京都宇治田原・正寿院のインスタ映えは幸せを呼ぶハート型の猪目窓

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

11月3連休も最終日、京都各所の紅葉名勝は大勢の観光客が訪れてるようです。

あなたもお出かけの際は、感染予防対策をしっかりしてから行くようにしましょう。

さて、今回は混み合う京都市内を避けて、京都でお茶の郷として有名な「宇治田原」へ行って来ました。

宇治田原の奥地にある真言宗寺院「正寿院(しょうじゅいん)」で最近、若い女性の間でも話題の“猪目窓”と天井画を拝観してきました。

詳しく見て行きましょう。

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京都茶処・宇治田原「正寿院」のインスタ映えスポット

京都の宇治田原といえば、日本有数の茶処「宇治茶」の産地として有名です。

でも多くの人が京都の宇治にあると勘違いされるのですが、宇治から滋賀方面へ山を越えた先にあるので「宇治市内」ではありません。

しかも宇治から結構、離れていて車で30分はかかります。

そんな山を越えて行くような田舎町に最近、女性が殺到する寺院があるのをあなたはご存知でしょうか?

女性が殺到するといえば、人気スイーツか?インスタ映えスポットか?という事になりますが、今回は“インスタ映えスポット”となります。

女性が殺到するほどの“インスタ映えスポット”があるのが「慈眼山正寿院」という真言宗寺院です。

話題のインスタ映えスポットとは?

早速ですが、話題のインスタ映えスポットは正寿院客殿にある“猪目窓”です。

写真のとおりハート型をした“猪目窓”で窓の向こう側には四季折々の風景が広がるので春夏秋冬、日本の風景を楽しむことができます。

また、晴れた日の限られた時間のみハート型の日差しが客殿の畳に映し出され“幸せのおかげ”と呼ばれる幻想的な時間を楽しむことができます。

このハートの“猪目窓”のフォトジェニックな光景がSNSで拡散され、今では大勢の参拝客が訪れるようになったとか。

特にインスタグラムでは“幸せを呼ぶハート”として話題を集めたことが、女性受けし、今では大勢の女性がシーズン中は訪れるようになったそうです。

花と日本の風景を描いた天井画

本堂で受付を済ましてから“猪目窓”を拝観するために客殿へやって来ると正面に“ハート”が飛び込んできます。

この“ハート”につい心を奪われがちですが、実は客殿の見どころはそれだけではないんですね。

客殿には160枚もの画が天井を埋め尽くすように描かれており、テーマは「花と日本の風景」とし書家祥洲・福田匠吾氏をはじめ多くの日本画家による作品が展示されています。

もし、客殿に人が少なければ、仰向けになって寝ながらゆっくり天井画を眺めるのもなかなかリフレッシュできるものですね。

ちなみに天井画のテーマは「花と日本の風景」といいましたが、中には風神や舞妓はんの天井画もあるので探してみてください。

結構、ハマるかもしれません。

正寿院の御朱印について

正寿院の御朱印について紹介します。

観世音、地蔵尊、御詠歌と直書き可の御朱印の他に季節画、舞妓画、猪目窓の御朱印があり、猪目窓の御朱印は名前を入れることもできます。

いずれも御朱印料が500円、写経見本付きとなっています。

最近の御朱印は若い女性が増えた影響か?お洒落な御朱印が非常に多く、お寺さんもいろいろと工夫をされてるんだなァ、と感じることが多いです。

夏の風物詩・風鈴まつりが有名

正寿院はもともと夏の「風鈴まつり」が有名で毎年7月から9月にかけて本堂前に作られた風鈴棚に約2,000個もの風鈴が勢ぞろい“花風鈴トンネル”が登場します。

もともと風鈴は厄除、魔除けのために家の軒先に吊るすのが一般的で「風鐸(ふうたく)」という青銅製の鈴が使用されており、音も“ガラン”という濁った音がしていました。

後にこの「風鐸」が「風鈴」となり、音色も“チリーンチリーン”という涼しい音に変化し、夏の暑さを払う、夏の風物詩となったのです。

「風鈴まつり」開催中は“石川県・加賀水引風鈴”“青森県・花笠風鈴”など47都道府県のご当地風鈴も登場します。

ぜひ、夏にも訪れてみたいですね。


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正寿院の本堂で本場の宇治茶を堪能する

実はKyotaro、正寿寺の駐車場前に客殿があるのでいきなり、客殿入口で拝観料を納めようとしたら「本堂で受付を済ませてからこちらへおいで下さい」と言われました。

そう、正寿院の本堂は客殿からさらに道を奥に行った先にありますので注意しましょう。

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本堂で拝観受付とお茶で一服

本堂への入口門正面には地蔵堂があり、門を入って左手に本堂があり、こちらで受付を済ませます。

拝観料600円+駐車場維持協力費100円を納めましょう。

拝観料にはお茶とお茶菓子が付いており、本堂内にて庭園を眺めながら頂くことができます。

ちなみにお茶はさすがお茶処だけあって「宇治茶(番茶)」でした。

猫を描いた掛け軸「猫八施図」

本堂の奥にある別室では“猫の掛け軸”があり、お茶を持ってきてくださった際にぜひご覧ください、と言われたので拝観してきました。

「猫八施図」の名の通り、猫と動物たちの絵が描かれた掛け軸が八本あります。

正寿院には寺宝として他にも動物に関する掛け軸が多数、所蔵されており、いずれも江戸時代の作品と言われています。

花手水とお地蔵さんにほっこり

境内には、参拝者が自由に備付けを楽しめる“花手水”や瓢箪型をした“手水”があり、いずれも秋・紅葉バージョンの彩りとなっていました。

充分、こちらもインスタ映えする景観でしたので写真におさめて来ました。

また、境内の所々にお地蔵さんがいるので探してみましょう。

「おやすみ地蔵」「おもい地蔵」などがパンフレットに紹介されていますが、「おもい地蔵」は見つけられず、でも違う地蔵さまを見つけました。う~む・・。

正寿院の御本尊と寺宝について

正寿寺の御本尊は十一面観音菩薩立像で50年に一度しか開扉されない秘仏として有名です。

もともと正寿院は約800年前、飯尾山にあった医王教寺の塔頭寺院として建立されました。

高野山真言宗に属し、山名は「慈眼山(じげんざん)」といいます。

また、正寿院の寺宝として「不動明王坐像」も安置されており、鎌倉時代に活躍した日本を代表する仏師である快慶の作であると云われています。

宇治田原は日本緑茶発祥の地であり、古来より茶処として有名でかつては正寿院でもお茶の栽培をしていた記録が残っています。

正寿院へのアクセスと駐車場について

■慈眼山正寿院
TEL:0774-88-3601
〒610-0211 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
拝観料金 大人600円 小学生300円
※風鈴まつり期間中は大人800円
拝観時間 8:00~16:30(※11-3月は16:00迄)
アクセス 自家用車が便利です
JR又は京阪宇治駅、近鉄新田辺駅より京都京阪バス「維中前・緑苑坂・工業団地行」に乗車、「維中前」下車、コミュニティバスに乗換、「奥山田」下車、徒歩10分。
※上記3駅よりいずれも30~35分の所要時間
駐車場  参拝者専用あり※志納協力金100~200円


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まとめ

京都宇治田原にあるフォトジェニックな寺院・正寿院の紹介でした。

本堂をお参りする以外はそう広くなく、客殿の「猪目窓」「天井画」と本堂の「花手水」などを写真におさめて所要時間30~40分というところでしょうか。

シーズン中でしたので交通の便が不便と言いながら結構、参拝客が来られてましたが、全然写真撮影もできるレベルでした。

滞在時間もそう長くないので“3密”になることもなかったですよ。

次回は夏の風物詩“風鈴まつり”の時期に来たいと思います。

アクセスはとても不便で自家用車をおすすめしますが、それが無理な人はJR宇治駅などからタクシーを利用したほうがいいかもしれません。

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