岩屋寺は山科の隠れた桜名所、大石内蔵助ゆかりの地に咲くしだれ桜

京都桜の名所
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は京都山科の隠れた早咲き桜の名所「岩屋寺」の紹介です。

大石内蔵助ゆかりの地でもあり、周辺には大石神社、山科神社と並ぶように建つ、別名「大石寺」とも呼ばれる寺院です。

驚くなかれ、例年3月中旬に咲き始めるのですが、2021年は京都でも例年より12日も早く桜が開花し、3月中旬に満開を迎えています。

早速、詳しく見ていきましょう。


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岩屋寺は京都山科の隠れた早咲き桜の名所

「岩屋寺(いわやじ)」は忠臣蔵でも有名な大石内蔵助が隠棲した地として知られ、かつてはこの地で討ち入りの策を練った場所としても有名です。

京都郊外の山科の高台に位置し、山科の街並みを一望できるロケーションで参拝客も少なくて、日曜に訪ねましたが満開のしだれ桜をひとり占めできました。

美しい景観を贅沢に味わうことができるスポットとして当ブログで紹介させて頂きます。

大石内蔵助隠棲跡に咲き誇るしだれ桜

「岩屋寺」へと続く参道横に立つ1本の大きく枝を広げる“しだれ桜”は早咲きの桜としても知られ、例年3月中旬から咲き始めるのですが、2021年は3月中旬にすでに満開。

参道横に咲き誇る満開の“しだれ桜”は大石内蔵助が隠棲した跡地に立っています。

大石内蔵助は正式名称を“大石良雄(おおいしよしお)”といい、石碑には“大石良雄山科閑居址”の文字が刻まれています。

参道横に立つ“しだれ桜”周辺は公園のようになっており、しだれ桜を取り囲むようにベンチも設定されており、座ってのんびり青空と“しだれ桜”を眺めることができます。

岩屋寺はもともと参拝客もそう多くない寺院なので、桜の季節でも比較的のんびりと美しい“しだれ桜”の景観をひとり占めできるのが嬉しいですね。

岩屋寺の石段上、山門脇に咲き誇るしだれ桜

「岩屋寺」参道を上っていくと「曹洞宗 神遊山 岩屋寺」の石碑、石段があります。

石碑から石段を見上げると山門の手前にも“しだれ桜”が咲いていますが、こちらは隠棲跡に咲く“しだれ桜”より小さな木となっています。

石段下から見上げたこちらの“しだれ桜”は可憐で美しい花が満開に咲いており、春を満喫できる景観となっています。

残念ながら2021年3月14日現在、山門の先にある本堂が工事中のため、本来の美しく風情ある景観を楽しむことができませんでした。

工事中の本堂には大石内蔵助の持念仏であった大聖不動明王像(智証大師作)が御本尊として安置されており、近畿三十六不動尊の第二十四番霊場として信仰されています。

岩屋寺の歴史と見どころ

岩屋寺は創建当時には比叡山三千坊のひとつに数えられ、天台宗に属していましたが、現在は曹洞宗永平寺派天寧寺の末寺として「神遊山 岩屋寺」と号しています。

かつては隣接する「山科神社」の神宮寺でもあり、赤穂義士であった大石内蔵助がこの地に隠棲したことでも有名で別名「大石寺」とも呼ばれています。

のちに大石内蔵助こと大石良雄が討ち入りに成功した後に邸宅と周辺の田畑を岩屋寺に寄進したと云われ、遺髪塚と隠棲跡が寺域に残されています。

境内には本堂のほかに茶室と木像堂があり、木像堂には大石良雄の遺品、浅野内匠頭長矩(たくみのかみながのり)の位牌、四十七義士の位牌や遺品が安置されています。

茶室「可笑庵」は大石良雄邸宅の一部を使用して建てられたと云われます。

大石神社と山科神社

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岩屋寺の北側には「大石神社」、南側には「山科神社」がそれぞれ鎮座しており、どちらも歩いてすぐ行ける場所にあります。

岩屋寺の参拝と一緒に合わせてお参りしましょう。

大石神社

岩屋寺の遺髪塚横の遊歩道を進むこと約5分で「大石神社」境内に到着します。

石鳥居横には御神木の「大石桜」と呼ばれる“しだれ桜”が立ち、岩屋寺の“しだれ桜”よりやや遅れて開花、3月14日に訪ねた時はチラホラ咲きでした。

毎年4月第一日曜に「さくら祭」が、桜の開花時期に合わせてライトアップなどが開催されます。

大石内蔵助を御祭神として創建された神社でご神徳は「大願成就」で願掛けの神様として信仰されています。

「大願成就」のご神徳は御祭神の大石内蔵助が「忠臣蔵で主君の仇討ち」を果たしたことに因んでいると云われています。

境内にはポニーの“花子”が飼育されており、子供たちに大人気です。

また忠臣蔵宝物館が無料公開されており、お参りした後にぜひ見学してみましょう。

山科神社

「山科神社」の創建年代は不明ですが、本殿前に建つ石燈篭に寛永二十年(1643年)、鳥居には万治三年(1660年)の刻銘が見られるが、部材の風蝕が大きいことから室町後期の造営の可能性が高いとされる。

江戸時代初期には現在の形態になったものと考えられ、山科の山の中腹に東向きに建つ三間社流造の本殿は造営が古いわりに質が高く貴重な遺構として京都市指定有形文化財に指定されています。

岩屋寺参道のすぐ隣に大鳥居があり、急な坂の上にさらに石段が続くという、なかなかの難所でやや息切れして境内まで上りました。

御祭神は日本武尊、稚武王をお祀りしています。

岩屋寺へのアクセスと駐車場について

●神遊山岩屋寺
TEL:075-581-4052
〒607-8308 京都府京都市山科区西野山桜ノ馬場町96
■拝観料金 境内自由※資料館は400円
■拝観時間 9:00~16:30
■アクセス
・市営地下鉄東西線「椥辻駅」下車、徒歩25分
・JR京都駅から山科急行バス「大石神社」下車、徒歩8分
・JR山科駅前から京阪バス大宅行き「大石神社」下車、徒歩8分
・四条京阪から京阪バス醍醐ターミナル行き「大石神社」下車、徒歩8分
■駐車場  参拝者専用無料駐車場あり(普通車5台)


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まとめ

今回は京都山科の隠れた早咲き桜の名所を紹介しました。

忠臣蔵の大石内蔵助ゆかりの地に咲き誇る“しだれ桜”が2021年は3月中旬に満開を迎えていました。

この後、境内周辺のソメイヨシノが満開を迎え、隣接する大石神社のしだれ桜「大石桜」もこれから見頃を迎えます。

小野梅園で有名な随心院から車で約5分の距離にあり、梅と桜がともに見頃というラッキーな休日でした。

Kyotaro的には京都であまり人には教えたくないスポットのひとつです。

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