大豊神社にある狛蛇(狛巳)をご存知?2025年訪れたい京都の神社

神社仏閣(観光)
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

2025年はヘビ年、2024年辰年は龍が如く飛躍を誓いましたが、あまりいい一年とはいえず、飛躍はできませんでした。

巳年は個人的にも旧年うまくいかなかった辰年、そんな自分から力強く脱皮して成長する一年にしたいと思い、初詣に行って来ました。

6年ぶりに訪れた境内、ご本殿回りがヘビ年モードになっていましたのでその様子をシェアします。

詳しく見ていきましょう。

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2025年干支はヘビ、大豊神社にある狛巳をご存知?

京都でも有数の観光地として名高い「哲学の道」近く、椿ケ峰の麓に鎮座する大豊神社をご存知でしょうか?

かつては椿ケ峰に鎮座し、「椿峰山天神(ちんぽうざんてんじん)」という名で親しまれていました。

大豊神社の由来

大豊神社は887年に創建され、当時の宇多天皇の病気平癒を祈願して尚侍の藤原淑子が勅名を奉じた勅願社です。

宇多天皇の病気平癒祈願のため医薬の祖神「少彦名命(すくなひこなのみこと)」をお祀りしたのが始まりと云われ、現在もご本殿に学問の神・菅原道真公、勝運の神・応神天皇らとともにお祀りされています。

なぜ?狛犬ではなくて狛巳なのか?

境内に入口の鳥居、正面に拝殿があり、その背後、特徴的な石鳥居の向こうにあるのが大豊神社のご本殿です。

ではなぜ?大豊神社のご本殿には狛犬ではなく、狛巳が安置されているのでしょうか?

それは、大豊神社が宇多天皇の病気平癒を祈願して創建された勅願社であることに関係しています。

宇多天皇の病気平癒祈願のため祀られた「少彦名命」は医薬医療の神様であり、治病健康長寿、若返り、金運の象徴である「狛巳」が鎮座しているというわけです。

2025年の干支であるヘビにちなんで訪れる際には、「狛巳」ばかりに気をとられることなく、「少彦名命」へ参拝の心がけも忘れたくありませんね。

本殿に向かって、左に黒い蛇と右に白い蛇がそれぞれ本殿の両端に鎮座しており、参拝者はご本殿、黒い狛巳、白い狛巳をそれぞれお参りしている人が多かったです。

境内は2025年干支のヘビ年モードに

実は5年前、ねずみ年の夏にKyotaroが大豊神社の大国社を参拝に訪れた際、ご本殿の両端に黒と白の「狛巳」は鎮座していませんでした。

ご本殿に続く石段があるのですが、当時はこの石段下にある「狛犬」のみでした。

特に白い「狛巳」は見た目も新しく、神々しく縁起のよさそうな雰囲気を醸し出していますが、2025年干支が「ヘビ」であることを想定してご本殿前に安置されたのではないでしょうか?

そして黒い「狛巳」は、初めて拝観する感じがしなくて、調べてみるとやはり5年前に大豊神社のご本殿でKyotaroは拝観していました。

但し、現在の場所ではなく、黒い「狛巳」のみが鎮座していた場所があり、とても珍しかったので黒い「狛巳」の近くには社殿もなにもなかったのですが、単体でお参りをしていました。

その頃からご本殿向かって左側に鎮座する黒「狛巳」は、大豊神社境内にお祀りされていたのです。

大豊神社の見どころと気になる行き方について

続いて、大豊神社の境内見どころについて紹介しましょう。

境内にはバラエティ豊かな動物たちが鎮座していますので境内社を順路に沿ってお参りするとひと通り拝観することができます。

境内の動物を拝観する順路

実は大豊神社の境内には、狛犬(戌)、狛鼠(子)、狛鳶(酉)、狛猿(申)、そして狛狐がそれぞれ鎮座しています。

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普通、神社といえばまず拝殿を経由してご本殿にお参りするのが通例ですが、大豊神社では境内拝観の順路が境内摂社から参拝する順路になっています。

順路に従うと、大国社(狛鼠)、稲荷社(狛狐)、そしてご本殿(狛巳)、最後に愛宕社(狛鳶)、日吉社(狛猿)という順番で参拝できます。

もちろん、拝殿から石段を登ってすぐご本殿も参拝ができるのですが、拝殿から正面ではなく右脇に続く参拝路を行くと上記の順路で参拝ができます。

福縁石と夫婦梛の木

大豊神社境内には他にも、ご本殿前にある「福縁石」、ご本殿へ上がる石段左正面には「夫婦梛の木」など、縁結びに因んだスポットもあります。

「福縁石」は、石をさすりながら祈願すると良縁や福を身につけて帰ることができる、ぜひあやかりたい石。

「夫婦梛の木」は、男女良縁、夫婦円満のほか、仕事をはじめとする様々なご縁、絆を結ぶ幸福の木で大きい雄の梛、小さな雌の梛が並んで立っています。

併せて良縁、絆を結び、福を身にまとってかえりたいですね。

他にも境内には樹齢400年という名木「大豊八重神楽」、そしてその奥にはすらっと伸びた立派な杉の木もあるので訪れた際はぜひ、注目してみて下さい。

椿ケ峰の御神水「手水舎」

大豊神社はもともと創建当初は神社の背後にある「椿ケ峰」にあり、平安中期に現在の場所に移されたと云われています。

「椿ケ峰」は、その名の通り椿の花が多い山で今でも大豊神社は椿の名所として知られます。

大豊神社の手水舎は“椿ケ峰の御神水”が湧きだしており、とてもひんやり冷たい湧水として知られていますのでぜひ、お清めをしてから境内を参拝しましょう。

大豊神社の行き方

大豊神社の行き方についても紹介しましょう。

先にも紹介の通り、大豊神社は哲学の道沿いに参道があり、哲学の道の南北でいうと南側(若王子神社側)にあります。

南禅寺や永観堂にもほど近く、哲学の道の南入口にある若王子神社から歩いて6分程度の距離です。

また、哲学の道北入口にあたる銀閣寺道からだと徒歩25分の距離。

どちらから行くにしてもぜひ、哲学の道散策を併せて楽しんでみては如何でしょうか?

ちなみにKyotaroは四条河原町から三条京阪を経由、蹴上のねじりまんぽから南禅寺、永観堂を経て片道徒歩50分の京都歩きを楽しみながら行きました。

交通アクセスについては以下を参照ください。

大豊神社へのアクセスと駐車場について

●大豊神社
TEL:075-771-1351
〒606-8424 京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
■拝観料金 境内自由(無料)
■拝観時間 参拝自由(※社務所は8~17時)
■アクセス ※哲学の道沿いに鎮座
・地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩20分
・市バス/「宮ノ前町」下車徒歩約5分、「東天王町」下車徒歩約10分
■駐車場  参拝者専用あり(無料/5台)※車での拝観はおすすめできません。


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まとめ

今回は2025年干支のヘビに因んだ縁起の良い、初詣スポットとしての大豊神社(京都市左京区)の紹介でした。

とても珍しい「狛巳」が拝観できる、由緒ある大豊神社、ぜひ今年参拝してほしい神社のひとつです。

周辺には京都東山を代表する社寺もたくさんある、充実のスポットでもあり、周遊観光にも便利な立地となっています。

2025年、あなたもヘビの如く力強く脱皮して新しい年が良い年になりますように。

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の54歳、フツーの会社員からフリーランスに転身。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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