【京の冬の旅】上徳寺で世継地蔵を間近に拝観、特別公開の見どころ

イベント・花火
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京の冬の旅で2023年3月19日(日)まで開催中の非公開文化財特別公開シリーズで塩竈山上徳寺を拝観してきました。

五条富小路通を下がったところ、京都の街中にある寺院で世継地蔵と徳川家康公にゆかりがある事で地元では知られています。

今回の特別公開見どころについて詳しくみていきましょう。

スポンサーリンク

京の冬の旅で上徳寺の世継地蔵を間近に拝観

今回の特別公開最大の見どころはなんといっても世継地蔵堂の内部を拝観できる事です。

注意したいのは地蔵堂の周辺は写真撮影が禁止になっており、ガイドの方からも境内での注意事項として案内があります。

写真撮影禁止の理由として地蔵堂周囲には多くの絵馬が奉納されており、個人情報を保護する意図があるため。

ルールを守って拝観しましょう。

世継地蔵を拝観

地蔵堂内部は通常非公開ですが、今回の特別公開で堂内で拝観する事ができます。

しかも堂内の間近まで入って真横から特別に世継地蔵を拝観、かつ写真撮影までできるまさに神対応。

Kyotaroも堂内で世継地蔵を間近に拝観させて頂き、写真撮影もさせて頂きました。

高さ約2mある大きな世継地蔵は真横から見るととても穏やかな表情をしておられます。

この機会にぜひ訪れて頂きたい寺院です。

京のよつぎさん

地元京都では「京のよつぎさん」として親しまれる世継地蔵はその名の通り、子授けの厚い信仰を集め、全国から上徳寺の地蔵堂へ参拝に来られます。

由来はその昔、江戸時代に八幡の清水という人が子供を亡くして悲しみに暮れ、再び子供を授かるよう本堂の阿弥陀様にお祈りし続けました。

祈り続けること7日目の夜にお地蔵様が夢に現れて「私の姿を石に刻んでお祈りしなさい」とお告げがあったといいます。

その後、八幡の清水はお告げ通りに石にお地蔵様を彫って、お堂を建てて安置し、お祈りを続けていると見事に世継ぎを授かったと云います。

また数十年後には僧侶のお勤めの場にも現れては子授けや家運長久へのお告げがあったと云われています。

世継地蔵以外の上徳寺の見どころ、写真撮影について

上徳寺の特別公開最大の見どころは地蔵堂内部を拝観でき、世継地蔵を間近で見ることができる点です。

また気になる写真撮影についてですが、地蔵堂周辺以外は基本的に写真撮影はすべてOKとの事。

通常、堂内や方丈にある襖絵などは一切撮影禁止の寺院が京都は多いのですが、上徳寺では本堂内の肖像画、客殿内の襖絵など基本的に写真撮影ができます。

でも今回の特別公開の見どころはそれだけではありませんので続けて紹介していきましょう。

本堂内の徳川家康公と正室・阿茶の局の肖像画

上徳寺で最初に拝観するのが本堂です。

本堂に入ると北側の壁に複数の肖像画が展示されています。

右から徳川秀忠公、家康の正室・阿茶の局、そして2023年話題の人、徳川家康公の肖像画です。

特に真ん中の家康公正室の阿茶の局は上徳寺の開基であり、1603年に創建されました。

一番左には、釈迦涅槃図の掛け軸も展示されています。

本堂内部の特別公開

上徳寺の本堂内部の見どころは、なんといってもご本尊の木造阿弥陀如来立像ですが、現在は文化庁(東京)へ出張中との事で拝観できませんでした。

スポンサーリンク

上徳寺の木造阿弥陀如来立像は徳川家康公が滋賀県草津市の鞭崎八幡宮から請来したものです。

最大の特徴が「玉唇」で有名な阿弥陀如来立像とされ、ほのかに唇にピンクを帯びているのが肉眼でもかろうじてわかります。

また本堂は永観堂の祖師堂を移築したもので堂内の極彩色の柱は見事で螺鈿で飾られている柱とともに必見の価値ありです。

客殿内の円山応挙掛け軸と円山派による襖絵

本堂の南側にある客殿は今回の特別公開で内部が初めて公開される超レアな非公開文化財です。

江戸後期に活躍した円山派絵師による桜ともみじの襖絵を見る事が出来ます。

室内南側の床間には円山応挙による掛け軸が展示されています。

天井、室内照明など歴史を感じさせる造りを間近に拝観する事ができます。

客殿前の見事な枯山水庭園

客殿前にある枯山水庭園も見応えがあります。

限られた空間に所狭しと並ぶ灯籠や石、蹲、松の木などとても美しい庭園を拝観する事ができます。

周囲は住宅街となっており、背景は日常の世界とのコントラスト、ギャップがまたなんとも言えない景観を作り上げています。

上徳寺へのアクセスと駐車場について

●塩竈山上徳寺
TEL:075-351-4360
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町556
■拝観時間 10:00分~16:30(最終受付16:00)
■拝観料金 大人800円 小人400円
■アクセス 五条河原町から徒歩すぐ
・京阪電車「清水五条駅」下車、徒歩約5分
・市バス「河原町五条」下車、徒歩約2分
■駐車場  無料駐車場10台程度あり


国内ランキング

まとめ

今回は京の冬の旅の非公開文化財特別公開シリーズから「上徳寺」を紹介させて頂きました。

山号の「塩竈山」はこの上徳寺周辺の地名、ご住職も塩竈さんといいます。

山号の由来はあの「光源氏」のモデルになったという嵯峨天皇の皇子・源融の邸宅であった河原院にあります。

源融が鴨川近くにあった河原院の邸宅内部の池に毎日30石もの海水を運ばせ、陸奥(現在の宮城県)塩竈の景色をまねて塩屋の煙を立たせ、その景観を楽しんだことに由来するといいます。

街中にあるため境内はそこまで広くないので30分もあれば充分、ゆとりをもって拝観ができます。

スポンサーリンク
この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の52歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

Kyotaroをフォローする
イベント・花火
Kyotaroをフォローする
京都はんなりずむ

コメント

タイトルとURLをコピーしました