祇王寺は嵐山から徒歩で行けるの?行き方と境内の見どころを紹介

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

京都の奥嵯峨はとても静かで落ち着く場所。Kyotaroのホームグランドでもあります。

近くに嵐山という有名な観光地があり、比較的駅から遠い奥嵯峨エリアは人が少なかったのですが、近年はレンタサイクルもあり、行楽シーズンは結構な観光客が訪れるようになりました。

今回はそんな奥嵯峨のなかでも世界的に有名なスポット「祇王寺」の紹介です。

尼寺としても知られる祇王寺はあの平清盛公ゆかりの寺院で「平家物語」にも登場する悲恋の寺院でもあります。

早速、詳しく見ていきましょう。

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祇王寺は嵐山から徒歩で行ける距離なのか?

嵐山・渡月橋から祇王寺までは徒歩でひたすら目的地(祇王寺)を目指してだいたい30分はかかります。

距離にして約1.4㎞。

30分というのは、嵐山・渡月橋から祇王寺までのんびり散策を愉しんで歩いた時の所要時間でまっしぐらに目指せば20分強というとことでしょうか。

というのは途中に“天龍寺”“竹林の小径”“野宮神社”“落柿舎”“二尊院”という有名スポットがたくさんあり、これらに寄り道してると軽く1時間半から2時間はかかります。

祇王寺は京都の奥嵯峨にある寺院ですが、奥嵯峨と言ってもピンと来ない人も多いのではないでしょうか?

でも“京都嵐山”と言えば知ってる人も多いでしょう。ここでいう嵐山はシンボルの“渡月橋”ということにしましょう。

そう、写真やポスターでよく紹介されている“あの橋”のことです。

この“渡月橋”界隈が嵐山観光の中心地で大堰川を挟んで西側に阪急嵐山駅~中之島公園、東側にはお土産屋さんやレストハウスがたくさん並び、嵐電の嵐山駅があります。

祇王寺のある奥嵯峨までは観光スポットが本当にたくさんあるので寄り道するなというほうが難しいかもしれませんね。

祇王寺までの行き方、アクセスは徒歩よりバスの方がいい?

嵐山から祇王寺までの徒歩での所要時間が約30分かかると紹介しましたが、徒歩以外でバスで行く方法もあります。

Kyotaro個人的には素晴らしい嵐山や奥嵯峨の景観を楽しんで欲しいので徒歩でのアクセスを推奨します。

というのは単に30分歩くだけではなく、周辺観光地やグルメ、ショッピングなど散策を楽しみながらのウォークというイメージなので退屈しません。

嵐山の竹林、奥嵯峨ののどかな田園風景を満喫しながら歩くので時間を忘れて祇王寺まで行けますよ。

阪急嵐山駅、もしくは嵐山天龍寺(嵐電の嵐山駅前)から市バス28系統に乗って嵯峨釈迦堂前で下車、徒歩で祇王寺まで約16分。

ともに徒歩で行った場合と比べてもバスの待ち時間を考えると時間的に5分前後早く着くことはできますが、バス代230円を払う価値があるかどうか?

バスを利用するアクセス方法は、混雑した嵐山を歩いて移動するのは嫌だとか、歩くのが苦手、という人向けのアクセスとなります。

祇王寺の見どころについて

祇王寺は「平家物語」にも登場し、平清盛にもゆかりのある竹林と楓に囲まれた京都ならではのとても風情がある草庵です。

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春から初夏にかけて新緑の青もみじが美しく、秋には紅葉から年によっては12月上旬まで苔の上に敷き詰められた敷き紅葉が楽しめます。

苔庭は遊歩道沿いに散策できるようになっていて、草庵の中も見学ができます。そんな祇王寺の見どころについて見ていきましょう。

祇王寺の歴史について

祇王寺は悲恋の尼寺として知られます。悲恋とは平清盛とその寵愛を受けた白拍子の祇王によるもの。

祇王が清盛公の心変わりがもとで都を去り、母と妹と一緒に入寺したのが「祇王寺」。

昔は法然上人の門弟良鎮によって創建された往生院の境内にありましたが、往生院の荒廃後は小さな尼寺として残り、のちに現在の“祇王寺”と呼ばれるようになったのです。

境内には祇王寺墓地があり、祇王、祇女、母自刀のお墓と清盛公供養塔が並ぶように建っており、参拝することができます。

祇王寺の草庵と美しい庭園

境内には草庵があり、草庵の前に苔庭が広がり、京都ならではの風情を感じられる庭園。

新緑シーズンの“青もみじ”と秋の“紅もみじ”、そして晩秋には緑鮮やかな苔庭一面に真紅のもみじが敷き詰められるコントラストが楽しめる“敷き紅葉”が楽しめます。

どの季節もおすすめですが、京都の“青もみじ”はまるでグリーンシャワーの中にいるような感覚にさせてくれ、桜や紅葉シーズンに比べて参拝客も若干少ないのでゆったり拝観できますよ。

草庵には控えの間に大きく丸い形をした“吉野窓”があります。また祇王、祇女、母自刀、仏御前の仏像が安置、鎌倉時代の作と言われており、祇王寺の歴史を物語っています。

祇王寺のアクセスと駐車場について

●祇王寺
TEL:075-861-3574
■拝観時間 9:00~17:00(受付終了16:30)
■拝観料金 大人300円 小中高生100円
■共通拝観 大覚寺・祇王寺(2カ寺)共通拝観券600円
※大覚寺500円、祇王寺300円の計800円が600円になります。
※祇王寺~大覚寺まで徒歩約25分
■アクセス 各線・嵐山駅から徒歩が便利
・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩20分
・京福電鉄(嵐電)「嵐山駅」下車、徒歩20分
・阪急電鉄「嵐山駅」下車、徒歩30分
・市バス/阪急嵐山発28系統「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩15分
■駐車場  専用駐車場なし

まとめ

京都・奥嵯峨の祇王寺は小さな尼寺で拝観も20分あれば十分の広さです。

明治初年に廃寺になり、墓と仏像のみ旧地頭の大覚寺に保管されていました。

のちに元京都府知事の北垣国道氏が祇王の話に感銘を受けられて明治28年に奥嵯峨の別荘一棟を寄付したのが現在の祇王寺なんですね。

現在は真言宗大覚寺派の寺院として、旧嵯峨御所大覚寺の塔頭寺院となっています。

祇王寺は奥嵯峨散策には欠かせない必見のスポットです。

ぜひ、あなたも訪ねてみて下さい。

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