水火天満宮の六玉稲荷大明神と出世石で就職、仕事の良縁結び祈願

神社仏閣(観光)
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京都の鞍馬口通りの南にある扇町公園は地元住民憩いの場所であり、比較的広い公園です。

扇町公園に隣接する形で堀川通に面した小さな神社があり、春には隠れた桜名所として地元では人気のスポット。

今回はこの小さな神社で授かることのできる変わったご利益について紹介します。


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水火天満宮は菅原道真公ゆかりの神社?

「水火天満宮」は京都の堀川紫明交差点の南、堀川通沿いにある小さな神社。

神社よりも隣接する扇町公園のほうが目立つほど小さな神社ですが、実は菅原道真公にゆかりがあります。

確かに京都市内で菅公にゆかりのある神社は小規模のところが多いですが、水火天満宮もそのひとつというわけですね。

菅原道真公との関りについて詳しく見ていきましょう。

水火天満宮の御祭神は菅原道真公

水火天満宮は小さな神社ですが「天満宮」という名称から“天神さん”すなわち菅原道真公をお祀りしていることが伺い知ることができます。

小さな境内には南向きの本殿があり、舞殿と社殿が一体となったような開放的な造りになっています。

境内には「登天石(とうてんせき)」と呼ばれる岩石が本殿の向い側にあります。

この「登天石」には菅原道真公にまつわる以下の伝説が残されています。

903年(延喜3)菅原道真公が大宰府で没後、都で暴れる道真公の怨霊を鎮めるよう醍醐天皇が比叡山延暦寺の僧「尊意僧正(そんいそうじょう)」に勅命を下します。
尊意僧正が比叡山を下りると都では雷鳴が轟き、土砂降りの雨により賀茂川の水が溢れ、現在の水火天満宮近くを流れていたという二俣川がついに氾濫してしまいます。
川の氾濫を見た尊意僧正がその場で祈り始めると水位はみるみる下り、川の流れがふたつに分かれた先の石の上には道真公が立っていたといいます。
その後、道真公は暗雲の空へ飛び立ち、雷鳴と大雨は止み、晴れ間が出てきたそうです。
尊意僧正は道真公が立っていたその石を持ち帰り「登天石」と名付けます。

道真公の霊を供養するために尊意僧正がこの時に創建したのが「水火天満宮」なのです。

水火天満宮のご利益は水難火難除

水火天満宮の御祭神は菅原道真公であることから学業成就のご利益があります。

でも水火天満宮では学業成就のご利益よりも水難火難除のほうが有名なんですね。

でも「登天石」の伝説を聞くと水火天満宮の御祭神は菅原道真公、かつご利益は水難火難除であることも頷けますね。

当時、水火天満宮が建てられた場所には二俣川が流れており、よく水害に見舞われていたそうです。

まさにこの水難から逃れるため、また雷神として菅原道真公を御祭神とすることから「水火」の名前が付いたと云われています。

春にはしだれ桜が咲き誇る隠れた名所

水火天満宮は地元の神社というくらい小さな神社で隣にある扇町公園のほうが目立っています。

目印は扇町公園でその横にある神社を目指す、方も多いのではないでしょうか。

そんな水火天満宮、春になると見事なしだれ桜が境内を覆いつくすように咲き誇ります。

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特に本殿周辺を中心に咲き誇り、見事な景観を楽しむことができます。

例年の見頃は3月下旬から4月上旬となります。

周辺には京都御苑をはじめたくさんの桜名所がありますので桜めぐりを楽しむこともできますよ。

水火天満宮の末社・六玉稲荷大明神と出世石

続いて水火天満宮のもうひとつ注目のご利益について紹介します。

それは就職、仕事に関する“縁結び”のご利益です。

就職活動、仕事の良縁を結ぼう

水火天満宮における縁結びのご利益は“恋愛”ではなく“良縁結び”のほうでビジネスにおけるより良きパートナーとの繋がり、出会いを祈願する人が地元では多いようです。

境内末社で本殿の前にある朱色の鳥居と社殿「六玉稲荷大明神」にそのご利益があり、就職活動の内定祈願に訪れる人が多いのも水火天満宮の特徴です。

また境内には「出世石」という石が安置されており、こちらもその名の通り、仕事における大願成就のご利益があると云われています。

その名の通り、仕事で成功をおさめ、社会的に認められ自らの地位を確立、出世のご利益を授かることを祈願する人も多いようです。

珍しい“人材確保”のご利益

水火天満宮の紹介では六玉稲荷大明神のご利益には“人材確保”というものまであります。

確かに人手不足が叫ばれる会社において人材確保は会社発展の観点からも重要課題。

リアルに現代社会の課題を反映したご利益というわけですね。

“人材確保”も“良縁結び”に繋がる、会社と人材の良き出会い、良き縁を反映したわかりやすいご利益ということですね。

玉子石で安産祈願も?

水火天満宮の境内はとても小さい限られた敷地ですが、他にも「玉子石」や「金龍水」などがあります。

「玉子石」は妊娠5ケ月以上の妊婦さんが撫でることで安産のご利益を授かることができます。

また六玉稲荷大明神の鳥居横にある「金龍水」は境内の湧水でこの清水を飲むと眼病を患っていた人が平癒したという言い伝えがあります。

他にも境内奥には末社が建ち並び、小さな敷地内に気になる岩石や清水などたくさんのスポットがあります。

水火天満宮へのアクセスと駐車場について

●水火天満宮
TEL075-441-6460
〒602-8222 京都府京都市上京区晴明町806
■拝観時間 9:00~17:30
■アクセス
・京都駅/市バス9系統「一条戻橋・晴明神社前」下車、徒歩すぐ
・四条烏丸/市バス12系統「一条戻橋・晴明神社前」下車、徒歩すぐ
・京阪三条/市バス12、59系統「堀川今出川」下車、徒歩3分
・市営地下鉄「今出川駅」下車、徒歩18分
駐車場  なし※周辺コインパーク利用


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まとめ

今回は水火天満宮の変わったご利益を中心に紹介させて頂きました。

春にはしだれ桜の隠れた名所として地元の方々に愛されるスポットでもあります。

桜開花期はライトアップも行われています。

また菅原道真公を御祭神にお祀りしており、水害から街を救った伝説から地元の守り神的な存在なんですね。

普段は観光で訪れる人も少ないのですが、御朱印めぐりで訪れる人、春のお花見に訪れる人が多いようです。

アクセスは比較的便利なので周辺観光と併せて訪れてみるのもいいかもしれませんね。

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