神護寺の見どころを紹介、青もみじの季節がお得でおすすめの理由

京都青もみじ名所
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は高雄三尾の青もみじ、高雄の代名詞でもある神護寺の紹介です。

紅葉シーズンがとても有名、多くの観光客が11月になると訪れる寺院も青もみじの季節は、比較的のんびりゆったり拝観できます。

GW期間中のとある平日、石段をあがった楼門の先に広がる広大な境内にポツンとひとり佇む、粋な経験をしてきました。

詳しく見ていきましょう。

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神護寺、青もみじの季節の見どころを紹介

高雄三尾の代名詞で代表格の神護寺、京都でも指折りの紅葉名勝としてしられる寺院です。

春の桜が終わり、初夏の青もみじの季節に訪問することをおすすめします。

理由は、とても参拝者が少なくてゆっくりと広大な境内を満喫できるから。

ここでは神護寺の青もみじが美しい季節の見どころを紹介します。

神護寺を訪れるに際して豆知識

まず、神護寺の歴史的背景を語るうえで注目したいのが、伝教大師・最澄と弘法大師・空海が深く関っていた点。

その後の神護寺発展に大きな影響を与えてきた仏教界を代表するふたりの人物の存在を見過ごすことはできないでしょう。

最澄は神護寺の発展に直接関わりがあったわけではありませんが、当時の仏教界の中での存在感は強大で大きな影響力をもっていました。

弘法大師が住んでいたという「納涼房」跡に立つ大師堂

一方、空海は神護寺を真言宗の重要な拠点とし、寺院の発展に大きく貢献しました。

最澄と空海は共に唐へ留学、帰国後しばらくは協力関係にありましたが、次第にそれぞれの目指す方向性の違いから対立するようになります。

明王堂

特に、密教の奥義の伝授を巡って両者の間に大きな溝が生まれ、最終的には袂を分かつことになりました。

二人の関係性の変化は、神護寺が真言密教の寺院として発展していく方向性を決定づけることになり、故にそれぞれが神護寺の発展に与えた影響も大きかったと言えるでしょう。

神護寺の表参道

表参道の石段を登りながら見上げる青もみじのトンネルは、まさに真言密教の寺院、別世界への入り口です。

この橋を渡ると神護寺参道の石段が始まります

やや長い参道の石段に汗をかきながら、ゆっくりと楼門を目指します。

降り注ぐ木漏れ日が、緑の葉をキラキラと輝かせ、心を清らかにしてくれます。

楼門と青もみじ

改修工事を終えた楼門を額縁のように縁取る青もみじは、息をのむほどの美しさ。

楼門は二層構造になっており、屋根が重なり合う美しいシルエット、屋根は入母屋造で、上層と下層で異なる屋根の形状が特徴的で威風堂々とした印象を与えます。

特に、門の向こうに見える緑の景色は、一枚の絵画のようです。

GWの平日に訪れましたが、この独り占め感が堪りません。

毘沙門堂と五大堂

毘沙門堂は周囲に回廊が設けられており、様々な角度から建物を眺めることができます。

現在の毘沙門堂、建物は、江戸時代に再建されたもので仏教における四天王の一人、毘沙門天をお祀りしています。

五大堂は毘沙門堂の賑わいとは対照的に静かで落ち着いた雰囲気が漂っており、不動明王を中心に、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五体が安置されています。

青もみじの季節には、毘沙門堂、そして五大堂が静かに緑の中に佇む姿を、それぞれ異なる趣として楽しむことができます。

毘沙門堂から五大堂越しに眺める金堂、金堂から見下ろす五大堂、そして毘沙門堂の景観、周囲の自然と堂宇の配置を一体的に楽しめる、神護寺のハイライト、写真撮影ポイントでもあります。

金堂と青もみじ

荘厳な佇まいの金堂と、それを優しく包み込むような青もみじのコントラストは、神聖な雰囲気を醸し出します。

金堂には御本尊である薬師如来像が安置されており、寺院の中心となる本堂の役割を果たす建物です。

普段は「伝源頼朝像」のレプリカを拝観することもできます。※現物は毎年5/1~5/5開催の「虫払い行事」で見ることができます。

堂の周りをゆっくりと散策しながら、その調和の美しさを感じてください。

多宝塔と青もみじ

金堂の背後には、多宝塔がありますが、結構知らずに通過してしまう人も多いようです。

竜王堂前の道を登っていった先にひっそりと佇む多宝塔と周囲の緑が織りなす静寂な空間は、心を落ち着かせてくれます。

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木々の間から垣間見える塔の姿は、神秘的な魅力を放っています。

和気清麻呂公霊廟と公墓

和気清麻呂公霊廟は、両脇から覆いかぶさるような青もみじの緑が、歴史を感じさせる趣のある風景を作り出しています。

また、和気清麻呂公墓(お墓)へは、公霊廟への石段を登り切った先、金堂の横から続く静かな参道を経由して向かいます。

木立に囲まれ、静寂に包まれた散策するのにぴったりの場所です。

参道は砂利道ではなく、芝や草が生えた緑の参道でとても神秘的な世界へ誘うような道で散策するのにぴったりの場所でした。

金堂付近から歩いて5分程度、最後に急な石段をあがると和気清麻呂公墓に着きます。

清滝川と青もみじ

境内を流れる清滝川のせせらぎと、水面に映る青もみじの緑は、涼やかで心地よい空間を演出します。

川の音を聞きながら、自然の美しさを満喫できます。

かわらけ投げの絶景

神護寺境内の最奥部、地蔵院横にある「かわらけ投げ」ができる展望台。

山並みと清滝川が流れる谷間を一望できる絶景スポットになっています。

かわらけ投げは、2枚1組で300円で販売されており、なんと神護寺が発祥の厄除け行事だとか。

ぜひ、神護寺を訪れた際には行ってみたい絶景スポットで、いかに神護寺が山の上にある山岳寺院なのかを体感できる場所でもあります。

神護寺、青もみじの季節がお得な理由

神護寺に青もみじの季節に訪れるのがおすすめな理由についてここでは紹介します。

大きな理由として、1)青もみじの季節、景色が非常に美しい、2)参拝者が非常に少なく、境内をゆったり楽しめる、3)無料で利用できる駐車場がある、という3点です。

神護寺は樹々が芽吹いて輝く季節

神護寺は京都でも屈指の紅葉名勝となっており、伊呂波紅葉の樹々が多く生息しています。

当然、春は新緑が眩しい樹々が芽吹く季節ということで若葉が映える景観がとても美しく、Kyotaroも個人的に京都の青もみじ季節の方がゆっくり見学できるのでお気に入りです。

紅葉はベストシーズンに訪ねると、とても綺麗なのですが、その分混雑も覚悟、多少の渋滞も覚悟しないといけません。

また表参道も人、人、人で耐え難い景観のため、やはり新緑のシーズンのほうが、自然を身近に体感できます。

神護寺の初夏は参拝客が少ない

神護寺の初夏はびっくりするくらい、訪れる人が少なくて広大な境内をたっぷり満喫できます。

特に平日に訪れると、広大な神護寺の境内が貸切かのような錯覚に陥る場所もあります。

ゆっくり境内を拝観し、自然豊かな山岳寺院を満喫できる、穴場のシーズンなのです。

無料になる駐車場を利用する

まず、高山寺下の市営高雄観光駐車場が無料のため、公共交通機関で行くには市営バスもしくはJRバスを利用するしかなく、結構不便な立地にあるため、車で行くのがこの季節は便利です。

駐車場は50台程度停められますので、新緑シーズンであれば、そこまで参拝客も多くありませんので十分停められます。

高山寺の真下にある駐車場なので神護寺の参道下まで歩いて15分程度の距離です。

西明寺前の指月亭(一日/500円)高雄観光ホテル駐車場(一日/1,000円)に停めると神護寺まで近いのですが、駐車料金がかかってしまいます。

高雄三尾をセットで拝観するつもりならば、国道162号線沿いの栂ノ尾バス停横にある市営高雄観光駐車場がおすすめです。

神護寺へのアクセスと駐車場について

●高雄山神護寺
TEL:075-861-1769
〒616-8292 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5
◆拝観料金 大人(中学生以上)1,000円 小学生500円
◆拝観時間 9:00~16:00
◆アクセス 自家用車又は路線バスを利用
・京都駅からJRバス高雄・京北線「栂ノ尾・周山」行、「山城高雄」下車、徒歩20分
・四条烏丸から市バス8系統乗車、高雄下車、徒歩約20分
・自家用車、名神高速京都南IC又は京都東ICから約60分
駐車場  参拝者専用なし ※周辺駐車場利用(有料)
※市営高雄観光駐車場は11月以外は無料です。


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まとめ

今回は高雄山神護寺の青もみじ、新緑シーズンの魅力について紹介させて頂きました。

しかも今回の穴場要素としてGW期間中の5/1平日なのにガラガラ、という状況の中、のんびりそしてじっくり自分のペースで境内を拝観してめぐることができました。

紅葉シーズンも良いのですが、混雑なくゆったり観光できるのがとても良い息抜きになるのを改めて実感できました。

紅葉ばかりでなく、樹々が芽吹く、一年で最も輝いてみることができる、美しい景観を堪能しに高雄を訪れてみては如何でしょうか?

個人的にも4年ぶりの訪問で改めてその魅力に触れることができ、紅葉シーズンと違う、清涼感溢れる神護寺を楽しむことができました。

ぜひ、あなたも機会があれば青もみじが美しい、高雄山神護寺を訪ねてみて下さい。

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