源光庵が拝観再開、ふたつの窓に込められた意味と天井の足跡について

神社仏閣(観光)

“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京都市街地の北部、鷹峯にある源光庵が2022年4月より拝観を再開しましたので8年ぶりに訪ねてきました。

2019年6月より約3年間、工事のため長期の拝観休止となっていましたが、拝観受付のある庫裡が新しくなっていました。

今回は源光庵にある有名なふたつの窓、そして有名な血天井に込められた意味について紹介します。


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源光庵の悟りの窓、迷いの窓に込められた意味とは?

源光庵は正式名称を「鷹峰山寶樹林源光庵」という曹洞宗の禅寺です。

京都の観光地の中でも市街地の奥まった場所にあり、ややアクセスが不便なため隠れた名所として人気がありましたが、近年は境内にあるふたつの窓がクローズアップされ有名に。

ここではこれから観光するあなたのために拝観前に知っておくとより奥深く何かを感じながら境内を拝観できるポイントについて紹介します。

詳しく見ていきましょう。

ふたつの窓に込められた意味について

源光庵の本堂には「悟りの窓」「迷いの窓」と名付けられたふたつの窓があります。

これらふたつの窓には禅寺ならではの意味が込められているのをあなたは御存じでしょうか?

このことを知りながら拝観する、しないでは大きく源光庵を訪れる意味合いが変わってきますのでぜひ、憶えておきましょう。

向かって左の丸い窓が「悟りの窓」で円型は「禅と円通」の心を表現し、円は大宇宙を意味します。

向かって右の四角い窓は「迷いの窓」で角型は「人間の生涯」を象徴、生老病死の四苦八苦を表現しています。

まさにお釈迦様の教えで悟りの境地が丸い窓、人間の人生そのものを表現する苦境が四角い窓というわけなんですね。

悟りの窓と迷いの窓と青もみじ

初夏に訪れると窓の向こう側には眩しいばかりの“青もみじ”が映えており、とても心が洗われる気分になります。

源光庵はふたつの窓が有名ですが、本堂裏の庭園はとても美しく、初夏には青もみじの名所として楽しむことができます。

「悟りの窓」には禅寺ならではの趣を感じながら窓の向こう側を眺めることができます。

「迷いの窓」は額縁のように広がる窓の向こう側の青もみじをはじめとする樹々の新緑に人生の奥深さを感じながら眺めることができます。

秋には美しい紅葉が楽しめるまさに絶景スポットですが、近年は人気が全国的に広まり、たくさんの観光客で賑わうため、Kyotaroは比較的ゆっくり拝観できる初夏の季節が大好きです。

ふたつの窓以外にも楽しめる青もみじ

源光庵は「悟りの窓」「迷いの窓」以外にも青もみじを楽しむことができます。

先ほども紹介の通り、本堂と書院の間に広がる庭園はとても美しく、ふたつの窓からではなく、本堂や書院から眺めてもとても美しい景観を楽しむことができます。

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また本堂の西側(庫裡とは反対側の奥)でも青もみじを楽しむことができ、額縁の景観を楽しむことができます。

5月は新緑の季節で若葉が眩しく、とても美しい景観が広がります。

当然ながらこの規模の青もみじが秋には紅葉するわけであり、圧巻の景観を楽しめることは安易に想像できます。

源光庵もうひとつの見どころ血天井、よ~く見ると?

源光庵にはふたつの窓以外にも見どころがあります。

それは駐車場入口にも看板が立っている伏見城の遺構「血天井」です。

詳しく見ていきましょう。

伏見城遺構・血天井

源光庵の本堂はつい「悟りの窓」と「迷いの窓」に目が行ってしまいがちですが、もうひとつ注目したいのが、天井です。

一見、シミのたくさん付いた年季の入った天井という印象ですが、Kyotaroが初めて拝観した2014年の時に発見した足跡がまだ残っていました。

これらのシミはすべて血痕だと聞いてゾッとしましたが、当時の戦によって討ち死にした人々の血痕が今も残っているのです。

本堂中央にも「手型跡」と書かれた札がありますが、注意深く見ると確かに手の型や足跡が複数見ることができます。

徳川家康の忠臣・鳥居元忠一党自刀跡

1600年(慶長5)7月に徳川家康の忠臣のひとり鳥居元忠とその軍勢1800人が伏見城で石田三成軍と交戦、敗北します。

軍勢の約八割が討ち死にしますが、生き残った約400人近い兵士達も皆、自刃して相果てます。

その際、伏見城の床は血の海と化し、まさに生き地獄絵図のような光景だったといいます。

これこそが伏見城遺構「血天井」です。

伏見城の遺構はそんな壮絶な死を遂げた兵士たちを弔うために源光庵の天井に奉納されたのです。

君主への忠義を尽くし、自らの誇りのために戦った多くの武士をこの地で供養し、後世に語り継ぐための遺構でもあるわけです。

源光庵へのアクセスと駐車場について

●鷹峰山寶樹林源光庵
TEL:075-492-1858
〒〒603-8468 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
■拝観料金 中学生以上400円 小人200円
※11月は中学生以上の大人500円
■拝観時間 9:00~17:00
■アクセス 市バス「鷹峯源光庵前」下車すぐ
・地下鉄烏丸線「北大路駅」より北1系統玄琢行き乗車
・四条大宮(阪急電車)より6系統玄琢行き乗車
■駐車場  参拝者専用無料駐車場完備(15台)
※11月は駐車場の利用は不可


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まとめ

半年もの工期延長を経て約3年ぶりに拝観を再開した「源光庵」の紹介でした。

京都市北区のはずれに佇む寺院で周囲は鷹峯など自然豊かな景観に囲まれたスポットです。

普段は観光客もさほど多くないエリアなので「青もみじ」の季節はゆったり自分のペースで拝観することができます。

新しくなった庫裡の入口には靴袋持参への呼びかけがされていました。

大きく修復されたのは庫裡のみで「悟りの窓」「迷いの窓」がある本堂は以前と変わらずの景観でした。

SNSの普及によってその素晴らしい景観が全国に拡散された寺院のひとつで秋には大勢の観光客訪れますが、新緑眩しい「青もみじ」の季節が個人的にはおすすめです。

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