東福寺三門と法堂の特別公開と京都屈指の紅葉名勝「三名橋」について

京都紅葉めぐり
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京都在住のブロガーKyotaroです。

秋、お彼岸の季節ですね。今年は台風発生数が例年になく、少ないので9月は秋晴れが多いような気がします。

あと2ケ月もすれば京都は紅葉シーズンとなりますが、京都屈指の紅葉名勝といえば「東福寺」ですよね。

今回は東福寺三門と法堂の特別公開へ行って来た紹介、そして2ケ月後に迫る紅葉シーズンの予習をしましょう。


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東福寺三門と法堂の特別公開2020に行って来た

令和2年度の第56回京都非公開文化財特別公開が行われており、東福寺では通常非公開の「三門」と「法堂」の特別公開が行われています。

ちなみにそれぞれ拝観料は大人1,000円(中高生500円、小学生保護者同伴無料)が必要で2ケ所拝観すると2,000円かかります。

が、必見の価値がありますのでぜひ、あなたにも訪れて頂きたいと思います。

期日は「三門」「法堂」ともに9月1日(火)から12月13日(日)までの開催期間、拝観受付は9時から16時までとなっています。

東福寺三門特別公開

急な階段をあがって国宝である三門の楼上部分へ。高さは22mで横幅が25.5mあります。

注意頂きたいのは一切、写真撮影禁止となっており、楼上から京都の風景を撮影することも禁じられています。

京都駅から近いので「京都タワー」や東山の山並み、愛宕山から西山連山まで見渡すことができるロケーションです。

現在の東福寺三門は室町時代前期にあたる応永年間(1394-1427)に再建されたものと云われ、国宝に指定されています。

三門楼上の南側にある扁額には「玅雲閣」と書かれてあり、室町幕府第四代将軍の足利義持の筆のよるものとされています。

堂内には御本尊の宝冠釈迦如来像と右手に善財童子、左手に月蓋長者が安置、さらにお釈迦様の周囲には優秀な弟子と言われる十六羅漢像が並び、圧巻の光景です。

明兆による天井画も見ることができますが、とても時代の流れを感じさせる希少な鑑賞体験ができます。

山門ではなく「三門」と書くのは仏教の三解脱門(空門、無相門、無作門)から来ています。

※今回は特別に許可を頂き、1枚だけ京都タワー方面の眺望をパシャリ。

東福寺法堂特別公開

東福寺法堂の内部も拝観することができ、御本尊の釈迦如来立像、迦葉尊者、阿難尊者が安置され、3体とも国の重要文化財に指定されています。

普段は四天王像も安置されてるのですが、現在修理中のため拝観することはできません。

ここには法堂創建当時の御本尊の仏手(左手)も安置されており、拝観することができます。

何と言っても最大の見どころは堂本印象による天井画「雲龍図」ですが、こちらも堂内は一切、撮影禁止となっております。


<よく見ると雲龍図の龍の目が・・>

ちなみに堂本印象は昭和初期再建の際にこの「雲龍図」描いてるのですが、なんとわずか17日で描き上げたことで有名です。

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東福寺法堂は鎌倉時代に創建後、火災や戦乱で幾度となく焼失、最近では1881年(明治14)に焼失、その後40年の歳月をかけて1934年(昭和9)に再建、現在は仏殿を兼ねています。

入母屋造り、本瓦葺きの建物で高さ26m、間口41m、奥行きが30mの巨大な東福寺を象徴する建造物でもあります。

東福寺三名橋といえば京都を代表する紅葉名勝

東福寺にある三名橋をあなたはご存知でしょうか?

東福寺境内にふたつ、境外にひとつの合計三つの橋があるのですが、いずれも「洗玉澗(せんぎょくかん)」と呼ばれる渓谷に架かる橋です。

ちなみに「通天橋」のみ有料となっており、2020年4月より「通天橋・開山堂」の拝観料金が大人600円、小人300円に料金改定されています。

通天橋

「通天橋」は秋になると真っ赤に燃え盛る紅葉の中に佇む景観が有名で、京都屈指の紅葉名勝として見頃になると本当に大勢の観光客が訪れます。

方丈と開山堂を結ぶ廻廊としての役割もあり、途中に「洗玉澗(せんぎょくかん)」という渓谷を眺めることができる楼閣があります。

例年11月20日過ぎになると紅葉がピークを迎え、圧巻の光景が広がります。

偃月橋

「偃月橋」は1603年に造られ、国の重要文化財にも指定されている橋で“日本百名橋”にも選ばれています。

桟瓦葺き木造の橋廊で東福寺塔頭寺院である即宗院や龍吟庵へと続く橋で、庫裡横の通路を突き当りまで行き、左に曲がったところに「偃月橋」はあります。

即宗院や龍吟庵は通常非公開寺院ということもあり、この周囲は普段も人が少ないので「偃月橋」の景観をゆっくり楽しめます。

ぜひ、東福寺へ行ったら「偃月橋」まで足を運んでみては如何でしょうか?

臥雲橋

「臥雲橋」は完全木造の橋で「通天橋」より「洗玉澗(せんぎょくかん)」下流にあり、ここから眺める“紅葉の通天橋”は紅葉名勝としても有名ですよね。

東福寺の境外にあり、普段は地元住民や高校生たちの通り道や通学路にもなっています。

東福寺駅から歩いて東福寺に向かう際は、必ず北門を通過して行くようにしましょう。

ちなみに紅葉ピーク期は「臥雲橋」周辺が人混みで大渋滞、橋上からの写真撮影も禁止となるくらいの大混雑です。

東福寺へのアクセスと駐車場について

●大本山東福寺
TEL:075-561-0087
〒605-0981 京都府京都市東山区本町15-778
■拝観料金
特別拝観(三門) 大人1,000円 中高生500円
特別拝観(法堂) 大人1,000円 中高生500円
※いずれも小人は保護者同伴無料
通天橋・開山堂 大人600円 小人300円
※11月10~30日は大人のみ1,000円
東福寺本坊庭園 大人500円 小人300円
※通天橋・開山堂+本坊庭園共通拝観券あり
大人1,000円 小人500円、但し11月10~30日設定なし
■拝観時間
4月~10月末まで 9:00~16:00
11月~12月第一日曜まで 8:30~16:00
12月第一日曜~3月まで 9:00~15:00
■アクセス 東福寺駅から徒歩が便利
・京阪&JR「東福寺駅」下車、徒歩10分
・市バス「京都駅前」より208系統「東福寺」下車、徒歩4分
・市バス「四条河原町」より207系統「東福寺」下車、徒歩4分
■駐車場 境内駐車場を利用(※参拝者無料)
※10月25日~12月10日まで駐車場は閉鎖・注意!

まとめ

今回は東福寺の三門と法堂の特別拝観に行って来た紹介と紅葉名勝としての見どころでもある「東福寺三名橋」についての紹介でした。

京都五山に数えられる寺院だけあり、境内は非常に広大で東山の自然と調和した美しい景観を誇り、京都駅から近いこともあり、人気の観光スポットにもなっています。

11月20日頃より紅葉が見ごろを迎え、その時期になると約2週間は本当に大混雑するので紅葉は見れませんが、比較的人が少ない10月までの平日に行くことをおすすめします。

それでも充分に写真映えしますし、美しい景観も満喫できますよ。


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