岩倉実相院の見どころと「床もみじ」「床みどり」の撮影禁止について

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

比叡山の麓、京都岩倉にある「岩倉実相院」に行って来ました。

ここは正式名称が「実相院門跡」といい、皇室ゆかりの由緒正しき門跡寺院。

静かな街並みに佇む、比叡山の借景庭園がとても美しい、と聞き拝観に行きましたが、もっと心を奪われたのが“あの景観”でした。

詳しく見ていきましょう。

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岩倉実相院の見どころについて

岩倉実相院は岩倉具視ゆかりの地としてパワースポットと呼ばれるほど神聖な場所と位置付けられる京都岩倉にあります。

岩倉実相院は正式名称を「実相院門跡」といいます。岩倉実相院の見どころについて見ていきましょう。

岩倉実相院は皇族ゆかりの門跡寺院

歴代のご住職がすべて皇族家と血の繋がりがある方々が務めて来られた由緒ある門跡寺院で、“岩倉御殿”“岩倉門跡”とも呼ばれます。

天台宗には山門派と寺門派があり、元天台宗の寺門派の単立寺院で御本尊は鎌倉時代に作られたと云われる木造立像の“不動明王”です。

見どころは2つの庭園と床

見どころは何と言っても、比叡山を借景にした四季折々の表情を見せる石庭「こころのお庭」とKyotaroも思わず心を奪われた「床」に映し出された“もみじ”です。

訪ねた時はもみじはまだ青々とした“みどり”の季節でしたが、暗闇に浮かび上がる幻想的な「床みどり」は見事でした。

もうひとつの庭園は奥の書院と客殿の間にある「山水庭園」で裏山の景色と一体となった景観が素晴らしい庭園です。

当然、秋になれば紅葉が美しい境内、庭園も紅に染まる美しい景観となりますが、床に映し出される「床もみじ」はさらに美しさを増すことは簡単に想像できます。

桜と紅葉の見頃について

京都の外れにある、京都岩倉は平均気温が京都市街地より3~5℃程度低いこともあり、桜の開花は京都市内の各名所よりやや遅れて開花します。

但し、2020年のように開花が早い年は、岩倉実相院でも3月下旬には開花が始まることもあり、その年によって多少開花時期は前後することがあります。

また、紅葉は11月上旬より色づき始め、11月中旬から11月下旬頃にピークを迎えます。

12月上旬に行ったことがありますが、その時はもう紅葉のピークは終ってました。

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紅葉も近年は夏場の猛暑に左右されるので、年によって色鮮やかな年もあれば、やや焼けただれたようになって鮮やかさが失われてしまう年もあります。

焼けただれたようなもみじになると紅葉ピークが終わるのも早いようで、早めにもみじも散ってしまいます。

■桜の例年見頃
御車寄の一本桜(山桜)…3月下旬から4月上旬
石庭の紅枝垂桜…4月上旬から中旬頃
■紅葉の例年見頃
※色づき始め…11月上旬頃
※ピーク見頃…11月中旬から11月下旬頃

岩倉実相院の借景庭園に実際に行って来た感想

岩倉実相院に行って来た感想をまとめました。

山門からは皇族家ゆかりということもあり、その歴史を物語るような威風が漂っています。

境内は決して広くありません。本堂に入って正面に「山水庭園」があります。

岩倉実相院には庭園が2つありますが、四季折々の表情を見せてくれ、有名な「床もみじ」や「床みどり」の美しい景観を見ることができるのが「山水庭園」です。

そして今回訪れた目的のひとつでもある、比叡山を借景とした石庭です。桜の季節は紅枝垂れ桜が、紅葉の季節は美しいもみじが借景庭園を美しく彩ります。

残念ながら今回「床みどり」を見ることができたのですが、残念ながら「撮影禁止」とのことなので拝観時にもらったパンフの写真を掲載しておきます。

実物はもっと、幻想的で美しく、心を奪われるような景観なのであなたもぜひ、その目で確かめて貰いたい気分でいっぱいです。

岩倉実相院「床もみじ」「床みどり」撮影禁止

岩倉実相院は「床もみじ」「床みどり」をはじめ、屋内での撮影を文化財保護の観点から固く禁止しておられます。

特に「滝の間」にある「床みどり」を見た時はKyotaroも心を奪われて、一瞬立ち止まり、そのまま写真撮影をしたかったのですが、「撮影禁止」の貼紙があり、思い留まりました。

京都の社寺では近年、写真撮影を禁止する傾向が高まっています。

特に春の桜や秋の紅葉シーズン限定での「撮影禁止」措置を取る社寺もあるほどで、すべてはカメラを持った観光客のマナーの悪さが原因です。

所かまわず三脚を立てたり、立ち入り禁止区域に入って撮影したり、「撮影禁止」する側にも重要文化財や庭園の苔を傷つけられたり、などそれなりの理由があってのこと。

京都だけではなく、どこの観光地でも相通ずる話だと思うのですが、最低限のマナーを守ってすべての人が気持ちよく観光できるように気遣いも大切ですね。

岩倉実相院へのアクセスと駐車場について

●実相院門跡
TEL:075-781-5464
〒606-0017 京都市左京区岩倉上蔵町121
■拝観時間 9:00~17:00(不定休あり)
■拝観料金 一般500円 小中高250円
■アクセス 各ターミナルより京都バス利用
・国際会館より24系統「岩倉実相院」下車
・四条河原町より21,23,41,43系統「岩倉実相院」下車
※「岩倉実相院」バス停より徒歩すぐ
・叡山電鉄「岩倉駅」北へ徒歩15~20分
■駐車場 門前に無料駐車場あり(10台程度)

まとめ

岩倉実相院の見頃についてまとめました。

岩倉実相院の見どころは2つの庭園の四季折々の美しさ、門跡寺院として栄華を極めた歴史、木像不動明王立像です。

実相院門跡としての歴史を学びながら、美しい庭園を眺め、美しい「滝の間」の「床もみじ」「床みどり」に悠久の時間を感じる、京都観光の醍醐味がここにはあります。

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の52歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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