“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
秋のシーズンになると何かと話題になる京都市内主要ターミナルの混雑ぶり。
2023年はコロナが明けて海外観光客も本格的にやってくる4年ぶりの秋を迎えています。
特に話題に上る、紅葉シーズンに限定して京都駅から清水寺の行き方についてベストな移動手段について紹介します。
紅葉シーズンの京都駅から清水寺までの行き方はズバリ!
京都駅から清水寺までの行き方は普段、比較的バスやタクシーを利用する観光客が多いのですが、紅葉シーズンは観光地の混雑のみならず、京都駅バス乗場、タクシー乗場が大混雑、長蛇の列ができます。
この長蛇の列にピーク時は30分から1時間近くも貴重な時間を割かれてしまうのはとてももったいないと思いませんか?
今回は数ある京都駅から清水寺までの行き方のなかで紅葉シーズンに一番おすすめの方法を紹介します。
ポイントは“京都の街歩きも楽しみながら移動する”ことですね。
紅葉シーズンにベストな移動手段は電車+徒歩
紅葉シーズンに京都駅から清水寺の行き方でベストな移動手段は電車と徒歩を組み合わせた方法です。
具体的にはJR+京阪電車+徒歩、という乗継移動手段です。
運賃はJR区間が150円、京阪区間が170円、片道合計運賃320円となります。
JR奈良線で京都駅→東福寺駅
京都駅では奈良線8~10番ホームから出ている奈良方面行の電車に乗車、京都駅の次「東福寺駅」で京阪電車に乗り換えます。
JRと京阪電車の東福寺駅は柵越しに隣接
「東福寺駅」はJRと京阪電車が隣り合わせでホームが隣接直結しており、すぐに乗継ができます。
但し、切符購入時にJRと京阪は連携していないのでJR「東福寺駅」で一旦、改札を出てすぐに目の前の京阪電車改札口の通路へと進んでいきます。
すると改札前に券売機があるのでそちらで切符を購入して京阪電車「東福寺駅」のホームへ移動します。
京阪電車で清水五条駅へ
京阪電車「東福寺駅」は各駅停車しか止まらないので「三条・出町柳(京都)方面」1番ホームから乗車、2つ目の駅「清水五条駅」で下車します。
清水五条駅から徒歩25分で清水寺へ
清水五条駅に着いたら改札前の4番出口を上がりましょう。
目の前に清水寺までの所要時間を書いた看板が目印です。
清水五条駅から清水寺まで徒歩移動となり、京都でも有名な五条通、五条坂を東方向に歩いていきます。
徒歩移動で20分という看板がありますが、紅葉シーズンの清水坂混雑を想定して25分程度は必要です(個人差あり)。
五条通を東に進むと「ここよりひがし、五条坂」という小さな石碑があり、そこから緩やかな登坂をあがっていくことになります。
五条坂を上りきると清水坂
緩やかな五条坂を上りきるとお馴染みの清水寺への入口がある「東山五条」交差点に出ます。
目印は正面に「大谷本廟」参道入口があり、その左横に見える緩やかな坂道が「五条坂」の続きでこの坂を上りきった先が「清水坂」、さらにその先が「清水寺」です。
清水五条駅から清水寺までの間は五条通・五条坂を歩くことになりますが、途中にある清水焼のお店やカフェ、飲食店が建ち並んでおり、街歩きや食べ歩きを楽しみながら新しい発見をしてみるのも楽しいですよ。
全く歩きたくない、という方には適した移動手段ではありませんが、紅葉シーズンこそ京都の街歩きをしながら街中の新しい発見を楽しむののも悪くありません。
清水五条駅を通過して祇園四条駅から歩いて清水寺へ行く方法
JR+京阪電車+徒歩の移動手段でもうひとつおすすめの方法は、清水五条駅を通過して祇園四条駅まで行く移動手段。
この移動手段のポイントも“京都の街歩きも楽しみながら移動する”ことになります。
「清水寺」拝観に欠かせないのが、周辺にある二年坂・三年坂の散策です。
京阪電車の「祇園四条駅」を降りて四条通を東に進んだ突き当りにあるのが有名な「八坂神社」です。
「八坂神社」から高台寺、圓徳院を経て二年坂(二寧坂)、三年坂(産寧坂)を歩きながら、清水坂へ出て清水寺へ行く方法です。
詳しくは以下の記事でも紹介していますのでぜひ参考にして下さいね。
京都駅から清水寺の行き方、紅葉シーズン避けるべき移動手段は?
京都駅から清水寺の行き方、続いては紅葉シーズンに避けたい移動手段について紹介します。
京都駅から清水寺へバスで行く
普段、京都駅から清水寺へ行くには、京都駅発の86、206系統に乗るのが一般的で所要時間も20分程度で五条坂まで行くことができます。
運賃は大人230円、小人120円となり、海外からの観光客が利用する移動手段として最も一般的な行き方ですね。
京都駅から清水寺へタクシーで行く
バスに続いてよく利用されるのがタクシーの利用です。
タクシーも京都駅から20分程度で清水坂まで到着できますが、混雑がなければ15分程度で到着することもあります。
運賃はだいたい1,800円から2,000円前後(紅葉シーズンは除く)となり、4名グループで利用すれば一人当たり450~500円前後の運賃となります。
紅葉シーズンの移動手段に路線バス、タクシーを避けたい理由
紅葉シーズンに最も避けたい移動手段とは路線バス、タクシーを利用する方法です。
具体的な理由として、京都駅から出発する際に長蛇の列に並ばなければならず、貴重な観光時間を大幅にロスしてしまうから。
なかでも路線バス、特に市バスは京都駅で長蛇の列に並び、乗れたとしてもぎゅうぎゅう詰めのバス車内、そして今度は行った先のバス停から再びバスに乗りたくても殆どのバスが満員状態でやって来るため、ひとりも乗車できない現象が起こります。
バスはどんどんやって来るのに長蛇の列が解消されない、というかどんどん列が長くなる、そんな状態です。
そうなると次の移動にも時間をロスしてしまい、もう時間が読めなくなってしまいます。
紅葉シーズンに京都の観光地は大混雑することが問題となっていましたが、近年は主要ターミナルの大混雑、街中にあるバス停での長蛇の列、やってきたバスが満員で乗れない、次のバスを待つけどまた満員で乗れない、ことが続くなどの問題も浮き彫りになっています。
2023年秋にはタクシー協会が乗り合いサービスの実証実験をシーズン前に行って混雑解消に向けた取り組みをしていますが、正直焼け石に水です。
京都におけるオーバーツーリズムの最たる問題ですが、今のところ解決の糸口が路線バス、タクシーについては見つかっていないのが現状です。
秋の京都は歩いて楽しもう!京都駅から清水寺まで歩く
今回は京都駅から清水寺までの行き方、紅葉シーズンにおすすめの方法を紹介させて頂きましたが、如何でしたか?
Kyotaroがよくやるのが京都駅から清水寺まで歩いて移動する方法です。
全体所要時間がゆっくり歩いて約50分程度の所要時間で烏丸通を北上して「京都タワー」「東本願寺」前を通過、「烏丸五条」交差点を右折して五条通を東へと歩きます。
五条通に入るとオフィス街が続きますが、正面に音羽山が見えて清水寺の三重塔が視界に入ってきます。
そんな眺望を楽しみながら「烏丸五条」交差点から10分ほどで“牛若丸と弁慶”の銅像がある「五条大橋」にたどり着けます。
鴨川に架かる「五条大橋」を渡ると京阪電車「清水五条駅」があるので後の行程はすでに紹介のとおりとなります。
このように京都の街歩きをのんびり50分も楽しめて、途中、五条坂や清水坂のお店を楽しみながら歩いてると、50分はあっという間ですね。
下手をしたら京都駅で長蛇の列に並んでる間に歩いて清水寺まで行けてしまう、そんなイメージです。
歩くのが嫌、という人にはおすすめしませんが、歩いてもいいな、というあなたはぜひ試してみては如何でしょうか?
まとめ
秋の京都、紅葉シーズンに京都駅から清水寺への行き方でベストな移動手段について紹介させて頂きました。
紅葉シーズンは日本全国どこでも混雑しますが、京都もそのひとつで特に限られた時間を有効に観光に使う、という視点でのベストな移動手段とご理解いただけると幸いです。
オーバーツリーズムの最たる事例として京都駅の様子がよく紹介されていますが、少し視点、考え方をズラすだけでまだまだ快適かつ新しい発見ができる京都がそこにあります。
秋の京都旅行を予定しているあなたの参考になれば幸いです。
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