【京の冬の旅】大徳寺3つの塔頭、三玄院、総見院、芳春院の見どころ

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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は京都冬の恒例イベント、第57回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開から大徳寺3つの寺院紹介です。

2023年話題の徳川家康をはじめ同時代を生きた戦国武将ゆかりの寺院で普段見ることが出来ない庭園や仏像、庭園、襖絵などが特別公開されています。

石田三成の墓所があるという大徳寺三玄院の公開はとても珍しいため、多くの人で賑わっていました。

早速、みていきましょう。

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京の冬の旅、大徳寺3つの塔頭寺院が特別公開

大徳寺は京都市内の北部に位置するエリアにあり、周辺には船岡山山上の建勲神社やあぶり餅で有名な今宮神社があります。

広大な敷地内に多くの塔頭寺院があり、地元街並みに溶け込むかのように石畳と木々がある光景の中に佇んでいます。

今回は大徳寺3つの塔頭寺院で特別公開があったので行ってきました。

いずれも戦国武将にゆかりのある寺院ということで結構な人気ぶり、大勢の観光客で賑わっていました。

3ケ所まわってちょっと一服のスタンプラリーが今年も開催されてるのでお得な情報も紹介します。

大徳寺三玄院

大徳寺塔頭のひとつ「三玄院」は多くの武将、貴人らも参禅したこと、また石田三成、古田織部の菩提寺としても有名です。

開祖は春屋宗園和尚(大宝円鑑国師)で黒田長政や古田織部らに禅を指南した事で知られています。

方丈には江戸時代の絵師・原在中による襖絵が残り、各室ごとに四季の風景が描かれています。

写真は特別公開看板の拡大

最大の見どころは「八方睨みの虎」でどこから見ても視線が合うという特殊技法で描かれた秀逸な作品で必見の文化財です。

また方丈前の庭園は「咲雲庭」と呼ばれる枯山水庭園で大徳寺の法堂や大徳寺境内の大きな松の木を借景にしています。

境内には石田三成の墓所があると云われていますが、残念ながら茶室「篁庵(こうあん)」とともに今回は非公開のため、ご覧頂けません。

御朱印も人気のため、週末の午後にはなくなっていることも多く、授かりたい方はご住職直々の書き置きのため、なるべく午前中の拝観をおすすめします。

大徳寺総見院

大徳寺総見院は豊臣秀吉が織田信長のために創建したという信長公の菩提寺。

最大の見どころは本堂に安置される「織田信長坐像」で国の重要文化財に指定されており、さらに今回は初公開となる信長公の肖像画も見ることが出来ます。

織田信長公の坐像と肖像画は同じ服装をしておられ、衣冠帯刀のお姿は信長公の往年そっくりの風貌を再現したものとして貴重な文化財となっています。

境内には他に「ほう庵」「香雲軒」「寿安席」三席の茶室があり、現在も一般向けに茶会が開かれています。

本堂の西側にはとても深い「掘抜き井戸」があり、加藤清正公が朝鮮出兵から持ち帰った石を井筒にしたものと云われており見応えがあります。

壁の外、境外に鐘楼がある

総見院は境内の外に鐘楼があるのですが、信長を慕う武将がこの地に寄進したもので自らの身分の低さを弁え境外に建てたという逸話が残ります。

中央が信長公のお墓

右側の墓石が帰蝶のお墓

さらに境内墓地の奥には映画「レジェンド&バタフライ」で話題の織田信長公と正室の濃姫こと帰蝶をはじめ織田一族の墓所があり、拝観することが出来るのでぜひ参拝しましょう。

大徳寺芳春院

最後に大徳寺塔頭のなかで境内一番北側に位置する「芳春院」の紹介です。

創建は加賀藩主・前田利家公の正室まつで前田家の菩提寺として知られています。

写真は特別公開看板の拡大

最大の見どころは本堂の北側にある「呑湖閣(どんこかく)」で「金閣」「銀閣」「飛雲閣」と並ぶ「京の四閣」のひとつに数えられる文化財です。

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「呑湖閣」は小堀遠州によって建てられたと云われ、優美な二重楼閣が周囲の「飽雲池(ほううんち)」と池に架かる「打月橋(だげつきょう)」とともに見事な楼閣山水庭園の景観を作り上げています。

また、本堂の前庭「花岸庭(かがんてい)」は、造園家の中根金作が復元した枯山水庭園で端正な景観が特徴的で天気の良い日は心地よい日向ぼっこがおすすめです。

入口の庭園にうさぎ像が…

本堂内では今回の特別公開に合わせて日本画家・竹内浩一氏による襖絵が特別公開されており、必見の価値あり。

本堂内の御本尊左手には前田利家公の正室まつの木造が安置されており、ぜひお参りしましょう。

ちょっと一服、スタンプラリー

2023年も3ケ所まわってちょっと一服のスタンプラリーが開催されており、大徳寺塔頭は至近距離3ケ寺を巡るとすぐにコンプリート出来ます。

スタンプラリーがコンプリートしたら、そのまま歩いていける今宮神社方面へ歩いて向かいましょう。

その理由は「ちょっと一服」できる店舗がふたつ、あぶり餅で有名な「一文字屋和輔」と「かざりや」があるから。

ともに今宮神社参道沿いに向かい合うように建ち並び、両方の店舗ともに接待を受けることが出来ます。

あぶり餅イメージ

接待の内容はともに共通で「あぶり餅5本とお茶」を楽しむ事ができます。※水曜定休なので事前に確認を。

※大徳寺3つの塔頭寺院拝観でスタンプが3つたまるのでその足で「あぶり餅5本とお茶」の接待へ行く人がとても多いので週末は特に2店とも行列ができています。時間配分などご注意ください。

大徳寺塔頭の通常非公開寺院は境内撮影禁止が多い?

今回は冬恒例の「京の冬の旅」による非公開文化財特別公開ですが、通常非公開という事で境内一切撮影禁止という寺院があります。

大徳寺塔頭の3つの寺院も対象で今回「三玄院」と「芳春院」は境内の庭園も含めて全て写真撮影が禁止されていますので注意しましょう。

拝観料は結構な金額を納めないといけない割に残念ですが、貴重な文化財が多いので致し方ないですね。

写真撮影は出来ないけど普段見ることが出来ない見応えのある文化財ばかりなのでしっかりと堪能しましょう。

また非公開文化財は各所に案内ガイドの方が常駐しておられるので、普段の寺院参拝ではないサービスがあるので耳を傾けて歴史を感じながら拝観するのも視点が変わって新しい発見があります。

ちなみに「総見院」は本堂内部のみが撮影禁止でそれ以外は撮影ができます。

ルールを守って気持ちよく非公開文化財特別公開を楽しみましょう。

大徳寺へのアクセスと駐車場について

●大徳寺塔頭寺院(第57回京の冬の旅・特別公開)
・三玄院 TEL:075-492-5039
・総見院 TEL:075-492-2630
・芳春院 TEL:075-492-6010
TEL:075-491-0019(大徳寺)
〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町53
■拝観時間 10:00~16:30(16時受付終了)
■拝観料金 大人800円 小学生400円
■アクセス 京都駅から地下鉄と市バスを乗継
・京都市営地下鉄烏丸線、「北大路駅」下車、市バスで5分
・市バス/「大徳寺前」下車、北西へ200m正門入る西南角
■駐車場 有料駐車場あり
(普通車50台、2時間まで500円、以後30分毎に100円)

大徳寺の北側、今宮通にある

※近隣の「風良都ぱーく36」は60分100円なので2時間滞在でも200円でOK


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まとめ

今回は「京の冬の旅」非公開文化財特別公開で大徳寺塔頭の3つの寺院を実際に巡って来た様子を紹介させて頂きました。

特に「京の冬の旅」初公開となった「三玄院」は注目の寺院のひとつで沢山の拝観希望者が山門前に並んでおられました。

「三玄院」は専用サイトから事前予約をしていくことをおすすめします。

あとふたつの大徳寺塔頭「総見院」と「芳春院」は並ばずに普通に拝観することが出来ました。

今回は1月から3月までの期間限定公開で最終日がスタンプラリーの接待を含めて2023年3月19日(日)までとなっています。

京都の冬の魅力をあなたもぜひ体感してみましょう。

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