安祥寺、京都山科の古刹への行き方は?アクセスと境内見どころを紹介

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

京都山科には毘沙門堂、勧修寺、随心院をはじめ桜や紅葉を楽しめる有名寺院がたくさんあります。

山科駅の北側を流れる琵琶湖疎水のほとりにある「安祥寺」もそのひとつで2019年に五智如来坐像が国宝に指定されたことで話題になりました。

春には琵琶湖疎水沿いの桜、秋には紅葉が楽しめる京都山科の古刹・安祥寺(通常非公開)について詳しく見ていきましょう。


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京都山科にある安祥寺への行き方は?便利なアクセス方法を紹介

安祥寺は京都山科にある古刹で創建848年(嘉祥元)と歴史が古い通常非公開の寺院です。

創建当時は鏡山陵以東の山科一帯を寺領として隆盛を極めましたが、応仁・文明の乱で荒廃したといいます。

現在の寺領は江戸時代に徳川家康の命により還附され、現在の安祥寺の寺域となり、現在は山科駅の北側を通る琵琶湖疎水の傍らにひっそりと建つ寺院となっています。

安祥寺の行き方について紹介します。

安祥寺の最寄駅は?


安祥寺の最寄駅はJR、京阪京津線、地下鉄東西線のそれぞれ「山科駅」となり、駅から徒歩約10分の場所にあります。

桜と紅葉名勝で有名な「毘沙門堂門跡」からも近い場所にあり、併せて観光することもできる便利な立地条件にあります。

わかりやすいのは山科駅の北側を走る「琵琶湖疎水」を目指し、疎水のほとりにある京都府立洛東高等学校に隣接した立地となっています。

ルート的には山科駅北側の道を右手に進むと毘沙門堂へ、左手に進むと安祥寺へ向かう事になります。

毘沙門堂を拝観後に行くとするなら、琵琶湖疎水まで戻ってきたら疎水沿いを西方向(京都方向)へ歩いて5分程度歩いたほとりに安祥寺があります。

安祥寺に駐車場はあるのか?

安祥寺には専用駐車場がありませんのでマイカーで行くことはおすすめ出来ません。

また山科駅北側は住宅街が広がり、道路もそこまで広くないので土地勘のない方には迷路のように感じるため“道に迷う”確率が高いので公共交通機関を利用しましょう。

京都観光で最寄駅から徒歩10分圏内というのはとても便利な好立地といえますし、渋滞等によるタイムロスも少ないので安祥寺へは山科駅を起点にすることをお薦めします。

安祥寺の見どころについて

安祥寺の見どころについて紹介します。

境内はそこまで広くないので30分もあれば拝観ができます。

また山科駅北側にある山野の一角に境内伽藍が広がる寺院で自然と調和した静かな寺院となっていますのでゆっくり拝観することができます。

境内見どころについて詳しく見ていきましょう。

観音堂

安祥寺の本堂にあたる観音堂は薬医門から真正面に建つお堂で1817年(文化14)の建立。

堂内も拝観でき、御本尊は十一面観音菩薩立像で奈良時代の僧「越智山泰澄」の作と云われ、国の重要文化財に指定されています。

また観音堂には他にも平安時代の四天王立像、鎌倉時代の不動明王立像、安祥寺を復興させた徳川家康坐像も安置されています。

境内でもいちばん大きなお堂で立地場所から本堂にあたる建物であることは一目瞭然です。

青龍社(青龍大権現御宝殿)

安祥寺一山の鎮守・伽藍神である「青龍大権現」を祀る比較的新しいお堂。

安祥寺創建当時に上下両寺建立に際し、開基の恵運僧都自ら唐西安の青龍寺より請来した青龍大権現を鎮守として祀ったのがはじまり。

現在の建物は「五智如来坐像」の国宝指定を記念して2020年(令和2)に完全修復されたものとなっています。

多宝塔跡

青龍社から拝観順路を進んだ先、地蔵堂手前の林間にかつてあった多宝塔の土台のみが残されています。

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1906年(明治39)に焼失しましたが、その前まで2019年に国宝に指定された「五智如来坐像」が安置されていたことでも知られています。

地蔵堂

1772年(明和9)に建立され、御本尊は鎌倉時代後期に造られたという地蔵菩薩坐像です。

開基・恵運僧都が中国より請来したと云われています。

秋には周囲の紅葉とお堂のコントラストに“京都らしい”風景を楽しむことができます。

大師堂

弘法大師(空海)によって日本に伝えられた「真言密教」は平安時代末期に十二の法流に受け継がれ、そのひとつである「安祥寺流」を第十一世宗意が樹立します。

御本尊は弘法大師像を安置し、他にも開基・恵運僧都、十一世・宗意律師、二十一世・興雅僧正、二十二世・宥快法印の尊像が祀られています。

安祥寺における真言密教発祥地として需要な役割を担うお堂でもあります。

地蔵堂と並ぶように建っており、紅葉時期には風情ある景観を楽しむこともできます。

弁天社

観音堂の前にある境内社で池垣に囲まれた島に小さな祠が建っています。

2021秋に訪れた時は池垣の水は抜かれていました。

鐘楼堂

1751年から宝暦年間に建立されたという鐘楼堂、梵鐘は1306年(嘉元4)の鋳造ですが、なぜか摂州渡邊安曇寺の銘が刻まれています。

これは豊臣秀吉の朝鮮出兵に際し、五畿内(山城、大和、河内、和泉、摂州)から陣鐘として出された鐘のひとつで出兵後に間違って安曇寺の鐘が返納されたと云われています。

では安祥寺の鐘は安曇寺にあるのか?と気になるところではありますが“祥”と“曇”の文字を見間違えたと考えるのが自然かも。

安祥寺ゆかり国宝・五智如来坐像

安祥寺といえば、かつて隆盛を極めた当時は上寺と呼ばれた“山上伽藍”にあった礼仏堂に祀られていた「五智如来坐像」が2019年に国宝に指定されたのは記憶に新しいところ。

徳川家康に寺領が還附された江戸時代に「五智如来坐像」は多宝塔に安置されていましたが、現在は京都国立博物館に寄託されています。

1906年(明治39)に多宝塔が焼失した当時、既に京都国立博物館へ寄託されていたので幸いに難を逃れ、2019年の国宝指定に至りました。

安祥寺へのアクセスと駐車場について

●吉祥山宝塔院安祥寺
TEL:075-581-0853
〒607-8406 京都府京都市山科区御陵平林町22
■拝観料金 ※通常非公開
■拝観時間 ※通常非公開
■アクセス 各線・山科駅から徒歩10分
・JR東海道本線(琵琶湖線)「山科駅」から徒歩10分
・京阪京津線「山科駅」から徒歩10分
・市営地下鉄東西線「山科駅」から徒歩10分
■駐車場  専用駐車場なし


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まとめ

今回は通常非公開寺院の京都山科にある安祥寺を紹介させて頂きました。

2021年秋の特別公開では11月3日から14日までの限られた期間で一般公開がされていたので毘沙門堂を訪れた帰りに行ってきました。

2021年秋は夜間特別拝観も行われ、疫病退散を願う“希望の灯り”が灯る「ひかりの京都キャンペーン」イベント対象寺院になっていました。

拝観自体は30分でしたが、自然と調和した境内はとても静かで歴史が古い寺院をゆったり堪能できました。

通常非公開なのでいつでも訪れて拝観できるわけではありませんが、次回の公開時にはまた訪れたいと思います。

寺院前には琵琶湖疎水が流れており、毘沙門堂や勧修寺、随心院など山科の名所へアクセスも便利な立地となっています。

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