光源院【相国寺塔頭】で干支の襖絵と対になる十二支の庭を特別拝観

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は、京の冬の旅2024で特別公開されていた相国寺塔頭寺院の光源院を紹介します。

通常非公開の寺院につき、境内は庭園以外はすべて撮影禁止となっており、庭園以外の写真はありませんが、次回の特別公開ではぜひ訪れてみてほしい寺院のひとつとして紹介させて頂きます。

見どころは“干支”をキーワードとした襖絵と庭園で今回は写真撮影がOKだった庭園を中心に紹介します。

詳しく見ていきましょう。

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光源院で十二支が対になる襖絵と庭園を楽しむ

「光源院」は京都五山の二番目に位置づけられる臨済宗相国寺派「相国寺」の塔頭寺院として知られ、相国寺二十八世元容和尚の塔所で1421年(応永28)室町幕府4代目将軍の足利義持の時代に創建、当時は「広徳軒」という名称でした。

のち1565年(永禄8)13代将軍の足利義輝が亡くなり、菩提寺となり、将軍義輝の院号から「光源院」と改称され、今日に至ります。

1896年(明治29)に池田輝政ゆかり、同じく相国寺塔頭寺院であった「善應院」と合併、現在の地に移されました。

「光源院」は通常非公開の寺院で2024年1月8日から3月18日にかけて開催された「京の冬の旅」非公開文化財特別公開で今回、初めて公開されました。

実際に訪ねてみた時の様子を紹介します。

光源院本堂の襖絵は必見!?でも写真撮影禁止

光源院は境内、建物内部の写真撮影は一切禁止されており、紹介できる画像が残念ながらありません。

この度の公開で注目されたのが本堂の襖絵で1988年(昭和63)の再建当時に描かれたという日本画家・水田慶泉氏による十二支の襖絵です。

現代日本画家の加藤晋氏が2023年に完成させたばかりの襖絵と同時に公開され、話題となっていました。

歴史を感じる、というよりは現代風の美しい襖絵で躍動的、かつどこか可愛らしさを感じさせる、そんな襖絵でした。

堂内は写真撮影が一切禁止でしたので画像で紹介できないのが残念です。

光源院、十二支の庭に隠された動物たちを探してみた

光源院のもうひとつの見どころは、本堂の南側にある庭園「十二支の庭」です。

どちらかというとコンパクトにまとめられた印象の庭園で本堂を取り囲むようにL字型の庭園となっていました。

実はこの庭園には本堂の襖絵と対になる十二支の動物たちが石の配置などによって表現されています。

お庭の前には「十二支の庭 配置図」パネルがあり、詳細に解説されていますのであとは想像力を働かせて、実際の十二支たちが見えるかどうか?なんて考えながら庭園を眺めてみるのもいいですね。

また、十二支を表す庭園の石は各地から持ち込まれたもので京都加茂川の石もあれば、はるばる奈良吉野、伊予青石、岐阜根尾谷の石、高知赤石、海外から台湾石灰岩など様々、カラフルな石が庭園内に配されています。

所々に干支の動物たちの好物が置いてあるのもヒントになったり?ちょっとした遊び心が粋な演出をしてくれています。

特に印象に残るのが、最初に目に飛び込んでくる「丑うし」、そして2024年干支の「辰たつ」は庭園中央でその存在感を発揮し、L字型の庭園西側に配された「申さる」「未ひつじ」「戌いぬ」はどことなく姿がそっくりで愛嬌がありました。

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こんな感じでふと我を忘れて楽しんでると心が和み、ちょっとした癒し効果があるのかなぁ、と感じる時間を過ごすことができました。

光源院の十二支の庭自体はまだ比較的新しく、とても綺麗で令和年代に作庭されたばかりの枯山水庭園で、あの天龍寺の庭園を手掛けられる曽根造園によるものです。

光源院の行者堂

拝観順路の最後、十二支の庭に続いて最後の拝観場所となるのが「行者堂」です。

ここはうす暗いお堂ですが、解説員の方がきちんと説明してくださいますので安心して内部を拝観することができました。

山門入ってすぐ右手の建物(外観)が「行者堂」で外からもお参りができますが、今回は堂内でもお参りをさせて頂きました。

堂内中央に修験道の祖といわれる神變大菩薩像、左手には不動明王、そして右手には弘法大師こと空海の像がそれぞれ安置されています。

こちらも必見の価値がある堂内となっています。

光源院の行き方は?相国寺境内のどの辺にあるのか?

「光源院」の行き方について紹介します。

最寄駅で便利なのが京都市営地下鉄烏丸線「今出川駅」で同志社大学のキャンパスがあることでも有名で3番出口から地上にあがります。

そのまま今出川通り沿い、京都御苑を右手にみながら相国寺総門(南口)を目指しましょう。

相国寺総門から境内に入り、参道を進み、左手に天界橋と山門址を見ながらこれらを超えたすぐ右手に「光源院」が見えてきます。

斜め左前方には相国寺法堂も見えてきますのでとてもわかりやすい立地になっていますので迷うことはありません。

他にも今出川駅を下車して烏丸通から西門を経由して行く方法もあり、時間的にはこちらのほうが少し早いのですが、せっかくなので相国寺総門側からのルートで紹介させて頂きました。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

光源院へのアクセスと駐車場について

●相国寺光源院
TEL:075-231-7849
〒602-0898 京都府京都市上京区烏丸東入上る相国寺門前町701
■拝観料金 ※通常非公開
■拝観時間 ※通常非公開
■アクセス 烏丸今出川より徒歩5分
・市営地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、徒歩5分
・四条河原町、三条京阪より51、59系統乗車「烏丸今出川」又は「同志社前」下車
・四条河原町、四条烏丸、四条大宮より201系統乗車「烏丸今出川」又は「同志社前」下車
・北大路バスターミナルより急102系統乗車「烏丸今出川」下車
■駐車場  なし


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まとめ

今回は通常非公開の相国寺塔頭寺院「光源院」の京の冬の旅2024で初公開となった特別公開の様子を紹介させて頂きました。

堂内は一切撮影ができませんでしたが、“十二支の寺”と呼ばれるように本堂の干支襖絵、そして十二支の庭とも呼ばれる枯山水庭園が最大の見どころです。

また、行者堂には神變大菩薩像、不動明王像、そして弘法大師像がそれぞれ安置されており、普段は中に入ることすらできない堂内に入って参拝することができるなど、貴重な体験をすることができました。

相国寺境内にある塔頭寺院なので京都駅からのアクセスもとても便利なのですが、通常非公開かつ今日の冬の旅2024での特別公開も終了してしまったため、次回いつのタイミングで公開されるかは不明です。

2024年3月に訪れた際の情報ですが、次回特別公開が開催される場合はその時点での最新情報を各自確認の上、ぜひお訪ね頂きたい寺院として紹介させて頂きました。

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の52歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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