京都建仁寺塔頭「両足院」で坐禅体験、自らをゆるめて解き放つには?

神社仏閣(観光)
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

5月は新緑が眩しい季節、まさに青葉が萌える、大自然の息吹を感じることができる季節ですね。

そんな大自然のすべてを感じるのが「坐禅」ではないでしょうか?

最近はいろんな寺院で「坐禅体験」を行っておられますが、どうも「厳かな雰囲気」「緊張感半端ない」感じがして結構ハードルが高いですよね。

今回、日本最古の禅寺・建仁寺塔頭「両足院」で「坐禅」を体験してきましたのでシェアします。


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日本最古の禅寺・建仁寺塔頭両足院で坐禅を体験

2021年5月20日、庭園が美しく映える初夏の季節に京都建仁寺塔頭「両足院」へ「坐禅」を体験しに行ってきました。

きっかけはtwitter登録してると定期的に「坐禅」や「写経」の体験に関する告知があり、以前から興味があったので申し込みました。

Web予約ができるのでポチポチと必要事項を入力して予約完了、あとは当日開始時間前に「両足院」へ行くだけ。

体験料金はひとり2,000円で当日、受付で支払いとなります。

体験内容を詳しく見ていきましょう。

両足院の静かな朝

今回は朝8時開始ということで静かな京都祇園の街並みを通り抜けて7時50分頃に「両足院」へ到着。

受付を済ませた後は「坐禅体験」を行う本堂へと移動します。

2021年、京都は異例の5月中旬梅雨入りのため、天候はあいにくの空模様でしたが、初夏のこの季節は本堂前の美しい庭園の緑が映えます。

京都祇園の街中にある寺院ですが「両足院」の本堂は本当に静かで、かすかに周辺を走る車やバイクなど街中の音が聞こえてくる程度。

特に苔の緑が美しい季節で庭園の美しさをさらに際立たせていました。

本堂前で「坐禅」が始まるわずかな時間を楽しむことができます。

坐禅とは?

8時になると僧侶の方が来られて「坐禅体験」がスタートします。

今回はKyotaroともう一人の2名だけでの体験となり、気軽に僧侶の方とのお話を楽しみながら和やかな雰囲気で「坐禅体験」が始まりました。

開始から20分ほど「坐禅」に関する説明、そして「坐禅」に対するイメージについて質問されます。

「イメージか、う~む?」「修行?」「精神統一?」「無になる?」「バシッと棒で叩かれる?」などなど色々答えましたが、どうやら全て違うようです。

「坐禅」とは「厳しい修行を頑張って、精神統一して、壁を乗り越える」ものではなく、むしろ逆で「自らをゆるめて、様々な事を手放す」のが目的とのこと。

「バシッ!と叩く棒」のことを「警策(きょうさく)」といいますが、実際に触らせて頂きました。

「重ッ!なんじゃこれ、木刀やん!」

そう、警策は全くしなりもしない固い木刀のような棒ですが、今回の坐禅では実物を見せても貰うのみで普段も「坐禅体験」ではほぼ使用されないそうです…(汗)。

坐禅の真の目的とは?

今回体験に来たのはKyotaro含めて2名のみ、しかもサラリーマン男性2名。

ともに“コロナ禍”にあえぐ世代ということで“自分を見つめなおす”意味で「坐禅」をしに来たという動機は一緒でした(笑)。

先ほども紹介しましたが「坐禅」とは「自らをゆるめて、様々な事を手放す」のが目的。

そもそも「坐禅」の始まりは「お釈迦様」が座った状態で“悟りを開かれた”ことにルーツがあるといいます。

しかしながら“悟り”とは?についてもお釈迦様自身も説明できない境地とのことでした。

ちょっと拍子抜けしましたが、このように気合入り気味の2人の緊張を解きほぐすように「坐禅」の由来、足の組み方、座り方、呼吸法について指南されます。

ちなみに足は両足を膝の上に乗せるような「お釈迦様」の座り方があるらしいのですが、決まった形は特にないそうです。

両足院の坐禅体験

説明の後は2回の坐禅の時間があり、それぞれテーマを意識しながら自由にそれぞれ坐禅をしながら瞑想、足の組み方も“体験”なのでそこまで厳しくなくて自分が楽な形でOK。

楽な足の組み方と言っても、1時間以上この形で座ってるとやはり足は痺れるものですが・・。

修行僧の方でもやはり「坐禅」を組むと足は痺れるそうですが、その痺れすら“解き放つ”ことで慣れてくる、全てを受け入れる、ストーリーがあることを感じるそうです。

痺れはじめ→足がビリビリする→10分もしたら感覚がなくなる→考えてもしょうがない→考えるのをやめる→全てを受け入れる(解放)

他にも、カラスが泣いてる→うるさいなぁ→なんか言い合いしてる?→カラスの言葉を理解してみよう→やはりわからない→考えてもしょうがない→全てを受け入れる(解放)

そう、坐禅とは「自らをゆるめて、様々な事を手放す」のが目的といいましたが、頭の中をめぐるいろんな事をすべて“解放”してあげることなんですね。

この頭の中をめぐるいろんな事にはストーリーがあり、そのストーリーを感じて“解放”する。

そんな話をしながら最後に「坐禅を体験して何を感じましたか?」と問われ、「普段意識しない己の呼吸がこんなにも浅いのか?」という気付きがありました。

やはり「坐禅」をする際に「呼吸」を意識しながら入ることはとてもいい事らしく、「センスがありますね、またおかわりしに来てください(=またおいで)」との事でした。

坐禅の後は両足院の美しい庭園を満喫

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「坐禅体験」は1時間20分程度、あっという間に終わり、後の時間は各自、好きな場所へ移動して「坐禅」をしていいですよ、と9時30分までの1時間30分の体験時間。

結局、「坐禅体験」のあとも僧侶の方とずっと世間話をしながら、過ごしていました。

とてもいい経験となりました。気軽に参加して全然、大丈夫でした。

わずかな時間で静かな「両足院」の庭園を楽しませて頂きました。

両足院の池泉回遊式庭園

「両足院」はそこまで大きな寺院ではなく、建物は本堂と書院がメインとなり、本堂は「坐禅」を体験、書院は特別拝観の際に書院前の池泉回遊式庭園を眺める場所となります。

今回は書院を拝観することはできませんでしたが、本堂前の青苔が美しい庭園を堪能してきました。

建仁寺塔頭両足院の特別拝観で半夏生と緑苔が美しい初夏の庭園を散策
京都大好きブロガーのKyotaroです。ここ数日は全国的に大雨の日が続いてますね。京都でも叡山電車の沿線や京都縦貫道の沓掛付近の土砂崩れなど被害が出ており、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。さて今回は梅雨の雨が似合う庭園の期間限定・特別拝観へ行って来ました。

半夏生の季節もそうですが、晴天よりも雨天が似合う「庭園」のようにKyotaroは感じながら拝観していました。

京都には素晴らしい庭園を有する様々な寺院がありますが「両足院」はその中でも「雨が似合う庭園」として特に印象深い庭園です。

坐禅の前に黒田長政公ゆかり毘沙門堂へお参り

「両足院」は日本最古の禅寺といわれる「建仁寺」の塔頭寺院で広大な「建仁寺」の敷地内に「両足院」があります。

花見小路側の入口から入ってすぐの場所に「両足院」があります。

山門入ってすぐ左手に「毘沙門堂」があり、毘沙門天をお祀りしてるので早速、お参り。

実はこの「毘沙門堂」はあの有名な軍師・黒田官兵衛の長男である黒田長政公にゆかりがあります。

かつて黒田長政公が徳川軍に加勢し関ヶ原の戦いにおいて出陣の際に内兜に納めたという「毘沙門天像」が祀られているのです。

両足院へのアクセスと駐車場について

●両足院(坐禅体験)
TEL:075-561-3216
〒605-0811 京都府京都市東山区小松町591
■体験時間 8:00~9:30
※毎日開催、公式HPで要確認
■体験料金 一般2,000円
アクセス
・京阪京都線「祇園四条駅」下車、徒歩7分
・阪急京都線「京都河原町駅」下車、徒歩10分
・市バス「京都駅」発206・100系統に乗車
「東山安井」下車、徒歩5分
「南座前」下車、徒歩7分
「祇園」下車、徒歩10分
「清水道」下車、徒歩10分
駐車場  建仁寺有料駐車場あり※30分250円


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まとめ

今回は初の「坐禅体験」でしたので「見えかけてたものが見えなかった」消化不良に終わったのでまた「坐禅」のおかわりに行きたいと思います。

「両足院」の「坐禅」はとても気軽に参加できる体験なので初めての人も心配せずに参加してみましょう。

また「両足院」はもうすぐ「半夏生」の季節となり、特別拝観が行われます。

建仁寺塔頭両足院の特別拝観で半夏生と緑苔が美しい初夏の庭園を散策
京都大好きブロガーのKyotaroです。ここ数日は全国的に大雨の日が続いてますね。京都でも叡山電車の沿線や京都縦貫道の沓掛付近の土砂崩れなど被害が出ており、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。さて今回は梅雨の雨が似合う庭園の期間限定・特別拝観へ行って来ました。

「坐禅」は「呼吸」を意識しながら入るととてもいいらしいので日頃「ヨガ」をやってる方は比較的入りやすいといいますので特におすすめです。

朝早い時間の体験でしたので帰りに10時オープンのお気に入り「カワカフェ」にも行って雨の鴨川を眺めて反省会をしていました。

猫が隣に座りに来ても「全て受け入れて解き放つ」「心の会話をしてみる」ですね。

猫との会話は考えても分からなかったので「解放」しました。

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