佛光寺、京都の街中にある寺院の見どころ、拝観料とアクセスについて

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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

さて今回は京都の繁華街「四条烏丸」のすぐ近く街中にある「佛光寺」の紹介です。

かつて真宗佛光寺派として隆盛を極めたが、延暦寺の弾圧や応仁の乱による寺勢の衰えによって「本願寺」が台頭することになった歴史背景があります。

現在は地元住民にとって憩いの場所となっている「佛光寺」ですが、数多くの法難に見舞われてきた寺院の見どころ、気になる拝観料とアクセス、そして歴史について紹介します。

詳しく見ていきましょう。


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佛光寺の歴史と境内の見どころについて

佛光寺は京都のど真ん中、「四条烏丸」から歩いて数分で行ける街中にある寺院です。

河原町通りの繁華街から近く「京都大丸」から高倉通りを下ること徒歩5分程度で辿り着きます。

真宗佛光寺派の本山として後醍醐天皇から寺号を賜り、隆盛を極めるも延暦寺による弾圧、応仁の乱による荒廃など紆余曲折の歴史を辿ってきた寺院でもあります。

佛光寺の歴史

「佛光寺」は親鸞聖人がご赦免の後、1212年(建暦2)に京都に戻られ、山科の地に草庵を結ばれ、この草庵が佛光寺草創と云われています。

1586年(天正14)豊臣秀吉により現在の地に移されましたが、その歴史は弾圧あり、戦乱による荒廃あり、と苦難の歴史でもありました。

当初「佛光寺」は真宗開闢の根本道場ということから「興隆正法寺」と号して隆盛を極めましたが、御本尊と宝物が盗難に遭うなど“妬み”の対象となり、弾圧を受けます。

後に後醍醐天皇によって御本尊「阿弥陀如来像」が発見され、勅願によって「阿弥陀佛光寺」の寺号を賜ったのが「佛光寺」の呼び名の始まりです。

この頃「佛光寺」は寺基を山科から洛中東山に移し、隆盛を極めていましたが、それを面白くないと思っていた比叡山延暦寺によって弾圧を受ける事となります。

また応仁の乱が勃発、戦乱に巻き込まれることとなり、次第に寺勢は衰えて同じ真宗の「本願寺」が台頭することになるのです。

「佛光寺」が現在の場所に移され四百余年が過ぎ、その間も多くの法難に見舞われるも佛光寺の法灯は守り継がれてきたのです。

八行標語に見る佛光寺の魅力

Kyotaroが佛光寺を訪ねたのが昼休みの時間帯でしたが、境内に人はまばら?と思ったらお堂やカフェの陰に隠れてたくさんの人が寛いでおられました。

サラリーマンやOLが昼休憩にひと休みしに来ていたり、地元の方々が日影で井戸端会議をされてたり、日常の風景がそこにはありました。

「佛光寺」の境内は自由に参拝できるようになっており、境内の「お茶所」は地域のコミュニティスペースにもなっており、誰もが自由に利用できるようになっています。

また門前には月替わりで毎月“標語”が掲げられることでも知られており、その標語がSNSでも話題になるくらい、現代人の心に突き刺さる、的を得た内容となっています。

過去の標語については「佛光寺」の公式HPに掲載されていますので、気になるあなたはぜひご覧ください。

過去の“標語”を読んでみるとなんとなく、地域住民や周辺で働く人たちが憩いの場として利用されるのが分かるような気がしました。

佛光寺、境内の見どころについて

「佛光寺」の境内見どころについて紹介しましょう。

京都市内の中心部にあるので雰囲気的には静かというよりは都会の喧騒に囲まれた境内、と考えてもらうと想像しやすいかもしれません。

東山や西山の自然の中にある静かな寺院とはほど遠いですがその分、アクセスはとっても便利です。

境内には天皇家お手植えによる“しだれ桜”の樹があり、春になると満開の桜が参拝者の心を和ませてくれます。

阿弥陀堂

「阿弥陀堂」は山門の正面に建っているお堂で1904年(明治37)に再建されたものです。

「単層入母屋造本瓦葺(たんそういりもやづくりほんかわらぶき)」の重厚な造りで「東本願寺」の「阿弥陀堂」をかなり小規模にした印象です。

撮影禁止となっている堂内には御本尊の阿弥陀如来像、両脇には聖徳太子像、法然上人坐像、そして後醍醐天皇の位牌も安置されています。

特に「聖徳太子像」は少年の姿をしている珍しい像で国の重要文化財に指定されています。

了源上人が山科草庵時代に念仏道場を建立する際に作らせたものであると云われています。

太師堂

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「太師堂」は「阿弥陀堂」の南側に建っており、1886年(明治19)に再建された建物です。

同じく撮影禁止となっている堂内には草創・親鸞聖人坐像、了源上人坐像が祀られています。

「阿弥陀堂」とは高廊下で繋がっており、造りはほぼ同じですが、規模は「阿弥陀堂」より小さい建物となっています。

d食堂とD&DEPARTMENT KYOTO

「佛光寺」の境内にてカフェとショップを展開している「D&DEPARTMENT KYOTO」。

京都造形芸術大学とのコラボで2014年11月に「佛光寺・お茶所」にオープンした「寺カフェ」として注目を集めています。

Kyotaroが訪ねた日はカフェ、ショップとも休業日で残念でしたが、桜の季節や秋に銀杏が黄色くなる季節は最高のロケーションを誇るカフェとして訪れたいですね。

少し紹介するとカフェ「d食堂」では京都地元素材を厳選したメニューにこだわり、四季折々のメニューを提供して頂けます。

食事は「一汁三菜」のメニューで味噌汁はなんと白味噌で京野菜や京漬物と食欲をそそるおかずにお米は京丹後産のコシヒカリと素材にこだわった“おふくろの味”が頂けます。

またスイーツも最中、ぜんざい、あんみつ、夏季限定かき氷の他にも蒸しパンなどがあります。

「お茶所」の縁側でドリンク類は頂くことが可能です(テイクアウト)ので桜や銀杏の季節は特等席になります。

※春と秋のピーク期は混雑が予想されますのでご注意ください。

佛光寺の拝観料とアクセスについて

続いて「佛光寺」の拝観料とアクセスについて紹介しましょう。

拝観料については先ほども紹介しましたが、境内への出入りが自由にできますので「拝観無料」となっており、境内自由参拝が可能です。

当然、阿弥陀堂や太師堂へも自由に堂内に入って参拝ができます。

地域住民や周辺に勤めているサラリーマンやOLにとっても憩いの場所になっています。

またアクセスについてですが、最寄駅は阪急電鉄「烏丸駅」もしくは市営地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩5分の距離にあります。

これらふたつの駅は「四条烏丸」交差点の地下にあるので京都の繁華街からでも徒歩5分程度で行けます。

また京都駅から市バスを利用の場合は「烏丸松原」下車で徒歩3分程度の距離になります。

また歩くのが好きなKyotaroなら、京都駅から徒歩で行って約22分の距離でした。

アクセスも京都の中心街にあるのでとても便利で迷うことはほぼありません。

佛光寺へのアクセスと駐車場について

●渋谷山佛光寺
TEL:075-341-3321
〒600-8084 京都府京都市下京区新開町397
■拝観料金 境内自由(無料)
■拝観時間 7:00~16:00※宗務所9:00~16:00
■アクセス 四条烏丸から徒歩5分
・阪急電鉄「烏丸駅」下車、徒歩5分
・市営地下鉄烏丸線「四条駅」下車、徒歩5分
・市バス「烏丸松原」下車、徒歩3分
■駐車場  境内駐車可能※周辺コインパークも多数


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まとめ

今回は京都街中にある寺院「佛光寺」の紹介でした。

注目を集める「寺カフェ」も境内にあり、また地域住民の憩いの場にもなっている開放的な寺院でのんびり過ごしてみるのもいいかもしれません。

アクセスも京都河原町や京都駅、四条烏丸からのアクセスも非常に便利、わかりやすいので京都町歩きのついでに立寄ってみては如何でしょうか?

境内もさほど大きくないので20分あれば参拝時間としては充分です。

参拝後はカフェで寛ぐのもいいですね。※カフェは営業日に注意してお出かけ下さい。

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の53歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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