京都在住のブロガーKyotaroです。
京都嵐山の隠れた穴場「大悲閣千光寺」まで渡月橋からのルートを写真付きで紹介します。
一本道なので迷うことはないのですが、渡月橋から上流へ約20分近く歩くので人里離れた場所に「大悲閣千光寺」はあります。
嵐峡に佇む星野リゾートブランドの「星のや京都」がある山の上に位置し、辿り着いたひとには山上からの絶景ご褒美がまっています。
詳しく見ていきましょう。
京都嵐山の渡月橋から大悲閣千光寺までのルートを紹介
京都嵐山の渡月橋と言えば、世界的にも有名な観光地でコロナ前までは一年を通じて毎年多くの観光客が国内のみならず、世界中から訪れる人気のスポット。
そんな京都嵐山の渡月橋の先には「渡月小橋」があり、橋の袂には「星のや京都」までの船乗り場があります。
「渡月小橋」から大堰川西岸沿いを上流に歩いていくこと約20分(健脚の人で約15分)で「大悲閣千光寺」まで辿り着けます。
右手には嵐山名物の家族連れやカップルが楽しむボート、保津川下り遊覧船を眺めながら暫く平坦な道を歩いていきます。
左手には「岩田山モンキーパーク」登山口を通り過ぎると結構険しい嵐山が続き、最近の台風等で崩れた土砂や倒れた樹々がそのままになってる箇所が部分的に見られます。
途中には「戸無瀬(となせ)の滝」と呼ばれる嵐山から大堰川に流れ落ちる落差の大きい滝があります。
実はこの「戸無瀬(となせ)の滝」は平安時代から多くの和歌に詠まれ、かつての天龍寺蔵王権現堂の背後に位置していたと云われています。
江戸初期には「大悲閣千光寺」にもゆかりのある「角倉了以」によって行われた保津川開削工事によって滝の多くは削られ、当時の面影はほとんどないといわれています。
滝を越えると川沿いの遊歩道にアップ&ダウンの箇所が出て来ますが、この小峠を越えた先は「嵐峡」と呼ばれる、本当に静かなエリア。
峠を越えて歩くこと2,3分で正面に「星のや京都」と「絶景GREAT VIEW」の看板が見えてきます。
「星のや京都」の脇、左手に「大悲閣千光寺」への参道が見えてきますが、ここから山頂まで石段の参道をあがることになり、そう長くないのですが、結構息切れするレベルです。
※結構、足場が悪い箇所が所々あるので足元にはくれぐれも注意しましょう。
大悲閣千光寺の境内に到着したら待ってる絶景のご褒美
「星のや京都」横の参道を上がっていくと途中には案内看板や地蔵菩薩、石碑、山門から鐘楼と所々に史跡が残されています。
これがなんとなく退屈させず、険しい参道を程よく忘れさせてくれます。
参道沿いの史跡の写真を掲載します。
手書きの案内看板や石碑、参道沿いの地蔵菩薩など“ほっこり”させられる瞬間、途中に休憩できる「洗心亭」などもあり、登坂の疲れは忘れてしまいます。
鐘楼の上には「大悲閣」が見え、ここからの眺望がまさに「絶景~GREAT VIEW~」というわけです。
訪ねた日は梅雨の中休み、快晴まで行きませんでしたが、夕刻閉山間際の時間で西陽が東山連峰に差しかかり、比叡山や大文字、そして「清水寺」まで見ることができました。
<※肉眼で清水寺の三重塔が見えました>
大悲閣の内部は不思議なくらい書類がテーブルに置かれてあり、一風変わった個性的なお堂となっていますが、以前にも紹介の通り、Kyotaroの隠れ家でもあります。
日常生活で思いが煮詰まったら、ここに来てひとりで結構な時間、考え事をしています。
またこの日は6月第一日曜ということでしたが、護摩行が行われており、運よく拝観することができました。
新緑から深緑の季節、青もみじがとても美しく、蒸し暑い日でしたが、標高がやや高くて緑が多いのでマイナスイオンに包まれ、ひんやりと“汗が引いていく”のを感じます。
正面には大河内山荘の展望台が見え、遥か向こう側に比叡山と東山三十六峰、眼下には嵐峡の流れを見ることができます。
また、写真では分かり辛いですが「嵯峨野トロッコ列車」が大堰川沿いに走っており、毎回「星のや京都」「大悲閣千光寺」の対岸で一時停車をします。
<※写真中央に見えるトロッコの赤い車体>
トロッコ列車の線路を走る音、ブレーキの音が嵐峡に響きわたります。
帰りに「鐘楼」の鐘を撞いて山間に“ゴ~~~~~ン~”という音が響きわたります。
“トロッコの乗客”にも聞こえたかな…。
大悲閣千光寺へのアクセスと駐車場について
●大悲閣千光寺
TEL:075-861-2913
〒616-0004 京都市西京区嵐山中尾下町62
■拝観時間 10時~16時
■拝観料金 大人400円 学生・小人無料
■アクセス 各線「嵐山駅」より徒歩
・阪急嵐山線/「嵐山駅」下車徒歩約30分
・京福電鉄/「嵐山駅」下車徒歩25分
・JR山陰本線/「嵯峨嵐山駅」下車徒歩35分
・市バス/「嵐山公園」下車徒歩約20分
■駐車場 なし ※嵐山の有料駐車場利用
まとめ
京都嵐山にある隠れ家的スポット「大悲閣千光寺」の紹介でした。
以前にも当ブログで行き方を含め紹介しましたが、改めて写真付きで大堰川沿いの「嵐峡」の美しい景観の紹介もかねて紹介させて頂きました。
意外と近くまで来てあきらめる人が多いようで、Kyotaroが訪ねた時もやっとここまで来ることが出来た、と喜んでおられる参拝者がいらっしゃいました。
日本人より外国の方が結構、積極的に山上の境内まであがって来られる、とご住職が仰ってました。
帰りは来た道を戻りますが、下流方向を向いて歩くと「嵐峡」「大堰川」はまた違った景観を楽しむことができるので退屈しません。
下流に戻るにつれて綺麗に渡月橋が見え、その先には比叡山と東山三十六峰を眺めながら歩いてるとすぐに「渡月小橋」のところまで戻ってきます。
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