“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
京都西山三山も言わずと知れた紅葉名勝で嵐山、東山と並ぶ美しい秋の風景が楽しむことができます。
絶景眺望ができる善峯寺、京都を代表する紅葉名勝の光明寺、花手水で有名な柳谷観音楊谷寺の美しい紅葉を堪能するベストルートについてまとめました。
気になるアクセス情報とともに見ていきましょう。
京都市街を一望できる善峯寺の紅葉
善峯寺は西国三十三ケ所・第20番札所としても知られ、京都西山の中腹に佇む古刹。
西国三十三ケ所霊場のひとつということもあり、一年を通じ多くの参拝客が訪れるのですが、公共交通機関でのアクセスが不便な寺院でもあります。
秋には美しい紅葉が境内を彩るので巡礼以外にも観光客やハイキングで訪れる人も多く、西山を代表する紅葉スポットとしても人気です。
善峯寺境内の紅葉見どころ
善峯寺は京都西山の中腹にあり、西国三十三ケ所・第20番札所ということもあり、境内は観音堂と呼ばれる本堂、釈迦堂、薬師堂が山の斜面に沿うように三段構造のように建っています。
観音堂が山門から正面でいちばん標高が低い場所にあり、順に釈迦堂、薬師堂と続きます。
紅葉見どころは観音堂より先にある、鐘楼、遊龍の松、多宝塔などがある周辺、釈迦堂から薬師堂がある「奥之院」入口周辺、そして薬師堂の裏側で紅葉を楽しむことができます。
美しい紅葉と京都市街が一望できる絶好のロケーションが鐘楼~開山堂周辺、釈迦堂前、薬師堂前からそれぞれ眺望することができます。
いちばん標高の高い薬師堂からの眺望がいちばんの絶景ですが、Kyotaro個人的には薬師堂の手前にある「けいしょう殿」ベンチに座って眺める景観が気に入ってます。
交通が不便な善峯寺へのアクセス
とにかく善峯寺は公共交通機関でのアクセスが不便な寺院で柳谷観音楊谷寺とならぶ難所と言っても過言ではありません。
最寄駅からタクシーだと往復で5,000円前後、バスだと片道で30分以上(運賃370円)かかり、とにかく不便です。
難所ということもあり大きな駐車場があり、普通車は有料1回500円で利用ができるので最寄駅からの往復バス運賃よりも安く、自分のペースで拝観できるのでマイカーが便利です。
バスも本数に限りがあり、復路のバス出発時間を気にしながら拝観しないといけませんし、タクシーで最寄駅から往復5,000円は高すぎますしね。
またこの後、紹介する光明寺、柳谷観音楊谷寺も一緒に巡るのであればマイカーがより効率的で便利、西山三山を半日で巡ることも可能です。
紅葉番付は“西の横綱”西山光明寺のもみじトンネル
京都の紅葉名勝を東西で分けるなら、東の「永観堂」に対して西の「光明寺」といったところでしょうか。
光明寺といえば紅葉シーズンは大渋滞するイメージがありますが、今回訪ねたのは11月23日祝日開門直後、しかも車で行ってきましたが、そこまで人は多くありませんでした。
車も開門前ということもあり、満車になる前に無事停めることができました。
境内の紅葉見どころは境内の御影堂、阿弥陀堂を拝観後に通る「もみじ参道」と呼ばれる下山道沿いに広がる“もみじのトンネル”です。
美しい紅葉の様子をシェアします。
光明寺境内の紅葉見どころ
光明寺の紅葉見どころのハイライトは何といっても「薬医門」周辺の「もみじ参道」です。
光明寺の紅葉シーンの写真といえばこの“もみじトンネル”といってもいいくらい“紅葉の光明寺”の代名詞になっています。
他にも表参道の長く緩やかな石段、鐘楼、御影堂、釈迦堂前に建つ勅使門周辺や「もみじ参道」手前にある境内摂社付近でも紅葉を楽しむことができます。
2021年の特別入山期間には、境内において花手水のお披露目や観音菩薩、不動明王、地蔵菩薩といった秘仏公開も行われており、見どころ満載の特別入山となりました。
ハイライトの「もみじ参道」では、午前中に訪れたこともあり、朝陽に輝くもみじがとても綺麗で幻想的な景観を創り出していました。
紅葉ピーク期の光明寺へ車で行くなら?
光明寺へ紅葉ピーク期にマイカーで行くのなら8時30分までに「臨時駐車場」へ到着できるように行きましょう。
紅葉ピーク期に光明寺へ自家用車で行くと必ず大渋滞に巻き込まれる、というのがコロナ前までの常識でしたが、2021年緊急事態宣言明けの様子は若干異なるようでした。
Kyotaroが訪れたのはまさに紅葉ピークの始まる11月23日祝日の開門前8時30分頃に光明寺前まで車で行ってみました。
特に大きな渋滞もなく、光明寺山門前の駐車場までたどり着きましたが、特別入山期間中はここが大型バス専用の降車場となるため、マイカーは停めることが出来ません。
特別入山期間中は光明寺の北側(光明寺前を右折)に設けられる「臨時駐車場」を利用することになり、そちらへ停めて光明寺まで約4分程度歩きます。
開門9時の30分前、8時30分に駐車場に入ったので、かなり余裕がありましたが、拝観後に駐車場へ戻った10時前には既に満車となっていました。
花手水も紅葉グラデーションに!?柳谷観音楊谷寺
西山三山の最南端にあたるのが「柳谷観音楊谷寺」です。
柳谷観音楊谷寺は当ブログでもあじさいウィークをはじめとする「花手水」が有名な寺院として紹介しておりますが、今回紹介するのは紅葉ウィークの様子です。
詳しく見ていきましょう。
柳谷観音楊谷寺の紅葉ウィーク見どころ
柳谷観音楊谷寺の紅葉ウィーク期間の見どころは何といっても「上書院特別拝観」です。
上書院から眺める紅葉は格別で2020年にはライトアップ時間帯に訪ねたのですが、2021年秋は午前中に訪れました。
光明寺と同様に午前中に訪れたので眩しい朝陽に紅葉が反射して美しい景観となり、眩しく美しい絶景が広がっていました。
上書院には1階部分と奥の階段を上がった先に広がる2階部分からの眺めを楽しむことができるのですが、全く異なった景観が広がるのでぜひ両方とも拝観してほしいですね。
特別拝観の期間中、上書院の入口には「足香(そっこう)」というお清めのけむりが焚かれており、足香を跨いで上書院へとあがりましょう。
「足香」とは僧侶が法要の際に跨いでお清めをするものとしても有名です。
上書院を拝観後はそのまま奥之院まで上がっていき、参道を降りて本堂前に戻りましたが、愛染堂や奥之院周辺、奥之院から下る参道沿いの紅葉がピークを迎え見事でした。
途中にはインスタ映えでも有名なハート形のベンチもあり、花手水に加え、あちこちに遊び心満載、訪れた人の心を癒してくれるスポットが点在してるのが嬉しいですね。
柳谷観音楊谷寺といえば花手水
柳谷観音楊谷寺といえばやはり「花手水」ですね。
山門横にある「花手水」が有名ですが、本堂から上がる書院入口と出口にある小さな花手水もSNSでは話題となっており、紅葉ウィークは書院の花手水が紅葉手水になります。
2020年上書院ライトアップで訪れた時もそうでしたが、この時期はもみじのグラデーションで彩られたハート型の“紅葉手水”が話題となっています。
花手水も各寺オリジナルの装飾がなされ、年々変わっていったり、規模が拡大したり、また華だけでなく、装飾品が付け加えられたりして訪れた人の心を癒してくれます。
境内には複数の花手水があるのでどこにあるのか?探しながら拝観するのも楽しみのひとつですね。
あなたもぜひじっくりと拝観して花手水によるおもてなしの心を体感してみて下さい。
柳谷観音楊谷寺へのアクセスは車が必須?
西山三山のいちばん南に位置するのが柳谷観音楊谷寺ですが、ここも最寄りのバス停から徒歩約40分という超不便な立地となっています。
よってKyotaroも車以外で行ったことがなく、いつもマイカーで拝観に訪れます。
普段は拝観料もかからず、駐車場も完備で100台程度は停められ、駐車料金もかからないのですが、紅葉ウィークに行った2021年11月23日祝日の午前中は駐車料金500円が必要でした。
長岡京市方面から京都縦貫道沿いに山手に進み、途中離合が厳しい箇所を通り抜けた先に柳谷観音楊谷寺はあります。
光明寺からは車で約15~20分の距離となっており、マイカーで移動すると便利に辿り着くことができます。
まとめ
2021年紅葉のクライマックスとなる西山三山の紅葉を紹介させて頂きました。
京都西山に佇む3つの古刹はぞれぞれで魅力的な紅葉の絶景を楽しむことができ、さらに善峯寺では京都市街の眺望、光明寺ではもみじ参道の紅葉トンネル、柳谷観音楊谷寺では花手水を楽しむことができます。
公共交通機関でのアクセスが非常に不便な3ケ寺ですが、紅葉ピーク時でも午前中であればそこまで人は多くありませんでした。
おすすめの拝観順は光明寺→善峯寺→柳谷観音楊谷寺の順で車での移動時間は光明寺→善峯寺が約20分、光明寺→柳谷観音楊谷寺が約15~分前後となっています。
各寺とも大きな専用駐車場がある(※光明寺は臨時駐車場)のでそちらを利用しましょう。
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