八大神社は宮本武蔵に縁のある神社、そのご利益と境内見どころを紹介

神社仏閣(観光)
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

京都でも有名な詩仙堂、圓光寺、金福寺など人気寺院が集中するエリアといえば一乗寺。

一乗寺下り松でも有名で現在は京都のラーメン激戦区としても知られています。

今回は、そんな一乗寺下り松よりさらに山手に佇む、八大神社を紹介します。

大人気アニメにも登場した八大神社、そのご利益とは?

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八大神社は宮本武蔵ゆかりの神社、そのご利益は?

八大神社(はちだいじんじゃ)には剣豪・宮本武蔵が吉岡一門と決闘をする際に参拝に訪れた由緒ある神社です。

境内は一乗寺の街中から一乗寺下り松も通り過ぎ、山手を登り切った場所、詩仙堂に隣接する神社として地元では有名です。

八大神社のご利益

八大神社は古くから学業の神様として信仰を集め、方除け、厄除けの神様としても知られています。

そして何より、実際に参拝してみるとわかるのですが、勝負運にもご利益があることがビンビン伝わってくる境内でした。

そう、二刀流の剣豪として名を馳せた宮本武蔵が吉岡一門と決闘を果たしたのが、一乗寺下り松が境内にあったという八大神社なのです。

境内には当時の一乗寺下り松の古木が祀られており、その隣には二刀流の構えをした宮本武蔵像が安置されています。

人気アニメにも登場した八大神社

八大神社は人気アニメ「名探偵コナン」第94巻にも登場、「恋と推理の剣道大会」「紅の修学旅行」のエピソードで描かれ、勝守が話題となりました。

境内にもその様子が紹介されており、この勝守を目当てに訪れる参拝者が多いです。

特に受験合格祈願にもご利益がある、ということで「名探偵コナン」ファンが多い若者にも聖地として人気があります。

勝負運のご利益由来は?

そもそも八大神社は、勝負運というよりは、古来より方除け、厄除けの神として信仰されてきました。

理由は、八大神社が京都の東北にあたる「表鬼門」に位置し、祇園の八坂神社と同じ御祭神、素戔嗚尊、稲田姫命を祀っているからです。

素戔嗚尊が出雲の国で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、稲田姫命と結婚した故事にちなんで、勝負事や縁結びのご利益でも知られています。

八大神社の境内見どころについて

続いて八大神社の見どころについて紹介していきましょう。

境内入口に八大神社の大きな鳥居があり、境内にも「一乗寺下り松の古木」が祀られていると紹介しましたが、白川通から少し東に緩やかな坂道を上がると「一乗寺下り松」の史跡が住宅街真ん中に見えてきます。

明らかに古木というより、全く歴史を感じさせない、綺麗で小さな松の木があるのですが、宮本武蔵が見た松の木ではありません。

一乗下り松のすぐそばには、八大神社の大きな一の鳥居があり、そこから坂道を東に上がって歩くこと約5分で八大神社境内入口に辿り着くことができます。

すぐ隣には美しい庭園や鹿威し発祥の地として有名な「詩仙堂」があり、隣接する形で鎮座しています。

ご本殿

御祭神は素盞嗚命(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)、八王子命(はちおうじのみこと)を祀り、現在のご本殿は1926年(大正15)に総尾州檜で造営された流造社殿となっています。

江戸時代からあった旧ご本殿は現ご本殿を造営する際、境内の西側に移築され宝物庫となっています。

また、ご本殿は拝殿、本殿から構成されており、祝詞門をはじめとする境内各所に掛かる注連縄は地元一乗寺で獲れたもち米の稲藁を使用、すべてを氏子の手によってひとつひとつ造られています。

また、ご本殿前に盛られた一対の砂山は「立砂(たてすな)」と称され、古来より山や岩などの自然物を御神体としていた神社では、神々をお迎えし祭祀を行う「憑代(よりしろ)」としての役割を果たしていました。

「立砂(たてすな)」は清浄を示す意味合いなどから、砂を盛るかたちは現在に伝承されています。

一乗寺下り松の古木

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一乗寺下り松の古木、元祖ということで建屋の中に大切に安置されています。

宮本武蔵が吉岡一門と決闘した当時から、明治時代まで存在していた下がり松の一部を御神木としてお祀りしています。

毎年5月大祭前と正月前には注連縄が氏子の手によって新しく掛けかえられます。

宮本武蔵像

宮本武蔵と吉岡一門の決闘400年を記念して2002年に建立されたブロンズ像。

決闘当時の若かりし20代前半の頃の宮本武蔵を再現してデザインが造られた像でもあります。

皇大神宮社(摂社)

天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受大御神(とようけのおおみかみ)と伊勢神宮こと「お伊勢さん」の神々をお祀りする境内摂社。

ご本殿の隣に鎮座し、年間の全ての祭事でご本殿とあわせて神饌がお供えされます。

常盤稲荷(摂社)

宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)をお祀りする境内摂社で境内末社がずらりと並ぶ右手から通路を抜けて坂道をあがった高台にポツリとあります。

ご本殿に向かって右手にある小高い丘の上にあるので気付かずにスルーしてしまうひとも多いかもしれません。

注意してせっかくなのでぜひ、お参りしましょう。

境内末社(九社)

ご本殿の脇にL字型にずらっと九つの境内末社が並んでおり、これだけ並ぶと思わず目がいってしまいます。

ひとつひとつの祠は小さいのですが、様々な御祭神が祀られていることから、ここ一乗寺地域での信仰の歴史の深さを伺い知ることができます。

各末社ともに年間7回斎行される御供祭において神饌が供えられ、また正月には鏡餅を供え、注連縄や値引松が飾られ、5月大祭時には菖蒲と蓬を屋根に乗せて玉串が飾られます。

普段はひっそりと佇んでいますが、祭事には華やかに際立つ姿をみることができます。

八大神社へのアクセスと駐車場について

●八大神社
TEL:075-781-9076
〒606-8156 京都府京都市左京区一乗寺松原町1
■拝観料金 境内自由
■拝観時間 境内自由、社務所9:00~17:00
■アクセス 叡電の「一乗寺駅」利用がいちばん便利!
・叡山電鉄「一乗寺駅」下車、徒歩13分
・市バス5番、北8番、京都バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩7分
■駐車場 参拝者専用6台(無料)あり


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まとめ

今回は、剣豪・宮本武蔵ゆかりの八大神社(はちだいじんじゃ)を紹介させて頂きました。

一乗寺下り松の古木、宮本武蔵といったキーワード以外では特に名が知られているわけではないし、むしろ近隣にある「詩仙堂」や「圓光寺」、そして松尾芭蕉ゆかりの「金福寺」の方が京都の名所として知られている印象があります。

毎年、干支に関連する神社に初詣もいいのですが、人生の岐路に立ち、“絶対に負けられない、失敗できない節目”を迎えた際にお参りすると心強いかもしれません。

Kyotaroも実際に訪れてみて大切に保管されている「一乗寺下り松の古木」、元祖・二刀流の若かりし宮本武蔵像を拝観することでなんか力が湧いてきたような気分に浸れました。

御朱印もいろいろな種類があり、また「名探偵コナン」にも出てきた「勝守」など注目の授かりものも多数あるのでぜひ、そのご利益にあやかりたいですね。

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の54歳、フツーの会社員からフリーランスに転身。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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