの豪邸の光景を随所に見学することができるのも特別公開ならではの醍醐味ですね。

明治期の建物に残された大正期の遺構

旧三井家下鴨別邸の主屋は明治時代の建築で近代京都の名建築とも呼ばれていますが、1階にある水屋や浴室、洗面台、2階にある便所などはいずれも大正期に増築されました。

1階にある水屋は当時、1階座敷で行うお茶会の際に使用されていたもので丸炉(がんろ)と銅板が使用されているのが特徴的。

水道は移築後に取り付けられものと云われています。

浴室もまた移築を機に大正時代に設置されたもので、増築後は住宅としてでなく、休憩所としてこの建物が利用されたことから、ほとんど使用されることがなかったといいます。

そのため大正期の浴室としてはとてもいい状態で残されているため、当時の浴室を伺い知るために貴重な資料にもなっています。

スポンサーリンク

洗面台もまた大正期に設置されたものですが、陶器製部分の制作された場所などについては特に文献が残っておらず、未だ不明。

2階にある便所は大小共通の便器となっており、現代同様に全体を覆う蓋、そして真ん中をくりぬいた蓋の二重蓋となっており、様式としても使用できる作りになってるのは大正期のトイレとしてはかなり先進的であることがわかります。

また2階への階段には一部、折り返し階段が設置されており、これも大正期の増築部分と考えられています。

他の急で真っすぐ主屋2階まであがる階段と比較すると勾配も緩やかで手すりには洋風の意匠が取り入れられていることから、のちにこの階段が主に使用されていたと云われます。

このように随所に見られる大正期の水屋、浴室、洗面台、便所、そして折り返し階段に歴史を感じながら見学ができるのも大きなポイントです。

深緑映える庭園から眺めた旧三井家下鴨別邸

主屋を見学したあとは庭園へ降り、庭園から池越しに旧三井家下鴨別邸の主屋を眺めることができます。

建物から池の先、百日紅の木の側あたりがおすすめの撮影スポットになっています。

この時期ならでは、緑に囲まれた全景に建築美を感じることができますが、特に印象的なのは今回公開されていない3階の望楼です。

外観をみるだけでこの望楼からの眺望の素晴らしさが想像できるだけに公開されれば必見の重要文化財であることは間違いありません。

ちなみに2年前の「京の冬の旅」で公開された時は3階望楼まで公開されてました。

旧三井家下鴨別邸の通年公開と特別公開の違いは?事前予約は必要か?
JRグループによる「冬の京都ディスティネーションキャンペーン」展開にあわせて非公開文化財の特別公開が行われる「旧三井家下鴨別邸」に行って来ました。一般公開と特別公開の違い、事前予約必要性の有無のほか、江戸時代に呉服・両替商で富を築いた豪商から日本を代表する一大財閥である三井家の栄華の歴史に迫ります。

旧三井家下鴨別邸の期間限定カフェを楽しむ

今回、旧三井家下鴨別邸の特別公開を訪ねたもうひとつの目的は玄関棟で行われている期間限定の喫茶メニューでした。

当初はかき氷が食べたいなぁ、と思って訪ねましたが「本日限定」の貼り紙をみてすぐにオーダーしました。

気になる「本日限定」のメニューはお茶の老舗「一保堂茶舗」のお抹茶、有名な和菓子「鶴屋吉信」の秋想ふというこしあんを夕焼けと赤とんぼをイメージしたお餅で巻いた和菓子のセットでした。

和菓子を食べながら四季の移ろいを感じられるのも京都ならではですね。

今回、Kyotaroは先に特別公開見学と庭園散策をしてから再び玄関棟へ戻ってカフェのチケットを購入して頂きました。

予め決まってるのであれば、入場料支払いの際に最初に一緒に購入することをおすすめします。

他にも喫茶メニューには、暑い夏に食べたくなる「かき氷」のほか「自家製濃茶ゼリー」「白玉ぜんざい」「抹茶と茶菓子セット」などがあります。

他にも京珈琲こと小川コーヒー、そして紅茶なども楽しむことができます。

※旧三井家下鴨別邸<主屋2階>特別公開は2022年8月19~21、26~28日の6日間限定の「京の夏の旅」文化財特別公開となり、喫茶メニューもその期間限定となります。

旧三井家下鴨別邸へのアクセスと駐車場について

旧三井家下鴨別邸へは公共交通機関の最寄駅が京阪電車鴨東線・終点「出町柳駅」が便利です。

また駐車場はないのですが、旧三井家下鴨別邸から出町橋を渡った西側に「京都市営出町駐車場」がありますのでそちらを利用するのが便利です。

地下駐車場ですが、30分/150円ですので1時間以内で観光しても駐車料金は300円ですみます。

●旧三井家下鴨別邸
TEL:075-366-4321
■拝観時間 9:00~17:00(※16:30受付終了)
■入館料金 一般公開/大人500円 中高生300円 小学生200円
2022年夏季特別公開/大人700円 中高生400円 小学生300円
※夏季は8/19~21,8/26~28まで6日間限定公開となります。
■アクセス
・市バス/葵橋西詰から徒歩5分、出町柳駅前から徒歩5分
・京阪電車鴨東線「出町柳駅」下車、徒歩3分
■駐車場  専用駐車場なし
※京都市営出町駐車場が便利(有料)


国内ランキング

まとめ

今回は深緑の旧三井家下鴨別邸の庭園を主屋2階から眺め、見学後は期間限定のカフェにて喫茶メニューを楽しむ様子をシェアさせて頂きました。

そもそも6日間限定の主屋2階の文化財特別公開につき、公開期間に限りがありますが、年に数回程度の特別公開が行われますのでこまめにチェックしましょう。

京都市観光協会関連「京都観光Navi」のHP等をチェックするとより確実に情報がゲットできますのでおすすめします。

京都は同じ観光地でも四季折々、その景観は大きく変わるため、一度行った場所でも次回はまた違う光景が楽しめるスポットが非常に多いですね。

次回の特別公開は春、または秋に訪れて、また違う光景に出会いたいと思います。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました