蓮華寺は京都の穴場?青もみじが美しい石川丈山ゆかり池泉回遊式庭園

京都青もみじ名所

京都在住のブロガーKyotaroです。

先日、瑠璃光院へ春の特別拝観に行った帰りにふと思い立って洛北にある「蓮華寺」へ行ってきました。

洛北にある蓮華寺は八瀬・大原方面へ向かう国道367号沿いにひっそりと佇む寺院で参拝する人も比較的少ないスポット。

数年前からKyotaroも定期的に通うようになりました。京都洛北の穴場を紹介します。


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蓮華寺は京都の隠れた穴場で青もみじ堪能

京都洛北は京都中心部から離れたエリアに位置しますが、その中でも穴場というか“知る人ぞ知る”隠れたスポットが「蓮華寺」です。

初めて行ったときにKyotaroもその静寂な景観が気に入り、それから定期的に通うようになりました。

ここは紅葉時期でも平日なら参拝客も少ないのでゆっくり楽しむことができるのでまさに“隠れた穴場”です。

蓮華寺の青もみじ

蓮華寺は隠れた紅葉名所と紹介しましたが当然、初夏の新緑の季節は“青もみじ”が綺麗な寺院でもあります。

初夏になると境内庭園は緑一色に包まれ、書院から眺める“青もみじ”が陽光に反射し、つい目を細めてしまいます。

また庭園奥に本堂があるのですが、こちらも“青もみじ”に囲まれるように建っているため、眩しい新緑のなかに本堂が佇む清々しい光景を書院から眺めることもできます。

小さな寺院ですが、自然豊かな境内で初夏の季節はほとんど参拝者もいないため、心静かに拝観することができます。

蓮華寺の庭園を歩いて本堂参拝

蓮華寺は書院から庭園に下りて散策することができます(スリッパが設置してあります)。

庭園もそこまで広くないので池のほとりを歩いて本堂まで行ってお参りし、また戻ってくる往復の散策ルートです。

本堂の入口は書院から見て反対側(向こう側)にありますのでくるっと回り込んで御本尊を参拝しましょう。

本堂の天井には狩野探幽作と云われる「雲龍図」が描かれてますのでぜひ、そちらにも注目してみて下さい。

鐘楼が山門近くに建ってるのですが、本堂から鐘楼付近まで行くこともできます。

散策路以外の場所は苔が敷き詰められた庭園になっていますので苔を踏んだりしないようくれぐれも注意しましょう。

※スリッパを履いて庭園に下りたら写真撮影は一切禁止されてますので注意しましょう。

蓮華寺の見どころと石川丈山作庭の名園

蓮華寺は隠れた穴場として紹介していますが、その見どころは何といっても書院から眺める“池泉回遊式庭園”です。

小さな寺院ですが、歴史は古く、庭園もしっかり手入れされていて自然豊かな境内はいつ来ても清々しい空気に包まれています。

石川丈山が作庭したという名園をはじめ蓮華寺の見どころについて紹介しましょう。

蓮華寺の歴史と由緒

「蓮華寺」はかつて現在の京都駅付近にあった寺院ですが、応仁の乱による荒廃を免れるため江戸時代初期に加賀前田家の家老であった今枝近義によって洛北の地に移築されました。

再興の際には石川丈山をはじめ狩野探幽、木下順庵、黄檗の隠元禅師、木庵禅師などの著名文化人もこれに協力したと云われています。

洛北の地に移された理由は、今枝近義の祖父にあたる前田家家臣の今枝重直が出家してこの地に住居を構え、石川丈山や狩野探幽らとの交流を深め晩年を過ごた地であるから。

祖父の徳を慕う孫の近義が重直の菩提を弔うため、この地に移して延暦寺実蔵坊の末寺としたのが洛北「蓮華寺」の始まりとなったのです。

山門

創建当時のまま残されている山門で歴史を感じます。

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山門から真っすぐ正面の庫裏まで続く石畳の参道が印象的で初夏には「ミヤコワスレ」が参道沿いに咲き誇ります。

鐘楼堂

桧皮葺・宝形の屋根と格子状の側面をもつ禅風の建物様式を採用した鐘楼となっています。

釣鐘に刻まれた文字には「黄檗二世木庵瑫山僧」の銘が残り、宇治の黄檗山萬福寺と同じ形式であることがわかります。

蓮華寺の池泉回遊式庭園は石川丈山作庭

蓮華寺にある池泉回遊式庭園は今枝重直と親交のあった石川丈山作庭の名園と云われており、江戸時代には茶人に好まれたことからよく茶席としても使われた、まさに名園。

書院から眺める池泉回遊式庭園は静寂に包まれた美しい庭園で池には亀頭石や舟石が配置されており、風情が漂う景観を創り上げています。

池の周囲にはカエデが数多く植えられており、初夏の“青もみじ”や秋の“紅葉”が四季折々の風情ある庭園に花を添えています。

蓮華寺形灯籠とは?

蓮華寺には「蓮華寺灯籠」と呼ばれる独特の石灯籠が本堂正面の両脇に設置されています。

独特の形とは六角形の急勾配の長めで九段の葺地、丸笠で中央が膨らんだ形で頂上に施された宝珠が特徴的と言われます。

この独特な風貌が江戸時代の茶人にもこよなく愛された形の灯籠と云われます。

本堂

蓮華寺の本堂は1662年(寛文2)創建時に建立された建物で御本尊の釈迦如来像、左右には阿弥陀如来像と不動明王像をそれぞれ安置。

天井にはかつて今枝重直と親交のあった狩野探幽による「雲龍図」が描かれていましたが、明治になってから失われたため、現在の図は1978年(昭和53)に仏師の西村公朝氏により復元されたものとなります。

石仏群

山門を入って参道すぐ左手には石仏群が安置されています。

結構な数に圧倒されますが、その数大小合わせて約3,000体と言われます。

もともと京都市内を走っていた市電の敷設工事の際に出土した石仏らしく、現在は「蓮華寺」境内に安置されています。

※撮影禁止のため画像はありません。

蓮華寺に残る創建当時の遺構

山門から境内に入り、参道沿いにある石仏群と反対側にある鐘楼堂と井戸屋形は見るからに歴史を感じます。

大きな鳥居は境内本堂横にある境内末社に通じる参道ですが、現在はここから先は進むことができず、拝観料を支払わないと拝観できません。

山門、鐘楼堂、井戸屋形、本堂、そして庭園は創建当時から存続する貴重な遺構であり、必見の価値があります。

帰命山蓮華寺への行き方と駐車場について

●帰命山蓮華寺
TEL:075-781-3494
〒606-0065 京都府京都市左京区上高野八幡町1
■拝観時間 9:00~17:00
■拝観料金 大人400円 中学生以下は無料
■アクセス 叡山電車又は京都バスの利用が便利
・叡山電鉄/叡山本線「三宅八幡駅」下車、徒歩5分
・京都バス/京都駅から17, 18系統に乗車「上橋」下車すぐ
・京都バス/四条河原町、京阪三条から16, 17系統に乗車「上橋」下車すぐ
■駐車場 参拝者専用無料駐車場あり(5台)


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まとめ

今回は「瑠璃光院」と一緒に訪ねた洛北の隠れた穴場「蓮華寺」の紹介でした。

「瑠璃光院」の“青もみじ”は絶景でとても素晴らしい“インスタ映え”の世界を堪能することができました。

瑠璃光院・春の特別拝観2021に行ってきた、青もみじと苔が美しい庭園
京都はゴールデンウィークが明けると本格的に鮮やかな“青もみじ”の季節になります。毎年、梅雨入りとなる6月上旬頃まで新緑が各所で楽しめるのですが、特に紅葉名勝が多い京都は“青もみじ”が楽しめるスポットもたくさんあります。今回は“青もみじ”の絶景が広がる、京都比叡山の麓・八瀬にある「瑠璃光院」に行ってきました。

その後に行った「蓮華寺」は比較対象にならない違った空間が境内にあり、こちらでは静寂に包まれて心静かに美しい庭園をひたすら眺め“心を整える時間”を過ごせました。

Kyotaroが定期的に訪れるのは静かな環境の中、美しい庭園を眺めるこの空間に自分しかいない、貴重な時間が気に入ってるから。

ここもあまり人に知られたくないスポットですが“京都はんなりずむ”を訪れたあなたに詳しく紹介させて頂きました。

駐車場完備の寺院なのでピンポイントに行くなら、また紅葉シーズン以外であるならば自家用車で行くのも時間節約になっておすすめです。

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