大覚寺霊宝館で薄緑を拝観してから鬼切丸のある北野天満宮へ行く方法

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京都在住のブロガーKyotaroです。

「第47回 京の夏の旅」では源氏の兄弟刀こと「鬼切丸」「薄緑」文化財特別公開が同時に開催されていることでも話題になっていますね。


今回は旧嵯峨御所・大覚寺の霊宝館で公開中の「薄緑」、別名「膝丸」の特別展示を拝観してきました。

あの源義経が所持・使用したという寺宝の名刀とは?詳しく見ていきましょう。


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旧嵯峨御所大覚寺の霊宝館で特別公開中の薄緑(膝丸)拝観

大覚寺とは一言でいうなれば、嵯峨天皇と弘法大師空海との歴史交流の舞台。

平安時代初期に嵯峨天皇がこの地に離宮「嵯峨院」を建立、「嵯峨御所」と呼ばれたのが大覚寺前身の始まりです。

876年(貞観18)に皇孫である恒寂入道親王を開山とし、「嵯峨院」は「大覚寺」という寺号を賜り開創しました。

開創に際し、北野天満宮の御祭神・菅原道真公とのご縁も深く、その功績を称え大沢池にある島に菅公をお祀りする社が設けられ「天神島」と呼ばれています。

大覚寺と北野天満宮はともに源氏の兄弟刀を所蔵している繋がりだけでなく、歴史上の深い関わりもある、由緒ある社寺として知られているんですね。

旧嵯峨御所の霊宝館で開催の文化財特別公開

大覚寺は宸殿(重要文化財)や御影堂、五大堂などが回廊で結ばれた「お堂エリア(拝観料500円)」と観月の名所として有名な名勝・大沢池をのぞむ「大沢池エリア(拝観料300円)」からなります。

既述の通り、平安時代初期に嵯峨天皇が営まれた離宮「嵯峨御所」を「大覚寺」に改め、歴代天皇や皇族関係者がその後も住職をつとめた門跡寺院としても有名です。

大覚寺に伝わる「薄緑」は源義経旧蔵の太刀と伝わる寺宝であり「膝丸」の伝承をもつ門跡寺院の名刀として知られています。

今回は「第47回 京の夏の旅」の文化財特別公開として旧嵯峨御所大覚寺の霊宝館にて源義経も所持・使用した伝承を持つ太刀「薄緑(膝丸)」を2022年7月9日(土)から9月12日(月)までの期間限定で特別展示。

新調された刀箱や白鞘(しろさや)、はばき、刀箱覆、押形(おしがた)なども展示されていることで注目を集めています。

また、霊宝館では「薄緑(膝丸)」の他にも大覚寺御本尊「五大明王像」(仏師・明円作/重要文化財)や鎌倉・室町時代の「五大明王像」(3体が重要文化財)などの寺宝も併せて拝観できます。

※館内は一切、写真撮影禁止となっていますので注意しましょう。

大覚寺と薄緑(膝丸)の関係

「薄緑(膝丸)」は箱根での髭切との再会後、紆余曲折を経て西園寺家から安井門跡へと伝わります。

明治新政府による神仏分離政策に伴い、安井門跡は廃止となり、京都東山にあった安井門跡蓮華光院の御影堂は1871年(明治4)に大覚寺に移されます。

それが現在の大覚寺お堂エリアにある龍の天井画が見事な「安井堂」です。

当時、安井門跡の宝物であった「薄緑(膝丸)」も移築とともに大覚寺へと迎えられたのが大覚寺と「薄緑(膝丸)」との関係の始まりとされています。

以来、「薄緑(膝丸)」は源義経旧蔵の太刀と伝わる寺宝として現代に語り継がれているのです。

大覚寺のお堂エリアを拝観

大覚寺の前身は嵯峨天皇ゆかりの「嵯峨御所」であったことから、普通の寺院とは異なる、まるで平安貴族の豪邸にいるかのような雰囲気のが漂います。

表門を入るとすぐ右手には地を這うように生い茂る臥龍の松、納経所から式台玄関を経て宸殿、御影堂、安井堂(御霊殿)、五大堂(本堂)、そして霊宝館はすべて廻廊で繋がっており、宸殿から御影堂、正寝殿(非公開)へと続く「村雨の廊下」はまさに平安貴族の豪邸を感じさせる造りになっています。

納経所で薄緑(膝丸)の御朱印を授かり、最初に訪れたのが宸殿です。

宸殿は後水尾天皇より下賜された寝殿造りの建物で天皇に入内された徳川2代将軍秀忠の娘、東福門院和子が女御御殿として使用、妻飾り、破風板や天井の装飾が女性的。

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御影堂は1925年(大正14)に建てられた比較的新しい建物で大正天皇御即位に際し建てられた饗宴殿を式後賜り移築。

大覚寺の歴史上とても重要な嵯峨天皇、弘法大師、御宇多法皇、恒寂入道親王の尊像をお祀りしていることから「御影堂」の名が付けられました。

五大堂は江戸中期の創建で大覚寺の本堂としての役割を果たし、御本尊には不動明王を中心とする五大明王をお祀りします。

また、大沢池のほとりに建っているので五大堂東面には大沢池を一望できる観月台があり、ここからの眺望はとても素晴らしく、結婚式の前撮りにもよく使用されます。

霊宝館には平安時代、そして室町・江戸時代に作られた2組の五大明王像を安置するほか、寺宝を年2回テーマを決めて特別公開しています。

大覚寺から北野天満宮まで便利なアクセス方法とは?

「第47回 京の夏の旅」の目玉は何といっても「源氏の重宝」こと「源氏の兄弟刀」です。

大覚寺で薄緑(膝丸)を拝観した後、目指すのは北野天満宮の霊宝館で公開中の鬼切丸こと髭切ですね。


ここでは大覚寺から北野天満宮への便利なアクセス方法についてまとめました。

詳しく見ていきましょう。

大覚寺から嵐電嵐山駅(天龍寺前)へ

大覚寺の表門へと続く参道がある入口の向い側に大覚寺バス停があります。

大覚寺の目の前で徒歩0分の距離で本当にすぐに着きます。

市バス28系統の京都駅行きに乗って乗車すること約8分(運賃230円)の嵐山天龍寺前で下車。

目の前が“嵐電”こと京福電鉄の嵐山駅です。

嵐電嵐山駅から帷子ノ辻駅へ

嵐電は全区間運賃が一律220円のローカル鉄道で京都で残る唯一の路面電車でもあります。

電車はすべて各駅停車で急行や特急列車はありません。

嵐電嵐山駅から京福電鉄・四条大宮行きに乗車、各駅停車の5駅目にあたる帷子ノ辻駅で下車・乗換となります。

乗車時間は約6分です。

嵐電帷子ノ辻から北野線で終点・北野白梅町駅へ

嵐電帷子ノ辻駅で北野線に乗換えます。

帷子ノ辻駅から数える事9駅目、終点の北野白梅町駅まで約11分で到着します。

嵐電北野線は途中、御室仁和寺駅、妙心寺、龍安寺、等持院・立命館大学衣笠キャンパスなど京都でも指折りの有名寺院が沿線沿いに続きます。

まさに見どころ満載の沿線というわけです。

北野駅から徒歩10分の北野天満宮へ

北野白梅町駅から北野天満宮まで徒歩約10分の距離。

駅改札を出て真っすぐ今出川通を東に進んでいきます。

信号のある交差点で言うと2つ目の交差点が北野天満宮前にあたる御前今出川となります。

目印は大きな一の鳥居です。

大覚寺から北野天満宮まで車移動

大覚寺から北野天満宮まで車で移動する場合の所要時間は約15~18分程度。

大覚寺・北野天満宮ともに参拝者専用駐車場があり、大覚寺は2時間以内500円、北野天満宮は無料で駐車が可能です。

今回の7月9日~9月12日までの夏休み期間を含む時期は比較的駐車場も空いてるので自家用車を利用すると時間効率よく巡ることができます

大覚寺の参拝車専用駐車場も駐車料金なく停めることができる日もあります。

大覚寺へのアクセスと駐車場について

●旧嵯峨御所大覚寺
TEL:075-871-0071
〒616-8411 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
■拝観料金 2つのエリアがあります
・お堂エリア  大人500円 小中高300円
・大沢池エリア 大人300円 小中高100円
・霊宝館  小学生以上500円
■拝観時間 9:00~17:00(受付16:30まで)
■アクセス
・JR山陰本線で京都駅から嵯峨嵐山駅下車、徒歩16分
・嵐電嵐山線で四条大宮駅から嵐山駅下車、徒歩22分
・市バスは阪急嵐山、嵐電嵐山(嵐山天龍寺)発28系統、大覚寺下車
・京都バスは阪急嵐山、嵐電嵐山(嵐山天龍寺)発94系統、大覚寺下車
・阪急嵐山駅から徒歩約30分
■駐車場  参拝者専用うsあり(30台・有料2時間/500円)


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まとめ

源氏の重宝、源氏の兄弟刀として注目を集める「薄緑」「鬼切丸」

それぞれ「膝丸」と「髭切」という名もあるほど歴代の所持者によって語り継がれてきた名刀です。

大覚寺と北野天満宮は京都を代表する寺社仏閣めぐりもできる人気のルートでもあります。

薄緑(膝丸)の限定御朱印に第3弾となる御朱印用の台紙もとてもカッコいいのでぜひ、この機会に授かりましょう。

納経所では500円の御朱印のみですが、五大堂にいけば、薄緑グッズや薄緑の大判御朱印なども購入することができます。

今回の大覚寺、北野天満宮で「薄緑」「鬼切丸」を拝観してきた記念に刀剣御朱印めぐりをしてきた様子をシェアさせて頂きました。

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