弘源寺【天龍寺塔頭】秋の特別公開の見どころと紅葉の楽しみ方を紹介

京都紅葉めぐり
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京都在住のブロガーKyotaroです。

10月に入り、京都では各寺院での「秋の特別公開」が盛んになってきました。

人気のある特別公開は既に受付終了している日程もありますので、この秋に京都旅行を予定されている方は早めにチェックしたいですね。

今回は京都嵐山にある大本山・天龍寺塔頭寺院「弘源院」秋の特別公開へ行ってきました。

秋の特別公開の見どころと気になる紅葉の楽しみ方を紹介します。

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弘源寺【天龍寺塔頭】秋の特別公開の見どころは?

「弘源寺」は京都嵐山にある「大本山天龍寺」の塔頭寺院のひとつで広大な天龍寺の敷地内にひっそり佇む小さな寺院。

1429年(永享元)に室町幕府官僚の細川右京太夫持之公が玉岫禅師を開山に迎え創建した寺院で当時は小倉山の麓にありました。

創建当時は広大な寺領を有し、北は二尊院、南は亀山までの広大な敷地(現在の嵯峨野から奥嵯峨)だったと云われます。

壮大な天龍寺に比べ、現在はとても狭い敷地となった寺院の見どころを紹介します。

本堂

「弘源寺」の本堂は客殿形式の建物で寛永年代に造営されたと云われます。

御本尊は観世音菩薩で左に開基の細川右京太夫持之公の位牌、右に開山の玉岫禅師像を安置。

とても小さな本堂で廊下を挟んで反対側に借景庭園「虎嘯の庭」が広がります。

廊下の柱には所々に長州藩兵によるものという刀傷があり、蛤御門の変の際、長州軍が陣を敷いていたのがここ天龍寺で攻撃が始まる前、血気にはやる長州の志士たちが付けた傷と云われています。

本堂障壁画

順路に従って進み、本堂でのお参りをした後に障壁画の展示してあるふたつの部屋を拝観することができます。

残念ながら本堂内部は一切、写真撮影が禁止となっており、写真はありません。

展示内容は、日本画家・京都四条派の竹内栖鳳とその一門である村上松園、西山翠嶂、徳岡神泉、小野竹喬など文化勲章受章者をはじめとする三十数名の作品が展示されています。

虎嘯の庭

借景庭園「虎嘯の庭(こしょうのにわ)」はガラス戸が締まっており開放厳禁となっていました。

せっかくの特別公開なのに残念です。

名勝嵐山を借景にした枯山水庭園で庭園名の由来は「龍吟雲起、虎嘯風生」(龍吟じて雲起こり、虎嘯きて風生ず)という語句にあります。

「虎嘯(こしょう)」とは大地より涌出る朗々たる響きを表し、枯れ枝の間を抜ける風の音を表す「龍吟」とともに禅の悟りの境涯を意味します。

毘沙門堂

山門から正面の本堂へ向かう途中、左手にあるのが「毘沙門堂」で正面扁額の文字は弘法大師直筆のもの。

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堂内には毘沙門天立像が祀られており、九世紀・平安時代の頃にインドの仏師によるもので中国を経て日本へ伝来。

もとは比叡山無動寺にありましたが、開山の玉岫禅師が弘源寺へ迎え入れたものとされています。

左手で宝塔を捧げ右手で戟を執り、腰を極端なほど捻り、袖や裳裾が激しく翻るような躍動感が特徴の毘沙門天立像となっています。

弘源寺での紅葉の楽しみ方は借景庭園「虎嘯の庭」にあり

まず初めに「弘源寺」境内そのものが紅葉名所ではありませんので注意しましょう。

弘源寺で紅葉を楽しむ方法は嵐山を借景とする庭園「虎嘯の庭」が鍵を握ります。

先にも紹介したとおり、「虎嘯の庭」は名勝嵐山を借景にした庭園なので背後に広がる燃えるような嵐山の紅葉と調和する雄大な眺めを楽しめるところが最大のポイントです。

大本山天龍寺の境内にある「曹源地庭園」も背景の嵐山と調和する景色を楽しめるようになっていて天龍寺にいながら嵐山の絶景が楽しめるというもの。

弘源寺の「虎嘯の庭」はその規模の小さい版と思って頂けるといいのではないでしょうか。

背後に広がる名勝の紅葉を愛でながら借景庭園を楽しむ、古都京都ならではの紅葉の楽しみ方ですね。

ぜひ、弘源寺を訪ねた際には、あなただけの絶景を見つけてみてはいかがでしょうか。

弘源寺【天龍寺塔頭】へのアクセスと駐車場について

●天龍寺塔頭 弘源寺(2023年秋の特別拝観)
TEL:075-881-1232
〒616-8385 京都府京都市嵯峨天龍寺芒ノ馬場町65
■拝観料金 大人500円 小人300円
■拝観期間 2023年10月7日(土)~12月10日(日)
■拝観時間 9:00?17:00(受付終了16:45)
■アクセス
・京都駅よりJR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩10分
・嵐電「嵐山駅」下車、徒歩2分
・京阪「三条」乗継~地下鉄「太秦天神川」乗継、嵐電「嵐山駅」
・阪急「嵐山駅」下車、徒歩10分
・京都駅より市バス28系統乗車、「嵐山天龍寺前駅」下車、徒歩2分
・京都駅より京都バス72、もしくは73系統乗車、「京福嵐山駅前」下車、徒歩2分
■駐車場  天龍寺駐車場1回1,000円を利用


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まとめ

秋の京都特別公開シリーズ、今回は京都嵐山の弘源寺 秋の特別公開について紹介させて頂きました。

例年、同じく天龍寺塔頭寺院である宝厳院とセットで拝観できるお得なチケットの販売もしておられるのでぜひチェックしてみましょう。

2023年の京都嵐山は11月15日前後から色づき始め、11月25日前後が紅葉のピークという予想になっています。

ちなみに2022年は11月15日前後にピークを迎え、例年より10日ほど早い紅葉シーズンとなりました。

お出かけの際は、必ず最新情報をチェックしてからお出かけ下さい。

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