東福寺は京都屈指の紅葉名所、2020年の見どころを徹底紹介

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

京都にある数多くの紅葉名勝は例年11月下旬にその見頃を迎えます。

あと2ケ月もすれば各所の紅葉が一斉に燃えるような鮮やかな色に染まり、全国から大勢の観光客で賑わいます。

9月4連休の各所の混雑ぶりをみると確実に京都の紅葉は今年も多くの観光客で賑わいそうで本来の姿を取り戻すことでしょう。

今回は京都駅からひと駅とアクセスも便利な「東福寺」の紹介です。

紅葉の見どころ、境内の見どころについてまとめました、詳しく見ていきましょう。


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東福寺が京都屈指の人気を誇る紅葉名勝の理由とは?


京都には数多くの紅葉名勝がありますが、その中でも人気が高いのが東福寺「通天橋」の紅葉ではないでしょうか?

理由は京都駅からJR奈良線に乗ってひと駅という至近距離でアクセスも便利だから、という点が挙げられます。

駅から歩いて10分程度の所要時間なのですが、この10分は紅葉時期になると20~30分くらいになります。

それでも必見の価値がある紅葉名勝について詳しく紹介していきましょう。

東福寺の臥雲橋から眺める通天橋

東福寺の「三名橋」と呼ばれる臥雲橋から眺める「通天橋」の景観はよく観光ポスターなどでも紹介されています。

この景観は特に拝観料を払わずとも観賞することができます。

なぜなら臥雲橋は東福寺駅から東福寺に向かう道中にある地元住民の生活道路や通学路にもなってるから。

臥雲橋の上から見た通天橋の景観がシャッターポイントになっているのですが、紅葉が最盛期になると写真撮影は混雑緩和、事故防止のため禁止となるのでご注意ください。

それぐらい観光客で混雑します、朝一番に行ってもこの時期は混雑してます。

通天橋から眺める「洗玉澗」は圧巻の紅葉絵巻

さて、東福寺駅方面から徒歩で東福寺に向かうと「日下門」から境内に入ることになり、門を潜るとすぐに法堂(仏殿)が目の前に現れます。

法堂(仏殿)から廻廊が続いていますが、この廻廊が通天橋に続いており、拝観料が必要となります。

2020年4月より料金改定されており、通常期で大人600円、紅葉時期11月10~30日までは大人1,000円となります。

廻廊を進んでいくと「洗玉澗(せんぎょくかん)」という渓谷に架かる「通天橋」に差し掛かる場所に楼閣があり、グリーンシーズンはここで記念撮影ができます。

でも紅葉時期は流石に人混みでとてもそんな雰囲気ではなく、「洗玉澗(せんぎょくかん)」から臥雲橋まで続く紅葉の景観を写真に収めるのがやっとです。

“真っ赤に燃える”“真紅に染まる”という表現が実感できる景観で、確かに人は多いのですが、ぜひ「通天橋」からの景観はご覧頂きたい京都屈指の紅葉名勝です。

紅葉に染まる「洗玉澗」の散策を満喫

東福寺の通天橋を渡って廻廊を進めていくと「洗玉澗(せんぎょくかん)」周辺は庭園のようになっており、降りて散策することもできます。

青もみじや紅葉に包まれるように建つ丹塗りの柿葺き八角円堂「愛染堂」や「洗玉澗」から見上げた通天橋などまた違った景観を楽しむことができます。

散策遊歩道が整備されており、敷地内には多数の楓の樹が植えられており、紅葉絵巻の散策を満喫することができます。

東福寺を開山した聖一国師が宋から持ち帰った唐楓こと、黄金色に染まる珍しい“三つ葉楓”もあり、黄金色と真紅が入り混じった圧巻の紅葉がご覧いただけます。

開山堂と普門院(改修工事中)

通天橋の廻廊から繋がる開山塔院が開山堂と普門院です。

開山堂は1280年入定の聖一国師をお祀りする、楼閣のある特徴的な建造物で伝衣閣(でんねかく)には伏見人形のルーツになったという「三国伝来の布袋像」が安置されてます。

また普門院前の前庭は江戸中期の名庭といわれ、限られた空間にコンパクトにまとめられた世界観を感じさせる見事に調和のとれた庭園があります。

普門院は東福寺建立以前に開山聖一国師が住居として使用していた東福寺法源の地でもあるのですが、現在は禅の専門道場としての重要な場所になっています。

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現在修復工事中で完成は2022年の予定とのことです。

東福寺もう一つの見どころは方丈庭園「八相の庭」

東福寺の見どころは通天橋から眺望する紅葉の他にもたくさんあります。

特に今年は東福寺三門、東福寺法堂(仏殿)の特別公開が9月1日~12月13日まで開催されていますので通常非公開箇所も拝観することが出来ます。

東福寺三門と法堂の特別公開と京都屈指の紅葉名勝「三名橋」について
秋、お彼岸の季節ですね。今年は台風発生数が例年になく、少ないので9月は秋晴れが多いような気がします。あと2ケ月もすれば京都は紅葉シーズンとなりますが、京都屈指の紅葉名勝といえば「東福寺」ですよね。今回は東福寺三門と法堂の特別公開へ行って来た紹介、そして2ケ月後に迫る紅葉シーズンの予習をしましょう。

さらに方丈庭園「八相の庭」も見応えがある、東福寺を訪れた際にぜひ訪れて頂きたい場所です。

東福寺の大方丈を取り囲むように東西南北に四つの庭が配されており「八相成道」に因んで「八相の庭」と呼ばれています。

禅宗の方丈前の庭園には“名庭”と呼ばれるものが多いのですが、方丈の四周に庭園をめぐらせているのは東福寺の方丈のみであり、作庭家の重森三玲氏によって完成されました。

南庭

その広さが210坪の枯山水庭園で方丈の東西南北に配された四庭のなかでは最大規模を誇ります。

方丈の軒先に座ってのんびり庭園を眺めることもできます。

古来中国大陸の蓬莱神仙思想で東の海の彼方には仙人が住む“蓬莱”“方丈”“州”“壷梁”と呼ばれる四仙島があり、島には仙薬財宝があると信じられていました。

南庭にはこの四仙島を十八尺の長石を基本として巨石を剛健に配し、渦巻く砂紋が「八海」を表しています。

南庭の西側には「五山」に見立てた築山を配し、苔地と砂紋を区切る斜線の表現も見事です。

南正面にある向唐破風の表門は別名「恩賜門」とも呼ばれ、小型ながら明治期唐門の代表作であり、昭憲皇太后の寄進と云われます。

北庭

苔の緑が鮮やかな庭園で市松模様の敷石は恩賜門に使用されていたものであり、ウマスギゴケの緑とのコントラストが幾何学的である。

秋になると背景の紅葉の赤、聖一国師が宋より持ち帰ったという唐楓「通天紅葉」の黄金色が織りなす色彩が圧巻の絶景を作り上げます。

西庭

さつきの刈り込みと砂地を葛石で方形に区切った、大きく市松模様に図案化された庭園。

井の字に等分された古代中国の田制「井田」に因んで「井田市松」とも呼ばれます。

庭園北側に進むと「洗玉澗(せんぎょくかん)」を一望できるロケーションを誇ります。

東庭

円柱の石が北斗七星を構成する庭園で別名「北斗の庭」とも呼ばれます。

後方に天の川を表現する生垣が配されており、夜空が足元に広がるかのような“小宇宙”を創造させる、表現力豊かな庭園となっています。

東福寺へのアクセスと駐車場について

●大本山東福寺
TEL:075-561-0087
〒605-0981 京都府京都市東山区本町15-778
■拝観料金
特別拝観(三門) 大人1,000円 中高生500円
特別拝観(法堂) 大人1,000円 中高生500円
※いずれも小人は保護者同伴無料
通天橋・開山堂 大人600円 小人300円
※11月10~30日は大人のみ1,000円
東福寺本坊庭園 大人500円 小人300円
※通天橋・開山堂+本坊庭園共通拝観券あり
大人1,000円 小人500円、但し11月10~30日設定なし
■拝観時間
4月~10月末まで 9:00~16:00
11月~12月第一日曜まで 8:30~16:00
12月第一日曜~3月まで 9:00~15:00
■アクセス 東福寺駅から徒歩が便利
・京阪&JR「東福寺駅」下車、徒歩10分
・市バス「京都駅前」より208系統「東福寺」下車、徒歩4分
・市バス「四条河原町」より207系統「東福寺」下車、徒歩4分
■駐車場 境内駐車場を利用(※参拝者無料)
※10月25日~12月10日まで駐車場は閉鎖・注意!

まとめ

如何でしたでしょうか?今回は紅葉ピークの2ケ月前(9月下旬)に訪れた東福寺の紹介でしたが、この景観の緑が2ケ月後に真紅に染まる、と思うと如何でしょうか?

圧巻の紅葉絵巻が目の前に広がることを想像するのは難しくないと思います。

通天橋や方丈庭園の北庭ではあの聖一国師が宋より持ち帰ったという唐楓の黄金色も入り乱れて鮮やかで色彩感あふれる景観を作り出します。

11月20日すぎからわずか約2週間の絶景を見にあなたもぜひ、京都へお出かけください。


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