天龍寺の見学所要時間はどのくらい必要?見どころと拝観ルートを紹介

神社仏閣(観光)
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京都大好きブロガー、サイト管理人のKyotaroです。

今回は京都嵐山にある世界遺産の大本山天龍寺の紹介です。

ここは臨済宗の禅刹として知られています。

嵐山嵯峨観光の中心となる嵐電こと京福電鉄の嵐山駅からすぐの立地で周辺観光地への移動は徒歩で散策できるくらい有名観光地が近くにあります。

境内も非常に広く、拝観ルートを予め理解して行かれると時間ロスなく観光が楽しめますのでまとめました。

ぜひ参考にして下さいね。

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天龍寺拝観の所要時間はどのくらい必要か検証してみた

天龍寺は境内の敷地がとても広く、見どころもたくさんあるのでじっくり拝観しようと思うと結構、時間を要します。

正門から拝観を始めて正門まで戻ってきた場合実際どの位の見学時間が必要なのでしょうか?

ここでは法堂、庭園+諸堂(大方丈、小方丈、多宝殿)の拝観料が必要な箇所すべてを見た場合の見学時間で検証しました。

じっくり拝観したいという場合

じっくり拝観したいという場合は80~90分は時間がかかります。

見どころとしては法堂「雲龍図」(約15分)、諸堂参拝(約30分)、曹源池庭園(約30分)、その他境内(約10分)というのが一般的です。

曹源池庭園内には高台へと続く道があり、登ると京都市街を一望できる“望京の丘”というスポットもあります。

“望京の丘”へ行く場合、曹源池庭園では40分近く必要なケースもあるでしょう。

人それぞれじっくり見たい箇所が異なるとおもうので時間をかける箇所は各自で調整をして下さいね。

たっぷり時間とれないという場合

たっぷり時間取れないし、それなりに拝観できればいい、というあなたは、急ぎ足で境内を回れば、45分前後の所要時間で拝観が可能です。

法堂「雲龍図」(約5分)、諸堂参拝(約15分)、曹源池庭園(約15分)、その他境内(約10分)という時間配分になります。

かなり駆け足での拝観となり、拝観料を払って見学するには少し勿体ないかな?という見学時間の配分です。

場合によっては、法堂と庭園のみにして諸堂を割愛するという手もありますが折角、天龍寺を拝観に訪れるなら諸堂(大方丈、小方丈、多宝殿)も必ず見て頂きたいですね。

天龍寺の見どころは曹源池庭園と雲龍図、そして?

拝観所要時間のところでも述べましたが、「大本山天龍寺」では必ず法堂「雲龍図」、諸堂参拝、曹源池庭園は拝観しないと意味がありません。

以上の観点から天龍寺の見どころについて紹介して参ります。

勅使門

天龍寺の正門から入ってすぐ左手にあります。慶長年間(1596~1615年頃)に建築され、正式名称は「旧慶長内裏御門(京都府指定文化財)」といい、境内最古の門と云われます。

「旧慶長内裏御門」はかつて伏見城城門であったとも云われ、現在は使用されていません。

法堂

天龍寺の見どころのひとつが法堂天井に描かれた「雲龍図」で別名「八方睨みの龍」ともいわれ、部屋のどこにいても龍と視線が合う、目の錯覚を利用した技法を用いられている。※法堂内は写真撮影禁止の為、玄関口の看板写真を掲載します。

天龍寺の法堂は1864年に戦火で焼失、明治期に江戸時代後期に建立の雲居庵禅堂を移築したものです。禅宗七堂伽藍のひとつに数えられます。

現在の雲龍図は法堂移築100周年、夢窓国師650年遠諱記念事業として加山又造画伯によって描かれたものです。

正面須弥壇には釈迦三尊像、後の壇に開山夢窓疎石と開基足利尊氏の木像が祀られている。

※「雲龍図」公開は特別期間に限られているので参拝の際には予めホームページで確認を。

庫裡

天龍寺の象徴的な建物であり、切妻造の屋根下の大きな三角形の壁の直線、曲線の梁を用いた装飾性が特徴。

正面玄関を入ると大きな達磨図は前管長の平田精耕老師の筆による。他にも方丈床の間などにも同じ達磨図が複数見られ、達磨宗である天龍寺の“禅”を象徴している。

入口には諸堂参拝と庭園拝観の受付があります。

方丈

方丈は大方丈(1899年築)、小方丈(書院・1924築)から成る。

大方丈

天龍寺最大の建物でここから眺める庭園の景観が素晴らしく、訪れる人も多い。正面にある「方丈」の扁額は第8代管長の関牧翁老師によるもの。

御本尊は釈迦如来坐像(重要文化財)で平安後期の作であり、天龍寺よりはるかに古い歴史を持ち、8度の火災にも罹災しなかった境内最古の仏像です。

東西を仕切る襖の雲龍は1957年(昭和32)の作で富岡鉄斎唯一の孫弟子・物外道人による。

小方丈(書院)

2列に多くの部屋が並ぶ書院で来客や接待、法要などの行事に使用されます。

龍門亭

曹源池の南側に位置する建物。開山夢窓国師650年遠諱記念事業のひとつで夢窓国師が選んだ「天龍寺十境」のひとつである「龍門亭」を再現。

「天龍寺十境」とは夢窓国師が美しい詩を作ったという、天龍寺境内の十ケ所の名勝のことで普明閣、絶唱谿、霊庇廟、曹源池、拈華嶺、渡月橋、三級巖、万松洞、龍門亭、亀頂塔が定められている。

友雲庵

龍門亭東側に位置し、ここで毎月第2日曜日午前9時から1時間の坐禅会と午前10時から禅の講義が行われる。

坐禅会と禅の講義は一般開放され無料で体験することができる(予約不要)。

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庭園

夢窓国師作の曹源池庭園でわが国最初の史跡・特別名勝に指定された池泉回遊式庭園。嵐山と亀山を取り込んだ風光明媚な借景庭園となっている。

特に大方丈からの眺めは絶景で借景を活用した見事な池泉式回遊庭園を堪能できる天龍寺最高のハイライトになっている。

庭園の名称はかつて夢窓国師が池の泥をあげた時に池の中から「曹源一滴」と記した石碑が見つかったことに由来します。

庭園は散策することができ、北門方面へ進めていくと「望京の丘」と呼ばれる高台があり、ここからは当時の貴族たちも眺めたという京都市街が一望できる。

祥雲閣・甘雨亭

ともに多宝殿へ上る廊下の途中にある茶室。祥雲閣は千利休の血脈を今に伝える表千家の格式高い茶室「残月亭」を写した茶室。12畳の広間に2畳の上段の間を設けている。

甘雨亭は4畳半の茶室で、特徴として通い口前に三角形の鱗板をつける。

多宝殿

後醍醐天皇の尊像を祀る祠堂で前の拝堂と後ろの祠堂を相の間でつなぐ造りになっている。

中世の貴族邸宅を連想させるような入母屋造りの屋根と調和した建造物。

百花苑

多宝殿から北門へと続く路に整備された庭園で北門が開設された昭和58年に整備された。

自然の傾斜に沿って散策路が整備され、その名の通り、季節の花々を楽しむこともできる。

天龍寺の拝観ルートを紹介、効率よく見学する方法

天龍寺は見どころも多く、初めての人は結構、時間がかかると思いますので効率よく拝観してもらうために以下のルートを推奨します。

法堂と諸堂(大方丈、小方丈、多宝殿)+曹源池庭園は有料となります。曹源池庭園と諸堂はセットでないと拝観できず、諸堂だけの拝観は出来ないので注意しましょう。

■天龍寺拝観のおすすめルート
正門→勅使門→法堂(雲龍図)→庫裡前→小方丈→多宝殿→大方丈(座って庭園眺望)曹源池庭園(散策)→望京の丘→百花苑→北門→正門

尚、各所の時間配分については冒頭の「天龍寺の見学時間はどのくらい必要か検証」を参照ください。

Kyotaroは曹源池庭園と百花苑、庭園散策に時間をかけて愉しみました。所要時間は全部で約1時間半程度でした。

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天龍寺へのアクセスと駐車場について

■大本山天龍寺
TEL:075-881-1235
〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
拝観時間 8:30~17:30
拝観料金 ※下記の通り
法堂 小学生以上500円
庭園 高校生以上500円 小中学生 300円
※諸堂も拝観する場合は各+300円が必要
アクセス JR・嵐電・阪急が便利
・京都駅よりJR山陰本線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩約10分
・四条大宮より京福電鉄(嵐電)「嵐山駅」下車、徒歩約1分
・大阪方面より阪急電鉄嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩約10分
・市バス&京都バス「嵐山天龍寺前」下車、目の前
駐車場 参拝者専用駐車場あり(1回1,000円)

天龍寺の口コミ【楽天たびノート】

まとめ

京都嵐山観光の中心地にある「大本山天龍寺」の紹介でした。

嵐山の観光地のなかではいちばん見学時間を必要とするスポットであり、見どころも多く、拝観料も法堂「龍雲図」、庭園+諸堂を拝観すると1,300円はかかります。

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近隣の大河内山荘や天龍寺塔頭などと併せて拝観すると拝観料だけでも3,000円近くはかかります。

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でもそれだけ必見の価値があるスポットばかりなので天龍寺は是非、訪ねて欲しいスポットとしてKyotaroも推奨します。

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