京北町の桜の開花はいつ頃?常照皇寺だけではないお花見ルートを紹介

京都桜の名所
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京都の桜名所に続き、少し送れて開花する桜名所が京北町にはたくさんあります。

素朴な一本桜も多く、162号線沿いや477号線沿いを走ってると立派な桜を見ることができます。

京都の有名な桜名所に比べると比較的、観光花見客が少ないエリアなのでのんびりお花見することができるドライブルートを紹介します。

所要時間は半日もあれば充分、詳しく見ていきましょう。

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162号線沿い、宝泉寺の桜まつりと祇園夜桜の小桜

今回のお花見ルートはマイカーでの移動推奨ルートとなります。

マイカー推奨の理由は、すべてのスポットで2023年4月現在で駐車場は完全に無料、そして半日ですべて廻れる時間効率の良さです。

京都市内から162号線沿いのルートを紹介します。

目指すポイントは162号線と477号線の交差点にある「道の駅ウッディ京北」、ここを起点に桜めぐりをします。

金花山宝泉寺の桜まつり

「道の駅ウッディ京北」からさらに162号線を北上していき、2つ目の信号を左折して走ること約5分、途中の分かれ道を左手に進んだ先に「金花山宝泉寺」があります。

「金花山宝泉寺」はとても小さな寺院ですが近年、裏山を切り開き、桜を植樹されており、まだまだこれからの若木が多く、見応えの規模はそこまで大きくありません。

2023年から300円の協力金を納める必要があり、宝泉寺横の坂道をあがった先にテントがあり、そこで納めます。

例年見頃は4月10日すぎから20日すぎまで、とのことですが、2023年は4月初旬ですでに満開を迎えており、Kyotaroが訪れた時にちょうど満開見頃でした。

ちょうど宝泉寺の裏側にあたる観音像やお地蔵様が安置された周辺に複数のしだれ桜があり、満開時期は見事な景観を誇ります。

ピンクのしだれ桜に囲まれた観音像の景観がSNSでも話題となり、徐々に開花時期に訪れる人も多くなり、2023年から300円協力金を納めるほどになったようです。

観音像の付近から遊歩道があり、裏山の方まで歩いて行けることができ、中腹には新しい鐘楼があり、自由に鐘を撞くこともできます。

山の中腹にある桜の樹々は若木が多く、小さい木ばかりなのですが、満開になると濃厚なピンク色が山肌に映えます。

金花山宝泉寺の山門

最後に金花山宝泉寺の境内も拝観して帰る様にしましょう。

境内にも立派なしだれ桜が一本咲いていますが、とても美しい姿をしていますので紹介させて頂きます。

宝泉寺前の空地に10台程度、車を置く駐車スペースがあり、そこに係りの方が誘導して下さいます。

駐車料金は無料です。

祇園夜桜の子桜

宝泉寺から再び国道162号線へと戻り、車で約7,8分で「祇園夜桜の子桜」へと辿り着けます。

国道162号線沿いといえ、ここは非常にわかり辛いのですが、京都方面から行く場合は、左手に見えてくる「京都若狭路レストランゆげ」の看板を過ぎてすぐの道路を左折。

とても細いのですが、とにかく道を見つけたら左折しましょう。

左折するとすぐに右手前方に濃厚ピンクが鮮やかなしだれ桜が見えてきます。

車は「祇園夜桜の子桜」の前にある上中公民館駐車スペースに一時停車させて頂きました。

上中公民館前にもしだれ桜があるのでそこが目印

「祇園夜桜の子桜」は「京北桜100選」にも選ばれていますが、民家敷地内にあるため、マナーを守って静かに桜を観賞しましょう。

のどかな田園風景の真ん中に佇む、一本桜であの京都祇園の円山公園にある有名なしだれ桜「祇園の夜桜」の子桜にあたります。

祇園夜桜は淡い白に近いピンクですが、「祇園夜桜の子桜」は濃厚なピンク色をしており、青空に映える景観がとても綺麗でした。

桜守の「第十五代目佐野藤右衛門」が京北の地に植樹されたものです。

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常照皇寺の御車返しの桜、九重桜、左近の桜、そして黒田の百年桜

続いて477号線沿いの桜名所をふたつ紹介します。

国道477号線沿いには桜の樹々をあちこちで楽しむことができ、民家に何気なくある桜や大堰川沿いに連なる桜並木など見事な景観があちこちにあり、まさにこの季節は“桜街道”といっても過言ではありません。

「常照皇寺」は全国的にも有名な桜名所として人気のスポットなので何も言うことはありませんが、もう一ケ所、ぜひ訪ねて欲しいのが「黒田の百年桜」です。

詳しく見ていきましょう。

常照皇寺は御車返しの桜が見頃、やや早い九重桜、左近の桜

常照皇寺では例年、境内奥、開山堂前にある「九重桜」「左近の桜」ふたつのしだれ桜が先に咲き、その後、遅れて方丈前にある「御車返しの桜」が咲き始めます。

同時期にすべての桜が見頃となるわけではないため、どの桜を目当てに行くか?なのですが、周辺の桜と開花、見頃の時期が合うのが「御車返しの桜」ですね。

2023年はすでに「九重桜」はほぼ散って葉桜、「左近の桜」が散り始めて葉桜が目立つ状態、かつ近くのシャクナゲが見頃を迎えていました。

「御車返しの桜」は後水尾天皇がそのあまり美しさに引き返したことからその名が付いたとされ、一本の枝に一重と八重が咲くという珍しい必見の桜です。

国指定天然記念物指定の九重桜

また、「九重桜」は光巌天皇のお妃の名前からその名が付いたという桜で京都唯一の国指定天然記念物に指定された桜として有名です。

御所から株分けされた左近の桜

「左近の桜」はその名から推察できる通り、京都御所の「左近の桜」から株分けされたという立派な一本桜です。

2023年にKyotaroが訪ねた時にはすでに散り桜の方が多く、既に見頃は終わっていました。

境内はとても歴史を感じさせる遺構、桜があり、それぞれに存在感があるため、とても神聖な空気が流れています。

常照皇寺は京北にある桜の名所、見どころとアクセス、駐車場について
今回は京都の中心部から離れた京北にある桜名所の紹介です。人里離れた場所にある皇室ゆかりの「常照皇寺」は、臨済宗天龍寺派に属する禅宗寺院。境内にある桜の名木や見どころ、気になる交通アクセスと駐車場についても紹介します。

常照皇寺門前に咲き誇る一本しだれ桜

車で常照皇寺を訪れた際に、誰もが目を奪われる桜があります。

常照皇寺駐車場の手前にポツンと立っているとても美しい桜です。

殆どの人が車を降りると真っ先に写真を撮りに行くほど気になる美しい山里に映える“しだれ桜”でこの一本桜も「京北桜100選」に選出されています。

黒田の百年桜

常照皇寺を後にして再び、国道477号線を大原方面へと走らせること約10分で旧黒田小学校へと辿り着けます。

国道477号線沿いにある旧黒田小学校のグランドがお花見専用の無料駐車場として開放されています。

旧黒田小学校の隣、春日神社の鳥居横にある見事な一本桜で京都市内でも最遅の桜として知られています。

例年の見ごろは4月15日を過ぎてから迎え、2022年は4月18日で満開でしたが、2023年は4月8日時点でほぼ満開に近い状態で10日ほど早く咲いていました。

明治期に植えられ、樹齢300年を超えており、濃いピンクの花が手毬のように群生して花を咲かせる非常に珍しい桜で濃厚なピンクがとても鮮やかです。

ヤマザクラの突然変異種とも云われており、そのルーツは不明点が多いようですが、円山公園のしだれ桜を手掛けた第15代桜守の佐野藤右衛門によって「黒田百年桜」と名付けられました。

開花期間中は夜桜ライトアップも行われています。

京北町へのアクセスと駐車場について

●道の駅ウッディ京北
TEL:075-852-1700
〒601-0251 京都府京都市右京区京北周山町上寺田1-1
■営業時間 9:00~18:00(喫茶コーナー16:30まで)
■定休日  不定休
■アクセス 京都市内から車で1時間
・京都縦貫自動車道、園部ICより日吉ダム経由、35分
・京都市内より国道162号線(周山街道)を経由、60分
■駐車場  完備(無料)


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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は京北町の桜めぐり、おすすめルートの紹介でした。

京都中心地の有名な桜名所が見頃を終えてから入れ替わりで見頃を迎えるスポットばかりです。

常照皇寺が有名ですが、いざ訪ねてみると一本桜が多く、見事な桜がここかしこに植えられていて地元の方々のみ知るスポットもまだまだありそうな感じです。

雄大な自然と共存している桜が殆どなので素朴で力強さ、その生命力を感じさせる樹々が多いのがとても印象的でした。

2023年は例外なく、京北町も非常に開花が早く、京都市内で最遅といわれる「黒田の百年桜」ですら、4月4日には開花してしまってたそうです。

個人的には祇園夜桜の子桜、そしてまだまだ規模が大きくなりそうな宝泉寺の桜まつりへ今後も足を運びたいな、と思いました。

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