化野念仏寺の行き方と見どころを紹介、あの竹林の道はここにある?

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

気候が良くなってくると休みの日はよく嵐山から奥嵯峨へ出かけることが多くなります。

家から近くて桂川沿いをのんびり嵐山まで自転車を転がしてると心地よくリフレッシュできますからね。

嵐山に着くと自転車を置いてそこから奥嵯峨まで歩いていきます。時間にして30~40分は歩くのでとてもいい運動になります。

今回は静寂に包まれた奥嵯峨にある「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」の紹介です。歴史が物語るとおり、ここは通常の寺院とは違う雰囲気が漂う、静かな念仏寺。

詳しく見ていきましょう。

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化野念仏寺への行き方は嵐山から歩いていく

「化野念仏寺は知ってるけどどうやって行くの?」という声をよく聞きます。

化野念仏寺は嵐山から嵯峨野にかけて東海自然歩道が続く人気エリアのなかでも中心地をはずれた静かな「奥嵯峨」にある“嵯峨鳥居本保存地区”にあります。

このエリアは観光客も比較的少なく、静かで落ち着く場所。

行き方は阪急嵐山駅、京福電鉄嵐山駅から徒歩で行くのがいちばんおすすめの方法です。

化野念仏寺、歩いていくのがおすすめな理由

なぜ、歩いていくのがおすすめかというと東海自然歩道沿いにある名勝を観光しながら目的地を目指せるから。

嵐山駅周辺~竹林の小径~野宮神社あたりまで人力車を含め非常に観光客で混雑しますが、その喧騒を抜けた先に常寂光寺、二尊院、祇王寺など静かな寺院が並びます。

常寂光寺、二尊院、祇王寺からさらに奥のエリアが“嵯峨鳥居本保存地区”でここまで来るのにゆっくり歩いて30分以上はかかります。

嵐山駅からバスを利用すれば?

電車で嵐山駅まで来てからバスを利用するアクセス法もあります。

目的地は化野念仏寺だけで嵐山界隈の混雑を避けたい、という人はバスを利用してもいいでしょう。

嵐山からある程度の距離がありますのでバス乗車は確かに有効です。

阪急嵐山駅から京都バスに乗って乗車して最寄りバス停「鳥居本」まで所要時間が21分と徒歩の約半分の所要時間です。

デメリットとしては東海自然歩道沿いになる複数の名勝、奥嵯峨の景観を見ることができません。

観光する時間を有効活用するには?

周辺観光地含め、観光する時間を有効に活用したいという人におすすめの方法があります。

それは嵐山駅から往路バス利用で化野念仏寺を目指し、復路は嵐山駅まで徒歩移動し、道中にある名勝旧跡を楽しむ方法があります。

化野念仏寺のある“嵯峨鳥居本保存地区”は阪急嵐山駅から見ていちばん遠いエリア。歩いて片道40分、当然帰りも40分かかります。

よって一気に目的地である「化野念仏寺」までバス移動して帰りは観光しながら散策を楽しむ方法がいちばん時間を有効に活用できる方法です。

化野念仏寺の見どころについて

化野念仏寺は811年に空海が野ざらし状態の遺骸を埋葬するために五智山如来寺を建立したのが始まりと云われています。

のちに法然上人がここに念仏道場を開き、現在の念仏寺となったと云われています。

ご本尊は阿弥陀如来像、境内には当時この地に散在していたという無縁仏を掘り出し、集めたという約8,000体もの石仏・石塔があります。

境内には水子地蔵もあるので地蔵菩薩の縁日である毎月24日に水子供養が行われています。

化野念仏寺の見どころについて見ていきましょう。

西院の河原

化野念仏寺にある約8,000体の石仏・石塔が、石をひとつふたつと積み上げた「賽の河原」に似ていることから「西院(さい)の河原」と呼ばれるようになりました。

化野(あだしの)はかつて空海が遺骸を埋葬して五智山如来寺を建立した“埋葬の地”。

風葬が主流であった平安時代から、のちに運慶が土葬の習慣を伝えて、石仏を奉るようになったと云われます。

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鐘楼を潜り抜けた先から西院の河原となり、神聖域となりますので入る前に心静かに落ち着けてから入場しましょう。

西院の河原内に入ってからの写真撮影は禁止になっていますのでくれぐれも注意しましょう。

仏舎利塔

化野念仏寺の境内にある仏舎利塔。大きなレンガ造りの立派な仏塔ですが、内部は納骨堂になっています。

この仏舎利塔はインドのサンチ―大僧正と親交を深めた念仏寺のご住職がこの地に安置を実現したもの。

仏舎利塔の前には大きな鳥居(トナラ)が立っています。

竹林の道

竹林が有名な京都嵯峨野ですが、よくポスターなどに使われる写真はここの竹林の道が多いです。

化野念仏寺境内のいちばん奥にあり、つい西院の河原と阿弥陀如来像を拝観して帰りがちですが、ぜひ訪ねてみて下さい。

今やインスタ映えスポットとしても人気を集めているようです。

六面体地蔵

約50mの竹林の道を通り抜けた先に墓所があり、墓所の手前に六面体地蔵があります。

六面体の石柱に六体の地蔵が祀られており、時計回りにお水を掛けてお参りします。

比較的、新しいお地蔵さまなのか、とても綺麗な印象でした。

水子地蔵

化野念仏寺境内には複数のお地蔵さまが祀られており、そのなかのひとつに「水子地蔵」があります。

水子になった子供たちを親に代わって守り救いを与えてくれるお地蔵さまです。

※水子供養の申込は念仏寺で随時受付してます(化野念仏寺拝観時間内)。

※内部の写真撮影は禁止となっているので注意ください。

千灯供養

毎年8月に化野念仏寺境内の西院の河原に祀られている数千体の無縁仏にろうぞくを灯し、供養する行事。

夏の夕涼みの時間帯に幻想的な世界が広がります。

20年ほど前から行われている「愛宕古道街道灯し(あたごふるみちかいどうともし)」は千灯供養とともに行われ、大小様々な行灯が街道沿いに並び、幻想的な灯りが古き良き街並みを包み込みます。

※例年8月23、24日に行われていましたが、令和2年より8月の最終土曜、日曜開催に変わります。

化野念仏寺のアクセスと駐車場について

■化野念仏寺 TEL075-861-2221
拝観時間 9:00~16:30(受付終了)
※1・2・12月は15:30に受付終了
拝観料金 大人500円 中高生400円 小学生以下無料
※千灯供養期間は1,000円
アクセス 阪急電鉄/嵐山駅下車、徒歩40分、京福電鉄/嵐山駅下車、徒歩30分、京都バス/阪急嵐山駅、嵐山天龍寺前(嵐電嵐山駅)から94系統、「鳥居本」下車、徒歩3分
駐車場 なし

まとめ

京都奥嵯峨は天気が良ければのんびり散策できるおすすめのスポットです。

周辺観光地もたくさんあり、できれば1日ゆっくり時間をとって観光するのがおすすめ。

化野念仏寺のある嵯峨鳥居本保存地区は静かで比較的観光客が少ないエリアなのでぜひお越しください。

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