京都在住のブロガーKyotaroです。
阪急嵐山線の上桂駅から松尾大社駅までのエリアには数多くの寺院や神社があります。
このエリアには東海自然歩道があり、歩いてめぐることができる静かで自然が多く残された地域。
阪急京都線の桂駅や嵐山線の嵐山駅は有名ですが、その間にあるふたつのローカル駅“上桂駅”と“松尾大社駅”の沿線見どころについてまとめました。
詳しく見ていきましょう。
京都の隠れた穴場として有名な浄住寺
京都の隠れた穴場というと大げさに聞こえるかもしれません。
でもここは隠れた紅葉名勝といえば“穴場”と呼ばれる意味がわかると思います。
それぐらい一年を通じて訪れる人も少なく、本堂前にはご住職の切実な貼紙がしてあるくらいです。
正式名称を「葉室山浄住寺」という1200年以上の歴史を誇る黄檗宗(禅宗)寺院です。
本堂の御本尊は如意輪観音が安置、背後には達磨大師像、浄住寺古伽藍本尊と出山釈迦像の3体が安置されています。
境内は自然が多く、山門から真っ直ぐ本堂へ続く石段が楓の樹々に囲まれており、新緑の季節は“青もみじ”秋になると楓が色づき見事な“紅葉”を楽しむことができます。
近くには一休寺で有名な地蔵院があり、徒歩5分以内の距離です。
竹の寺“地蔵院”は一休禅師ゆかりの地
正式名称を「衣笠山地蔵院」といい、南北朝時代の武将“細川頼之公”の墓所がある菩提所としても有名です。
他にも“一休さん”こと“一休禅師”が幼少時代を過ごした地としても知られる、小さな寺院です。
創建は細川頼之公が夢窓国師の高弟にあたる宗鏡禅師を招請して伽藍を建立したのが始まりと伝わります。
竹林に囲まれた境内の見どころは本堂より右手に進んだ先にある方丈前の「十六羅漢の庭」で方丈から眺める庭園はまるで時間が止まったような感覚になります。
阪急上桂駅から駅前通りを西進、山手方向の一本道を徒歩15分の距離にあり、閑静な住宅街の先にあり、本当に周辺も静かで自然が多く残るエリアにあります。
松尾大社摂社の月読神社
地蔵院から東海自然歩道を歩いて北上、松尾大社方面へ進めていくと途中に「月読神社」があります。
「月読神社」は松尾大社の摂社であり、ルーツは九州長崎県の離島“壱岐島”にあります。
創建は飛鳥時代と歴史は古く、古来より「安産守護の神」として知られています。
松尾大社創建にゆかりのある渡来氏族“秦氏”が関わっていたのではないか?とする説もありますが、詳細は不明です。
御祭神は日本神話にも登場する“月の神”として知られる月読尊(つきよみのみこと)一柱が祀られています。
ちなみに月読尊は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟であり、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の兄にあたりますが、記紀ともに登場回数が極端に少ない謎多き神でもあります。
酒の神様・松尾大社のご利益と境内パワースポット
松尾大社は京都において「上賀茂神社」「下鴨神社」と並ぶ京都最古の神社であり、旧社格が官幣大社、現神社本庁の別表神社という格式ある神社のひとつです。
平安時代の頃から都の守り神である皇城鎮護として称えられ、京都五社のなかで都の西の守護を司る“白虎”に例えられる神社でもあります。
御祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をお祀りしています。
境内には創建に関わったという“秦氏”の功績が多数残されており、秦一族が得意とした酒造もこの地で盛んとなったことから「日本第一酒造神」としても有名です。
境内にはパワースポットが多数あるのですが、普通に本殿をお参りして帰るだけでは気付かず、見落として帰ることにもなり兼ねませんのでぜひ以下詳細記事をご覧ください。
「松尾大社」奥深さがよくご理解頂けると思います。
まとめ
今回は阪急嵐山線の上桂駅から松尾大社駅の間にあるローカルエリアの見ごたえあるスポットの紹介でした。
単なる田舎のスポットではなく、歴史も古くて見応えがあり、有名な観光地がこのローカルエリアにたくさん点在しているのは全国的にも珍しいかもしれません。
阪急嵐山線の上桂駅で降りて名所をめぐりながら松尾大社駅のある“松尾大社”まで東海自然歩道沿いに点在するスポットを楽しみながら散策することができます。
その名の通り、自然が多く残っている地域で周辺も本当に静かなエリアなので心が落ち着くというか、心身共にリフレッシュできる景観がKyotaroは気にってます。
嵐山へ行く途中にあるエリアで特に秋の紅葉シーズンは、道路渋滞も回避できますのであなたも東海自然歩道をのんびり歩いて巡ってみませんか?
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